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【J2:第20節 草津 vs 徳島】プレビュー:ホーム凱旋。3連勝で7位まで浮上した草津が、4連勝を狙う。敵は徳島ではなく、己にあり。(08.06.14)

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6月15日(日)J2 第20節 草津 vs 徳島(13:00KICK OFF/正田スタ
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6戦5勝。1ヶ月前、誰がここまでの快進撃を予想できただろうか。前々節で甲府を倒し、鬼門・平塚に乗り込んだ草津は、湘南相手に一歩に引かない戦いを披露。島田裕介、鳥居塚伸人、高田保則という役者が揃い踏みでゴールを奪い、3−2で勝利を挙げた。クラブ初の3連勝で7位浮上。アウェイ連戦を最高の形で乗り切った草津が、上昇気流に乗ったことは間違いない。

3連勝という成果は賞賛に値する。しかし、気になる点がある。それは、湘南戦の残り5分間だ。87分に高田が2点差となるダメ押しゴールを奪ったことで、草津には「余裕」が生じた。それ自体は、何ら問題はない。しかしながら、その「余裕」はしだいに「気持ちの緩み」へと移行。そして、チーム全体の緩慢なプレーへと繋がっていった。

チャレンジャーとして戦ってきたチームが、チャレンジすることを止めたらどうなるのか。最後の5分間は、その答えをハッキリと示してくれた。89分にアジエルにゴールを叩き込まれ、その直後にはフリーで抜け出してきた石原直樹をペスンジンがファールで止めて、2枚目のイエローカード。今節の出場が不可能となった。最後は、冷や汗をかきながら試合終了の笛を待つことになったのだ。それにより、草津は両CBをサスペンションで欠く状態で徳島戦を迎えることになる。

1ヶ月前の順位を思い出して欲しい。5月6日の12節アウェイ徳島戦を迎えるまで、草津は1勝5分4敗で13位に沈んでいた(当時の順位表)。崖っぷちまで追い詰められていたチームは、徳島戦の終盤で必死のプレーを見せて逆転勝利。現在の快進撃の礎を築いた。もし、徳島に敗れたとしたら、チームはどうなっていたか分からない。1つの試合、1つのプレーがチームの運命を大きく左右する。Jリーグとは、そんな世界だ。

12節徳島戦以降、草津は6勝を挙げた。だが17節の熊本戦を除いて、すべて1点差ゲーム。内容的にはどちらへ転んでもおかしくない展開で、簡単に勝てた試合など1試合もなかった。90分間を通じて選手が気力を絞って走り抜いたからこそ、得られた結果だ。それを忘れてしまっては、チームは再び元の位置へ戻ることになる。

徳島は、前節で5試合ぶりに勝利を挙げて復活の兆しが見えている。草津戦で勝負強さを発揮する石田祐樹、魔術師・玉乃淳など攻撃のタレントは揃っている。前節のように守備陣が耐えられれば、停滞した分を取り返すことは十分に可能だ。現在の順位こそ草津が上だが、戦力的には差はない。徳島は第1クールで草津に屈辱の逆転負けを喫したことから、高いモチベーションで乗り込んでくることだろう。

草津は今節、田中淳とペスンジンの両CBを欠いた戦いを強いられる。それも自らが招いた結果だ。「2人同時はキツいが、それでも上を目指すためには勝たなければならない」と植木繁晴監督。代役には喜多靖、尾本敬のコンビが予想されるが、立ち上がりには注意が必要だ。喜多は「良い流れを断ち切ることだけはしたくない。自分の特長を出して、チームが得点できる形を後ろから作っていきたい」と臨戦態勢を取る。

アウェイ連戦で勝点6を手にしてホームへと戻ってきた草津。今節と次節がホームとなることは、大きなアドバンテージだ。この結果によっては上位への道が現実となってくる。選手、サポーターが一体となって、つかみとってきた戦果を、気持ちの緩みで台無しにしてしまうわけにはいかない。敵は己にあり。「自分たちは死にもの狂いで戦うことで今の順位まで来た。チームとして自信がついてきたが、それが過信になっては絶対にいけない」と、2連続ゴール中のベテラン鳥居塚。山は頂(いただき)が見えてから、険しさを増す。草津の真の戦いは、ここから始まる。

以上



草津のクラブマスコット湯友と「湯もみ男」草津のクラブマスコット湯友くんが13日早朝、通勤・通学でにぎわう前橋駅に登場した。

湯友くんは、「湯もみ男」に扮した草津の運営スタッフとともに「3連勝中」ボードを掲げて、15日ホーム徳島戦の来場をPR。チームはクラブ史上初の快挙を次々と達成しているだけに、サポーターは史上最多の観客数で応えたいところだ。徳島戦では、一人でも多くの友人を誘い、4連勝の感動を共有しよう!


2008.06.14 Reported by 伊藤寿学

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