清水 1 - 0 神戸 (15:03/日本平/18,333人)
得点者:'6 青山直晃(清水)
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ほぼ満員に近い1万8千人超が詰めかけた日本平スタジアムでの開幕戦。多少ヒヤヒヤしながらもホームの清水が1-0で勝ち点3を得たゲームには、何か目に見えない力も働いていたかもしれない。
清水のスタメンは、伊東がプレシーズンマッチのときとは違って左MFに入り、藤本が右MFに入った他は、大方の予想通り。対する神戸は、大久保嘉の復帰が結局間に合わず(遠征に帯同せず)、右サイドバックの石櫃も欠場して、代わりにFWからコンバートされたばかりの茂木が先発。そのため、キャプテンの三浦が左FWに入り、ボッティがトップ下、栗原がボランチに入ったあたりが、開幕前の予想記事と異なる部分。
立ち上がりは、神戸の前線からのプレッシャーがかからず、清水がボールを支配する展開となった。そして6分には藤本の左CKから青山が豪快に頭で決めて、幸先良く先制。青山がファーサイドの離れた位置から勢いよく中に飛びこんでくるという新しい形が見事にはまり、ヘディングでのゴールを増やすという課題のある清水にとっては、最高のスタートとなった。
だが、その後はボールを支配しながらも攻撃はもうひとつ。「ゴール前でワンプレー多かったり、サイドでなかなかシンプルにプレーできなくて、シュートも少なかった」と長谷川監督が振り返ったように、やや攻撃に余計な手間がかかり、相手の守備をきれいに崩しきる場面を増やすことができない。トップ下に入った注目のフェルナンジーニョも、まだコンディション的にもコンビネーション的にも本来の力が出ておらず、ドリブルでは思うように抜ききれず、パスのタイミングもワンテンポ遅れる場面が目立った。
そうこうしているうちに、神戸のほうが徐々に落ち着きを取り戻し、中盤でのプレスもかかるようになってくる。そのため、清水も序盤ほど自由にボールを回せなくなり、膠着状態になりつつある中で前半を終えた。
後半になっても清水は相変わらずリズムに乗れず、ミスも目立ってきた中で、神戸が盛り返していく。前半よりも前からボールを奪えるようになり、「エスパルスが途中から足が止まってきたというのもあるし、うちのフリーランが増えてきて、ある程度スペースを使えるようになってきた」(榎本)というように、自分たちの形を少しずつ増やしていった。
そして、25分を過ぎたあたりからは、神戸がセカンドボールをよく拾い、清水陣内に押しこむ時間が長くなる。28分には、右クロスのこぼれ球から三浦が決定的なボレーシュートを放つが、これはGK西部が身体を張ってファインセーブ。その他にも神戸にいくつかのチャンスがあったが、清水のDF陣が気持ちの入った守りで踏ん張る。
長谷川監督は、この悪い流れを何とか変えようと30分に枝村(←フェルナンジーニョ)と岡崎(←矢島)を同時に投入。これで前線の運動量が増え、枝村がよく動いてつなぎ役となり、ポゼッションを回復していく。交代策が功を奏して終盤は一進一退の展開になる中、43分には枝村のアーリークロスから清水が決定的なチャンスを迎えるが、これはチョがシュートをふかしてしまう。
もちろん、神戸も最後まであきらめることなく、ロスタイムの46分にもビッグチャンスを作ったが、これはDF市川が気迫のスライディングで阻止。結局、清水が何とか最後まで神戸の攻撃を抑えきり、1-0で2年連続の開幕戦勝利を飾った。
清水としてはやや不本意な内容であったが、それは開幕戦ではよくあることだ。少なくとも、いくつかあった危ない場面を何とか守りきり、失点を0に抑えたことは大きな収穫。そこには日本平をいっぱいに埋めたサポーターの力も少なからず作用したことだろう。
ただ、敗れた神戸としても、自信を失うようなゲームではなかった。次のホーム開幕戦に向けてしっかりと気持ちを切り換え、良い状態で川崎Fとのゲームを迎えられるかどうかに注目したい。
以上
2007.03.03 Reported by 前島芳雄
次の対戦カード
第2節 千葉 vs 清水 3月10日(土)フクアリ