●京都パープルサンガ MF 15 中山博貴


2003年からコンスタントに選ばれていた各年代の日本代表だったが、今年はまだ。理由の一つにチームでの出場回数が挙げられるだろう。昨季の出場は2試合のみ、今年も第25節までは途中出場しかしていなかった。そんな状況での連続の先発起用、これは代表選出へのアピールになる。そして、チームの、攻撃の中心を担うであろう中山への期待の大きさでもあるはずだ。残留ため、確実に結果を出さなければならない中での起用は大きな重圧だろう。だがそれは中山にとって貴重な経験になるだけに、こうした状況でのプレーは大きな試練でもあり、ひと回り大きくなるためのチャンスでもあるはずだ。
そんな中山のプレーの特徴は攻撃の"オールマイティーさ"だろう。ドリブル、パス、展開力、シュートと攻撃面に必要なセンスは取り揃えているといっていい。やや難点なのが守備への貢献と運動量か。しかし、美濃部監督は試合形式で守備の確認、意識を高めるトレーニングも時間を割いて行っており、その中で中山の課題も改善されるだろう。
大宮戦で、角田の同点ゴールを呼び込んだコーナーキックは、後半開始早々に見せた中山・渡邉のワンツー突破から。攻撃のリズムを変え、スピードアップさせる中山のダイレクト、ワンタッチのパスはセンス抜群。また、浦和戦でも強力ボランチ、DF相手に落ち着いたボールキープを見せ、攻撃の糸口を探っていた。京都の攻撃を牽引する若き司令塔のポテンシャルは日本代表に値するはずだ。
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Reported by 武田賢宗