アビスパ福岡アビスパ福岡


今季ここまでのベスト布陣

オプタ アビスパ福岡
GK 水谷雄一 経験豊富で冷静沈着。ベテランGK。
DF 中村北斗 速さと身体の強さ、そして強気な姿勢が持ち味
DF 永野聡 高さに滅法強い。新人ながらレギュラーを獲得
DF 千代反田充 最終ラインをコントロールする守備の司令塔
DF アレックス 古賀選手とのコンビプレーで左サイドを崩す
MF ホベルト 攻守の要。彼抜きに福岡のサッカーは語れない
MF 山形恭平 シーズン途中からの転向も攻撃面での貢献大
MF 宮崎光平 スピードと切れのあるドリブルはかみそりの鋭さ
MF 古賀誠史 左足の職人。鉈のような力強さで相手をなぎ倒す
FW 田中佑昌 福岡ユース出身。大ブレークの予感を漂わせる
FW グラウシオ 誰もが認める福岡のエース。得点王も視野に




4−4−2から繰り出す組織サッカーはJ2トップレベル



 松田監督就任以来、一貫して取り組んできた4−4−2のフォーメーションから繰り出す組織サッカーはJ2ではトップレベル。奪ったボールをシンプルにつないでトップに当て、そこからボランチを経由して両サイドに展開して攻め込むのが基本パターン。右からは宮崎が、左からは古賀がスピード溢れる突破を見せる。特に、ホベルト、アレックス、グラウシオ、古賀の4人で作る左サイドの攻撃力は圧巻。相手にとっては分かっていても簡単には止められない。

 松下裕樹が怪我で離脱したことで中盤の守備力が心配されたが、それはホベルトが獅子奮迅の活躍を見せてカバー。松下の代わりに山形恭平をボランチに起用したことで、むしろ攻撃力はアップした。そして最終ラインでは高さに強い長野がフィジカル系のプレーで相手を跳ね返し、千代反田が的確なコーチングとポジショニングで最終ラインをまとめている。総得点、総失点ともに安定した数字を残しているのは、福岡のフォーメーションがバランスの良さを保っているからこそだ。

 それでいて、それぞれのポジションを流動的に変化させているのが福岡の最大の特徴。前線では2トップと両ワイドの4人が前後左右に入れ替わるのをはじめ、それぞれのブロックで前後左右のポジションチェンジが頻繁に行われ、攻守にわたってバランスを保っている。シーズン開幕当初は、サイド攻撃がワンパターン化した時期もあったが、試合を重ねることで臨機応変さが加わった。

Reported by 中倉一志