【J2第16節 Jリーグレビュー】川崎vs札幌 川崎が勝ち点3を手にする
4連勝中の2位川崎と5月負けなしの5位札幌が直接対決したこの試合は、ジョアン・カルロス監督が「大事なゲーム」と言う通り重要な試合だった。勝ち点差は6と接近したものだったが、試合開始直後から両チームの力の差ははっきりと現れる。
「守備はコントロールできた。ロングボールは対応できたが、セカンドボールを拾えなかった」とジョアン・カルロス監督は試合を振り返っているが、その言葉どおり試合を支配したのは川崎だった。中盤を圧倒し、おもしろいようにボールをつないでゴールに迫る。ただ、川崎の攻撃を前に札幌もベテランの佐藤尽、曽田を中心とした守備陣が、ゴールに固い鍵をかけ続けた。
万全の守備に見えた札幌の最終ラインだったが、繰り返される川崎の波状攻撃を前に集中力が切れてしまう。
後半の58分。ゴール前の札幌ボールに対して今野がプレッシャーをかけ、ミスを誘って奪うとGKとの1対1を落ち着いて決める。
石崎監督は「2点目が取れなかった」ことを反省していたが、終盤の札幌の猛攻をしのいで勝ち取った勝ち点3は十分の価値を持つものだった。
内容と結果が一致せず引き分け続きの苦しいときもあったが、やり方を変えずに試合を続けてきた川崎が第二クールに入って広島の追撃体制に入ってきている。
「ぼくのオウンゴール(14節福岡戦)を除けば、5試合点を取られていないですからね。もちろんぼくらだけがいいのではなく、前からのプレスが利いていますよね。ただ、まだ上(広島)とは離れていますのでまだまだです」という岡山のコメントが川崎の雰囲気を代弁している。シーズンはまだまだ長い。好調の川崎に油断はなさそうだ。
2003.6.9 Reported by 江藤高志
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