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青空の下、新宿西口超高層ビル街を出発!
そもそも、このオレバスツアーが最初に企画されたのは天皇杯4回戦・浦和レッズ戦(駒場)に合わせてのこと。日本でいちばんアウェイを感じるスタジアムと言われる駒場に乗り込む選手達を勇気付けるため、J2リーグ戦のホームゲームで選手達がスタジアムへの移動に利用しているラッピングバスを、遠く愛媛の地からサポーターが送り届けようとしたのだった。そこでまず、東京までは愛媛のサポーターがオレバスに乗って送り届け、東京では関東在住の愛媛サポーターにバトンタッチ。そして「東京オレバスツアー」と称して都内の名所を巡り、最後にバスをスタジアム入りする選手の下へ届けようとした。しかし11月28日、浦和戦に向けて上京を目指していたオレバスは、名古屋付近で故障。関東上陸を目前に、無念のリタイアを余儀なくされてしまったのだった。
しかし、このサポーターの熱い「想い」は選手達に届き、愛媛はアジアチャンピオンとなったばかりの浦和を撃破。続く5回戦では、愛媛サポーターが応援バスツアーでオレバスと共に九州・長崎に上陸し、選手達に声援を送った。すると、愛媛は横浜FCを2-1で破り、J1勢を連破してJ2勢唯一のベスト8進出を果たした。
こうして迎えた12月23日の準々決勝、川崎フロンターレ戦の舞台となったのは埼玉スタジアム。そこで再び、この「東京オレバスツアー・リターンマッチ」が企画されたのだった。そして今回、サポーターの応援バスツアーの一環として愛媛を発ったオレバスは、片道13時間を超える長旅を経て、遂に関東に上陸を果たした。


通りかかった中学生の皆さんとハイタッチ!
青く澄み渡った冬空の下、新宿駅西口を8時12分に出発したオレバスは、表参道ではクリスマスセールの開店を待つ行列から熱い視線を浴び、8時44分には国立競技場千駄ヶ谷門に到着。今回チームはここにたどり着くことはできなかったものの、参加者は一足先に聖地・国立で記念撮影を行い、オ〜レくんとたま媛ちゃんが東京の中学生とハイタッチを交わす微笑ましい場面もあった。
さらにオレバスは東京ミッドタウンや東京タワー、国会議事堂といった東京の新旧名所を巡り、10時7分に終点の日本サッカーミュージアムへ到着。無事、「東京オレバスツアー」を終えた参加者はミュージアムを見学、そしてオレバスは再び愛媛から来たサポーターを乗せて松山へと帰って行った。


オレバスツアーのゴール、サッカーミュージアムに無事同着!
「サポーターの企画にこうして協力してくれているチームに感謝します。愛媛にJのクラブができたことでサッカーはもちろん、愛媛FCを通してサッカー以外の楽しみも生まれました」と語るのは、クラブと共に企画に加わった愛媛サポートクラブの和泉さん(東京在住・愛媛出身)。今回の企画では、愛媛FCを通じて東京の中心で愛媛県をPRすると共に、愛媛出身の参加者は愛媛FCを通じて地元への愛着を再確認することとなった。
また、今回の企画でオ〜レくんが着たサンタの衣装製作のためには、Jリーグに加盟しているクラブのサポーターだけでなく、全国各地のサッカーファンからカンパが集まり、サポーター同士の交流が生まれたことも付け加えておきたい。
小さな街のクラブが大きなクラブを倒して躍進を果たした愛媛のJ・2年目。サポーターもクラブと共に成長を続け、サッカーを通じて新たな喜びを発見した長い長いシーズンは、温かな「愛」に包まれてクリスマスイブに幕を下すことになった。
以上
2007.12.25 Reported by 近藤義博
画像提供:愛媛サポートクラブ