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今季ベストマッチ

湘南ベルマーレ
公式記録

湘南 4 - 3 鳥栖
6月18日(土) 2005 J2リーグ戦 第17節
(14:01/平塚/4,280人)
 得点者:'14 鈴木孝明(鳥栖)、'17 柿本倫明(湘南)、'33 新居辰基(鳥栖)、'36 柿本倫明(湘南)、'56 加藤望(湘南)、'67 鈴木孝明(鳥栖)、'86 佐藤悠介(湘南)


チームがひとつになり結果を掴んだ重要な一戦



 たとえば首位の京都の戦いぶりをみたとき、ホームでは圧倒しアウェイでは負けない、という定石ともいえる、勝負の機微を熟知した采配とそれを実現させるチームづくりが窺える。これは山形での3年間を経て昨年来、京都で指揮を執る柱谷監督が導き出した、J2リーグの戦い方のひとつの結晶といえるだろう。前述の戦い方をベースに、さらにアウェイでも白星を重ねたことが、これまでの独走を支持している。さらに第3クールの連敗はともかくとして、負けた直後の試合で確実に修正を図り、けっして泥沼に嵌らない。第2クール初戦、ホームに鳥栖を迎え0−3で敗れたあとに7連勝を記録した事実も、その強度の一端を示したといえる。

 さて湘南の今シーズンを振り返ると、第1クールはある程度順当な星取りを重ねたといえるのではないだろうか。第11節終了時には5位、勝ち点も2位山形と2差しか離れていない。ホームとアウェイ合わせて2つの黒星を喫してはいたが、大崩れもなく、好位置につけていたといえよう。

 しかし第2クール、第13節にホームで札幌に0−3で敗れると、続く京都、福岡との対戦でも連敗を喫し、少なくとも負けないという第1クールには死守していた結界が壊れた。序盤に見せた、ホームでは勝ちアウェイでは負けない戦いが、2順目に入り相手の研究が進むなかで、「勝てない」泥沼へと次第に引きずり込まれていく。もちろん上位陣との連戦という不遇も手伝ったわけだが、第16節終了時には8位に後退し、2位に順位を上げた福岡との勝ち点は7差まで広がっていた。

 引き分け、そして初の連敗を喫し、じつに8試合のあいだ勝利から見放されたなかで迎えた第17節、ホームの鳥栖戦は、最後まで勝ち点3にこだわり結果を掴み取った集中力の高いゲームだった。序盤は相手の素早い寄せに手を焼き後手を踏むが、ゴールを奪われても得点ランキング上位に名を連ねる柿本倫明の2ゴールによって即座に奪い返した。2−2の同点で迎えた後半には、加藤望がヘディングシュートをねじ込み、この試合で初めてリードする。鳥栖も粘り今度は逆に追いつかれるものの86分に佐藤悠介が直接フリーキックを沈め、最後まで予断を許さなかったシーソーゲームに決着をつけたのだった。

 3失点を喫しながらそれを上回る得点を全員攻撃で奪ったこと、最後まで高い集中力を絶やさなかったこと、なにより昇格に向け勝利しか選択肢のない一戦で結果を掴んだこと――内容がよくても結果が伴わない展開に幾度も口惜しさを味わってきたなかで、チームがひとつになり結果を掴んだ第17節の鳥栖戦は印象深い。この試合ののち、湘南は息を吹き返し、鳥栖戦を含めホーム4連勝を記録した。

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ポイントとなる選手(とはいえ気持ちとしては全員ですが)

1 佐藤悠介(決勝点=自身初ゴール)

2 加藤望(1ゴール1アシスト)

*2ゴールの柿本はMVPにしたので除外

この試合の注目選手はジェフェルソン(もう退団してしまいましたが…)、それと佐藤です。

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Reported by 隈元大吾