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2007年3月2日(金)

【レッツゴーACL】川崎Fの対戦相手のバンコクユニバーシティFCでプレーする深澤仁博選手インタビュー

3月21日(水)に等々力で川崎FがACLで対戦するタイのバンコクユニバーシティFC。このチームに日本人プレーヤーがいることをご存知だろうか。その日本人プレーヤーとは横浜FMや新潟で右MFとして活躍をしていた深澤仁博選手だ。新潟の次にカナダのモントリオールで2シーズンを過ごし、今年からバンコクユニバーシティFCへと加入した。その深澤選手にタイのサッカー、バンコクユニバーシティFCについて、5月23日(水)に川崎Fが戦うスタジアムについてなどの直撃取材を敢行した!


Q:タイのサッカーの特徴について教えてください。

 個人のテクニックは凄くあります。細かな技術などに長けてますね。皆本当にボール回しとかは上手くて、驚きました。タイではサッカー人気はとても高くて、この間、日本代表が北朝鮮とやってドイツワールドカップの出場を決めたスパチャラサイ競技場でタイ代表とシンガポール代表が戦ったのですが、その際は4万人が詰め掛けて満員でした。僕も観に行ったのですが、座る場所がないくらい満員でした。ただテクニックは凄くあるのですが集中力だったり、戦う気持ちや規律などが、まだ十分ではないですね。また個人プレーにも走りがちな傾向があるかもしれません。なので代表戦とか国際レベルでは勝ちあがっていけない感じかなと思っています。それでもJリーグとかでも通用するかなという選手は何人かいますね。


Q:タイのプロリーグのタイ・プレミアリーグとはどのようなリーグですか?
 
 今年は3月17日に開幕します。ただ対戦カードの関係で、バンコクユニバーシティFCの初戦は3月24日(土)からです。本場イングランドのプレミアリーグはタイでも大人気でケーブルテレビやCS放送で放映されていて、かなりの人が見ています。それに比べるとタイ・プレミアリーグの盛り上がりは、そんなにないみたいですね。ただ今年からプレーするので、直接はまだ知らないのですが。


Q:所属されているバンコクユニバーシティFCとはどのようなチームなのですか?

 バンコクユニバーシティサッカー部がUリーグ(大学リーグ)とかでも強くて何度か優勝をしていたので、それならば更に上のカテゴリーのタイ・プレミアリーグというプロリーグに参戦しようということで作ったチームのようです。選手は基本的にはバンコクユニバーシティのOBの選手と現役のサッカー部員で構成されていて僕以外は全員タイ人です。

現役のサッカー部員はタイ・プレミアリーグにも出場しますが、Uリーグの方にも出場しています。学生以外は基本的には皆プロの選手です。練習場は、大学のキャンパス内にあるグランドでやっています。場所はタイから北の方へ行って、昔の国際空港(ドンムアン空港)があったあたりをさらに北の方へ行ったところで、市内からタクシーとかで飛ばしても50分くらいかかります。今は、この練習場の近くにアパートを借りてもらって、そこで暮らしています。

  
<バンコク大学の練習場での練習風景>


昼間は暑いので基本的に夕方か夜から練習が始まります。監督のソムチャイ氏は、昔、日本のコスモ石油でもプレーしたことがある人なので、少し日本語を話します。練習メニューは、Jリーグのチームやカナダのチームとほとんど同じような感じですね。ただ時間に大らかと言うか緩いというか、練習開始時間がキッチリ決まってなくて、誰々が来てないからまだ待っていようかみたいな感じだったりして、いつ始まるかわからなかったりするのがタイらしいなと思います。またタイは曜日によって色が決まっていたりするので、練習着も曜日によって色が変わったりします。

ピッチ上での会話については、最低限のタイ語を覚えたので、それでコミュニケーションをとっています。監督からの指示は日本語と英語とタイ語のミックスです。チームの戦い方としてはポゼッションサッカーです。ボールを保持して、相手を崩していくスタイルです。僕は右サイドのMFとして試合に出ると思います。

