検索

J'sGOALニュース

【J2:第12節】湘南 vs 山形:樋口靖洋監督(山形)記者会見コメント(07.04.29)

4月29日(日) 2007 J2リーグ戦 第12節
湘南 0 - 4 山形 (19:03/平塚/5,875人)
得点者:'21 北村知隆(山形)、'57 北村知隆(山形)、'68 石川竜也(山形)、'89 木藤健太(山形)

----------

●樋口靖洋監督(山形):

「まず4−0で勝点3を取れたことを率直に喜びたいと思います。また山形から大勢のサポーターの方が駆けつけていただき、皆さんに勝点3を届けたことをうれしく思いますし、感謝申し上げます。
ゲームはについては、開幕からこれまでほぼ固定したDFラインで闘ってきたが、ここにきて怪我人が出てきて、メンバーを代えて臨んだ。ある意味、チームとしてひとつのチャレンジだったが、それが良い方に出た。このことは今後、長いシーズンを戦っていく上でチームの大きな力になる。その意味で非常にいいゲームができたと思っています。

ゲーム全体を通しては、しっかりとプレスをかけていいボールの奪い方をしようというゲームプランが90分を通してできた。キーワードとして、アラートの状態からハードワークすることを選手たちに試合前に伝えた。それを選手たちがしっかりやった結果、いい奪い方をして、速い攻めからの得点に繋がったと思う。連戦の厳しい状況の中、チームとしてやるべきことをやり遂げてくれた、そのなかで選手たちが自分の個性を出してくれたという意味でも、非常に意味の大きい勝利だったと思います。ただ今後、連戦もあるし、怪我人も当然出てくると思うので、つぎのゲームが大切になる。第1クール最後の試合をしっかり闘えるよう、コンディションを整えて次に臨みたいと思います」

Q:DFラインを変えて良い方に出たということについて、具体的に教えてください。
「キャンプから通して、例えば鷲田のセンターバックや園田の右サイドバックもトライしてきて、公式戦が続く中でなかなか試す機会がなかった。彼らは今日初先発、これまで準備してきたことをしっかりやってくれた。また、出場機会がないなかでも彼らがプロとしてしっかりと準備してきた結果だと思います」

Q:2ゴールの北村選手の評価、またその2点によって、鷲田選手と園田選手も落ち着いてプレーできたのではないかと思いますが。
「そうですね、取るべきところでしっかり取ってくれた。特に1点目は、あの時間帯の前までアジエルに自由を与えてしまい危うい場面を作られていた。そのなかで先攻できた貴重な1点だったと思う。得点以外にも彼は多くのボールを引き出した。これまでも続けてきたことだが、ボールを引き出すことがいまチームにとって貴重な役割。そこも今日は評価したい」

Q:レオナルド選手の見通しは。
「そんなに長くかからないと思います」

Q:現在4位、ここまでの評価は。
「どのチームとやっても差のない闘い。チームとしての差が全くないと実感してる。その少しの差をどう勝点3に繋げていくかという作業が1年間続いていく、というのが今の感想。選手たちのハードワーク、あるいはゲームプランをやり遂げる、特に守備でゲームを作る点が機能して、いま勝点を積み重ねることができてると思う。ここをベースにして、第2、第3クールと、また違った闘いをしてくるであろう相手に対して、柔軟に闘えるよう準備したいと思います」

Q:4得点ですが、湘南の守備の印象は。
「スカウティングの段階では非常に切り替えの速いチーム、特に囲い込むディフェンスが機能してる。そこで囲い込まれて失ってカウンターを受けるのがひとつ心配だったが、逆に今日は選手たちに囲い込みを利用しようと(話した)。ボールを中心に2人、3人と囲い込んでくるということは、そこをシンプルに展開すれば絶対にフリーのスペースができる。ボールを入れて(相手に)食いつかせてシンプルに展開して広いスペースを使う、それをよくやってくれた結果かと思います」

Q:鷲田選手、園田選手、それぞれのいいところと、今日要求したことは。
「鷲田に関しては、彼は今日まで174試合出てるのかな、それだけの経験がある。キャンプからケガで出遅れたが、彼の持ってる能力を考えれば十分こなせるだろうと。特に小原との関係、湘南の2トップが縦関係になって、石原の素晴らしい動き出しをどう掴まえるか。小原との関係で、マークとカバーを明確にお互い声を掛け合ってやってくれと(指示した)。よくやってくれたと思う。
園田に関しては、センターバックも右サイドバックもできる。彼はまだまだ経験が必要だが、人に対して強くいける、ヘディングが強い、思い切ったプレーもできる。若さゆえの部分もあるが、今日はビビることなく自分のできることをやろうと。カバーリングの問題やセンターバックとの関係について、どのぐらい機能するかは試合前、不安な要素も正直ありました。ただ不安に感じるのではなく、自分のできることをめいっぱいやってくれと、その意味では十分機能したと思います」

Q:この過密日程のときに、好素材だと思いますが。
「チームとしてチャレンジしたゲームで結果が出たことで、出た選手たちが自信をつける。また今日ここに来てない選手たちが、自分もチャンスが来たときにできるんだという相乗効果も生むと思う。その意味でも彼らの活躍はチームとして高く評価したい」

Q:湘南のアジエルに対してどのようなことを心がけましたか。
「まずはしっかりとゾーンで彼を掴まえようと。そのゾーンが広ければ彼に自由を与えてしまうので、特にボランチとセンターバックの間に入ってくる彼を、コンパクトにして掴まえる。それが一番の狙い。ただ彼に対してアプローチするが方向を変えられてしまう。彼の能力の高さに今日も苦しめられた。ハーフタイムに指示したのは、彼にボールが入ったときに取りに行くなと、彼に持たせろと。取りにいって方向を変えられるよりは、むしろ方向を変えさせないで彼にボールを持たせたほうがいいという話をした。それでもやられたケースはあるが、今後あと3回の対戦のなかで、アジエルに対する対策を考えていきたい」

Q:第2クールに向けて修正する点は。
「守備のベースは基本的に変える必要はない。逆に我々の守備への対策を他チームが練ってくる。例えばロングボールなど、それにどう対応するかをはっきりしなければいけない。また今日は4点取ったが、攻撃面でもっとチャンスメイクしたい。2トップに収まるようになり機能してきたが、もっとチャンスメイクしないとゲームを支配することができないと思っています」

以上