ヤマザキナビスコカップ決勝を控えた大分からは、守備の要・森重選手の登場です。北京オリンピック代表から日本代表へと飛躍の1年のまっただ中にいる森重選手に、チームメイトのことや子ども時代の思い出などを語っていただきました。
★掲載分はインタビューの一部です。インタビューは、NTT西日本の「J.LEAGUE BB on フレッツ」にて、動画でお楽しみいただけます。詳細は【こちら】
★2008Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝〜11月1日(土)13:35キックオフ/国立 大分 vs 清水〜に向けた森重選手のコメントを動画でお楽しみいただけます。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00073037.html
■高校時代の悔しい思い出が、今につながっている
- Q:サッカーを始めたきっかけは何ですか?
- 「兄がサッカーをやっていたので、それに乗っかって小学3年生くらいから小学校のチームに入りました。最初は体が大きかったのでキーパー。あとから、ポジションが上がって結局FWになったのですが、小学校の頃は結構、点を取っていました。得点は広島県内で一番でした(笑)」
- Q:その後、サンフレッチェ広島のジュニアユースに入ります。ここでは、現在Jリーグで活躍している選手とも一緒にプレーされていますね。
- 「サンフレッチェ広島の槙野は小学生の頃から点を取っていたし、僕らは広島県でも有名な2人でした。選抜チームでは2人で点を取っていました。あいつも点を取るのがすごく好きですからね。今は2人ともDFですが、今でも上がるのが好き。それは昔からです」
- Q:高校は広島皆実高に進まれましたよね。ここでの思い出は?
- 「1年生の時、全国高校選手権に出たのが自分の中で大きかったかな。ポジションはボランチでした。 皆実高校を選んだ理由は、もともとは広島ユースに進みたかったのですがダメで。それで、その時広島で一番強かった皆実高を選びました。高校時代は悔しい思い出の方が多かった。2年、3年で選手権に出られなかったし。高校で悔しい思いをしていたので、プロに入って試合に出られなかった時期にも、いろいろと考えながら過ごすことができました。その頃の経験が大きかったです。それが今に繋がっています」
- Q:今、悔しい思いという話が出ましたが、同世代の西川周作選手や今はG大阪にいる福元洋平選手、浦和にいる梅崎司選手などが大分で早くから試合に出ていましたよね。焦りはなかったのですか?
- 「焦りはありました。練習中にイライラして集中できないことも多かったし。でも、いろいろな人に話を聞いていくたびに開き直っていきました。周りがどうのこうのよりも、まず自分がしっかりしていけばレギュラーも付いてくるとわかった。それに気がついてからは、しっかり練習にも集中できました」
- Q:森重選手から見て、この3人をどのようにご覧になっていましたか?まず、梅崎選手は?
- 「司くんとは、最初は一緒にメンバー外で練習していました。その後、トントン拍子で日本代表まで入って…。目の前で見ていた選手なので、自分もそれに付いていきたいという思いもあった。司くんは練習中から腐らずやっていて、自分もそうしようと思えた。そういう意味でもいい先輩というか、同じ道を行けたんだと思います」
- Q:では西川選手については?
- 「周作くんはキーパーということもあって、プレーヤーとしてそんなに意識したことはないんですが、私生活とかでお世話になった。どちらかというと、サッカー以外のところで繋がっていました。代表に入った時も『すげーなー』と思っていました」
- Q:では最後に同じDFでもある福元選手については?
- 「一番意識した人だったと思うし、私生活でも一番ご飯に行ったりする機会が多かった。その中でいろいろ話し合ったりして、お互い高め合っていました。負けたくないという気持ちもあったし、刺激になっていました」


■DFは自分に合っている。そこで使ってくれた監督に感謝しています
- Q:プロに入って最初の試合は覚えていますか?
- 「確かプロ1年目の広島戦(2006年3月12日@九石ド)です。僕が入って10秒でウェズレイに決められました。ボランチだったのですが、相手のスローインの時に僕が入って、そのスローインがそのままウェズレイのゴールに繋がって…ショックでした。勝敗は確か引き分けだったかなあ(1−1の引き分け)。とにかく勝ってはいないです。失点はショックだったけど、自分のせいだと思ったらやっていられないので、そこはプラス思考で考えて。まあ試合に出られて良かったと考えました」
- Q:ボランチからDF、3バックの真ん中にコンバートされた時はどうでしたか?
- 「最初は焦りましたけど、すぐに自分に合っているな、楽しいなと思えるようになりました。そこで使ってくれた監督に感謝しています」
- Q:どんなところが合っていると思いますか?
- 「最終ラインで試合の流れを見て、読んで、相手のボールを奪う。先読みしてコースに入ってインターセプトしたり…というのが、自分に備わっていると思います」
- Q:そういうこともあり、今年はオリンピック代表にも日本代表にも選ばれました。
- 「コンバートが自分の転機だったと思うし、そこから自分の人生がガラッと変わりました。これまでにも、ポジションを変わる度に成長したというか、そういう転機が何度かあった。今回も監督を信じてやっていこうと思ったのが、いい結果に繋がったと思います」
- Q:北京オリンピックを目指すようになったのはいつ頃からですか?
- 「今年の初めからです。それまでは、『オリンピック』と言われてもピンと来なかった。今年メンバーに入って初めて、本番でもメンバーに選ばれたいと思いました」
- Q:では、今季は自分が思い描いていたより上を歩めているということですか? 日本代表にも選ばれましたし。
- 「そうですね。でも日本代表は今、トリニータが調子がいいから、その影響が大きいと思います。1回選ばれただけだし、また選ばれてレギュラーになってからでないと自分の中で『やった』という気持ちにはなれない。これからだと思います」
- Q:おっしゃるとおり、トリニータは好調ですが、その要因に堅守が挙げられています。その堅い守備の真ん中を担っているという誇り、プライドはありますか?
- 「無責任なプレーはできないと、責任は感じています。守備に関しては日本一だと思っているので、そこは誇りを持っています」
- Q:さて、いよいよヤマザキナビスコカップの決勝も間近になってきました。対戦する清水の印象は?
- 「エスパルスは中盤にいい選手がいるし、個々の能力が高いと思います。そこで負けていたら、あっさり負けてしまうので、どれだけ自分たちが踏ん張っていけるか。まずは失点しないことが大事だと思います」
- Q:では、決勝への意気込みをお願いします。
-
「ここまできたら技術というよりも、気持ちの部分が重要になってくると思うので、まずは絶対に負けないという気持ちが大切だと思います。あとは開き直って、いつもやっていることを出していくことが大事。絶対、タイトルを取りますので、サポーターのみなさんの応援をよろしくお願いいたします」
★2008Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝〜11月1日(土)13:35キックオフ/国立 大分 vs 清水〜に向けた森重選手のコメントを動画でお楽しみいただけます。
http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00073037.html
★掲載分はインタビューの一部です。インタビューは、NTT西日本の「J.LEAGUE BB on フレッツ」にて、動画でお楽しみいただけます。詳細は【こちら】
取材日 10月23日
インタビュー・構成 森田みき