ちなみに選手たちは細かい技術はホントありますね。ボール回しとかは凄く上手いですし、好きなのでほっといたら1時間くらいボール回しを平気でやっているくらいです。後は必要なのは、戦術理解度であったり、規律であったり、戦う気持ちだと思います。

  
<香港遠征時の練習風景   練習試合の対戦相手はレンジャース>


Q:バンコクユニバーシティFCへ移籍した経緯を教えてください。

 モントリオールで2シーズンを過ごした後に、アジア方面でのプレーの可能性を探っていたときに、知り合い伝手で、このチームを紹介されました。そして1週間ほどテストを受けて合格し、加入することになりました。ACLがあって、日本を含め、アジア各国の強豪クラブと戦えるからという理由で移籍したのではなくて、移籍したクラブがACLに出場することになっていたというのが実情ですね(笑)
チームから僕に期待されていることとしては、若い選手が多く、国際試合の経験も少ないので、ベテランの僕が持っている経験などを期待されているところかなと思っています。チームは学生時代から一緒にプレーしている人たちが殆んどなので、凄く仲が良くてアットホームな感じでひとつの家族のようです。そして僕もその中に受け入れられていて凄く助かっています。

Q:ACLについてタイではどのような報道がされていますか?

 そうですね・・・。新聞とかは良くみるのですが、タイ語なので何が書かれているか良くわからないんです・・・。だからどういう報道されているか分からないんです(笑)

Q:ACLに向けてチーム内ではどのような話がされていますか?

 タイ・プレミアリーグの初戦が3月24日(土)からなので、チームとしての2007シーズンの初戦が、3月7日(水)のACLになります。相手は韓国の全南で、監督は既にビデオとかで分析をしていると思いますが、まだチームミーティングでは全南については話されていないですね。また川崎Fについても監督は、既に分析は始めていると思います。個人的には、日本のクラブだけでなくアジアの各国の強豪クラブと公式戦で対戦できるのは非常にやりがいがあります。3月21日(水)川崎F日本に行けるのは嬉しいですが、日本のクラブだからといって特別に力が入るわけではなく、一戦一戦全てが同様に大事なので、しっかり戦っていきます。

Q:川崎Fと対戦する時の会場であるタイ-ジャパニーズスタジアムとはどんな所でしょうか?

 場所は、街の中心に近く、労働省などが近くにあったと思います。バンコクユニバーシティFCが普段試合をするスタジアムではないのですが、この間一度だけ練習に行きました。サッカー専用ではなく陸上トラックがありキャパシティは5000人ぐらいかなーって感じで多くても1万人入るかなという感じでこじんまりとしたスタジアムという印象です。芝生の状態は、所々芝が薄いところもありますが、まずまずかもしれませんね。下はちょっと固めで、芝は短く刈り込んでいて、ボールは走りますが、練習した時はバウンドがイレギュラーしたりもしていました。

Q:最後に深澤選手のアピールポイントをお願いします!

右サイドでのチャンスメイクですね。ただ僕だけではなくてタイの選手のプレーにも是非注目してください!


■深澤仁博選手プロフィール
  
<モントリオールでのプレー風景。2シーズンで53試合に出場した>

1977年静岡県沼津市出身。高校時代は名門静岡学園高校にて選手権に出場。96年に横浜マリノス(当時)に加入。翌年アルゼンチンのリーベルプレートに留学。帰国後97年から99年まで横浜マリノス(F・マリノス)にてリーグ戦・カップ戦・天皇杯で14試合出場3得点。99年途中からスペインのテネリフェへ移籍。00年に横浜F・マリノスに戻ってきた後、当時J2の新潟へ移籍。新潟では5シーズンを過ごし150試合以上(リーグ戦は134試合)に出場。05年からカナダのモントリオールで2シーズンプレーし53試合に出場。07年からバンコクユニバーシティFCへ移籍し、新たな挑戦を始めている。ポジションは右サイドのMFでテクニックと力強さを併せ持ったドリブルからチャンスメイクが持ち味。

  
<モントリオール在籍時の写真>

以上

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