J's GOAL史上、もっともサッカーの話をしなかったという伝説の対談が、広島のJ1昇格記念として、そして「ひかりTV GUIDE 3月号」(2月下旬発行予定)の巻頭特集として、J’s GOALに帰ってきました! 2年ぶりの槙野×柏木対談リターンズ…2選手の成長ぶりも、ぜひ読み比べてください。
★【2007新春特別企画:U-20日本代表対談:槙野智章×柏木陽介(広島)】は【こちら】
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★「ひかりTV GUIDE 3月号」は、ひかりTV視聴者の方に発送される番組ガイド誌です。
気になる2人の恋愛観・結婚観などは、以下にも掲載予定です。
・2月下旬:ひかりTVサイトにてインタビュー記事の一部を掲載
・3月初旬:ひかりTVサイトにてインタビュー動画の一部掲載
※テレビで観る「ひかりTV」の視聴にはお申し込み手続きが必要です。詳細は【こちら】
陽介は相手にとって一番イヤな選手だと思う(槙野)
槙野「今回は真面目なんすか?」
Q:2人ともサッカーの話をする時は基本的に真面目でしょ? 今年の舞台はいよいよJ1、そこで自分たちのどこを見てほしい?
柏木「もちろん、パスサッカーしかないよね。個人としては顔を見てほしい(笑)」
槙野「それ、難しいけど(笑)」
柏木「今年は勝負の年やし、一生懸命やっているところを見てほしい」
槙野「僕はDFだけど、そこからの攻撃参加かな」
柏木「日本代表が次の世代交代をする時、そこで出てくるのは槙野。日本を背負うDFやと思う。攻撃しすぎる点がマイナスになるのかもしれないけど、それが槙野のいいところやし、それがなくなったら槙野じゃなくなる。絶対に代表の中心として引っ張っていける選手だと思う」
Q:柏木選手が槙野選手を誉めるの、初めて聞いたなあ。
柏木「取材の時しか、誉めんし(笑)」
槙野「すごい、照れるんよね。互いのことを言うのって恥ずかしい。陽介の切り替えの速さとか運動量はチームにとって大事なところだし、相手にとっては一番イヤだと思う。ただ、きれいなサッカーを見せようとするんよね。『スライディングでも決めてやるんだ』っていう貪欲さを見せられれば、もっと違う柏木陽介が見られると思う」
柏木「あんまりシュートって、好きじゃない。打とうっていう意識が、昔からあまりない。ゴール前でも、GKをかわそうとかループシュートしようとか」
槙野「ふざけるもん、試合中も。常に笑いを取ろうとしている」
柏木「笑わそうとしているのは、むしろオマエやろ。コイツと(高萩)洋次郎はホンマにふざけてますね(笑)。俺が真剣にやっている時にも、おもしろいことがあったら人に伝えて…」
槙野「目で訴える(笑)。でも、それくらいの雰囲気とかがないとサッカーは楽しめない。(ペトロヴィッチ)監督はいつも『サッカーは楽しむもの』と言っているしね。ふざけるのは悪いことかもしれないけど、逆にいいこともあるんじゃないかな、と」
柏木「J1で、その余裕が出せたらいい。でも今年はホンマ、結果にこだわっていかな、あかんと思う」
槙野「そう。ある程度の順位になれば、内容も求めていいんですけど」
柏木「去年の俺は、チームにも監督にも迷惑をかけた。それなのに監督は我慢強く使ってくれたし、他の選手たちも黙って、我慢強く一緒にやってくれた。それは俺にとっては本当に大きかった。だから今年はチームに恩返しをしなければいけないし、今まで以上に成長した俺を出していかなあかん。ホンマに去年はケガもあったけれど、いろいろと成長させてもらった。メンタルも強くなったし、成長の1年やったと思う」
柏木「いや、特には。(そういう時は)ほっておいてくれた方が、俺は…。普通に『大丈夫っしょ』みたいな感じだったし、言葉の代わりに『ボンバーマン』を出してくれたりして(笑)」
Q:チーム内で流行ったらしいね?
槙野「バリ、流行ってましたよ。去年は山形とか甲府とか移動距離の長いところに行きましたけど、全然苦じゃなかった。関東にも(ずっとゲームができるから)むしろ新幹線で行きたかった(笑)」
柏木「あの長いトルコ(キャンプ)への旅も、乗り越えられる」
柏木「この2人にアオちゃん(青山敏弘)、クワシン(桑田慎一朗)、トモ(岡本知剛)とか…」
槙野「アキくん(佐藤昭大)、森脇、ラクさん(楽山孝志)…あと(清水)航平とか。移動中でも、ホテルでもやってた。サッカー界だけでなく野球界でも流行っているみたいっすよ。最近は、移動の時にマネージャーの坂田さんが気を使ってくれて、ボンバーマンをやる組は席を近くにしてくれている。みんながバラバラだと、大きな声を出すじゃないですか。他の選手は寝ているし、周りに迷惑がかかるから」
柏木「ぶっちゃけ、寝たい時もあるけどね」
槙野「めっちゃ夢中っすよ。試合が終わって、取材の対応が終わって、バスに乗った瞬間から(ニンテンドーDSを)持ってますから、俺。でも、こういうのもコミュニケーションにつながる。広島のパスサッカーは、ボンバーマンありきだから(笑)。それに、ボンバーマンには頭脳的なプレーもあるんすよ。それがサッカーにつながる(笑)」
2選手の成長ぶりを物語るような「サッカーの話」で始まった対談が、いつの間にかいつもどおりにボンバーマンへと展開し…。後編では、2選手がチームメイトの素顔について明かしてくれます。
★(後編):広島の雰囲気の良さは「調子乗り世代」にあり!は【こちら】
取材・構成:中野和也
写真:中野一行
取材日:1月28日


