■今年の目標はJ2に上がること。
- Q:香港とJリーグとの違いはどんなところがありましたか?
- 「香港とJリーグではほとんどすべてが違いますね。まずは契約。チームにボスがいて、そのボス一人の意見ですべてが決まってしまうような感じでした。意見を180度変えるひとだったので、それが凄く怖かったです。例えば、外国人助っ人は7、8人いるんですが、プレーが悪いとわずか3試合で国に返してしまったりするんです。だから、凄くハングリーな環境でした。僕は、香港では「ワールドカップを決めた男」としてみんなに知られていたから、みんな僕を殺しに来るようなディフェンスをしてくるんですよ。僕に対して『お前を潰してやる!』みたいな選手がたくさんいて、それが僕は凄く楽しくて、僕も『カモン!カモン!』とかここでは言えないような言葉とかで、言い返しながらやってました(笑)そういうのが久々の感覚で凄い楽しかったですね。最近は日本だとそういうこと言ってくる選手もいなくなってしまって、なんか悲しかったんですよね。若い選手なんかだと、僕がファールしてるのに、なぜか向こうが謝ってきたりします。そういうのは面白くないなと思っていたんですが、香港では凄い口調で言ってくるので、本当に面白かったです。ピッチの状態や環境面は日本の方が上ですが、試合は当たり合いも多いし、すぐ立ち上がって『カモーン』とか挑発したり、そういうハングリーな面が香港にはありましたね」
- Q:ガイナーレ鳥取はどういうチームですか?
- 「選手も凄くいい選手がそろっているし、監督とも物凄くコミュニケーションがとれています。また、スタッフも僕より若い人が多く、考え方がイケイケで、J2にあがれたら凄く面 白い存在のチームになると思います」
- Q:今年の岡野選手の目標は?
- 「J2に上がることです。それだけが今年の目標ですね」
- Q:岡野選手のゴールを期待しているファンも多いですが?
- 「もちろんゴールも狙っていきますが、今はチームがひとつになることが大事です。浦和レッズでも経験しましたが、チームがひとつになり爆発力を持ったチームになっていければと思ってます。今は、選手間でできるだけコミュニケーションをとるようにしていて、頻繁に一緒に食事を取ったりしています。5、6人で食事にいき、そういうときに「Jリーグに行ったら、本当にいいことあるぞ」、「全然人生が変わるから」と伝えたりしています」
- Q:鳥取でも岡野選手はムードメーカーなんでしょうか?
- 「もちろん、楽しくやらないと強くなれない。ずっと緊張しっぱなしというのも大変だから、厳しさの中にも、楽しさがなきゃいけない。若手がおちゃらけていたら、怒られてしまうけど、僕も年上の選手になってきたので、あまり怒られない立場。年上の選手がちゃらけていれば、若手も和むことができると思いますね」
- Q:新しい環境でムードメーカーになるのは難しいんじゃないでしょうか?
- 「そうですね、でも僕の場合キャラクターのおかげですかね。鳥取に来たときもすでに「野人が来たぞ!」みたいなムードでしたから。僕は会う前はすごい恐いイメージを持たれることが多いんです。なんか“人殺し”みたいなイメージがあるみたいで(笑)噂が噂を呼んで膨らんじゃっているみたいで。だから初対面のひとは、みんな『全然噂と違うんですね』という感じで入りやすいです」
- Q:話は変わりますが、岡野選手とウイイレとの出会いは?
- 「ウイイレが出たときからずっとやっていますね。昔からサッカーゲームが大好きでいろんなサッカーゲームをやっていました。でも昔のサッカーゲームってパターンがあるじゃないですか。選手も6人しかいなかったり、ここから蹴れば絶対入るとかそういうのがあったけど、ウイイレはそういうパターンがないと思うんです。選手が思ったように動いてくれるので、最初にやったときは、これは凄いゲームが出たと思いましたね」
- Q:岡野選手のウイイレのプレースタイルは?
- 「南米のチームを使うときは丁寧にパスをつないだり、ヨーロッパのチームを使うときは結構おおざっぱに攻めたりなどチームスタイルに合わせますね。本当にイライラしているときは、マラドーナをつかって一人で全部ドリブルで抜いていったりします(笑)オランダだったら3トップにするし、イングランドだったら4バックにしてサイド攻撃を重視したり、使うチームの特性にあわせます」
- Q:プロのサッカー選手はウイイレがうまいと良く聞くのですが、それはどうしてでしょうか?
- 「やはりそれはサッカーを知っているからだと思います。また、それだけウイイレがリアルだということもあると思います。無理してプレスに行かないとか、全体のチームのバランスがサッカー選手の方が見えていると思います」
- Q:ウイイレはどんなときやられていますか?
- 「試合前でもやりますし。ウイイレからプレーのイメージを膨らますこともありますよ。リアリティがあるんで、レッズだったらレッズと同じフォーメーションにしてチームを作ったりしていました。僕はマスターリーグが好きなんですよね。自分でユニホームをつくれるじゃないですか。それだけで1時間かかりますね(笑)」
- Q:選手同士で対戦するときは何か特別なルールをつけたりしますか?
- 「チームを選ぶときはじゃんけんで勝った人から選んでいきます。やっぱりブラジルとかアルゼンチンが人気があるんですが、ぼくはあえてカメルーンを選んだりします。カメルーンを選んだら、カメルーンらしくスライディングばっかします「カメルーンはこういうサッカーだから!」って言って(笑)。やっぱりウイイレはリアリティのあるゲームだから、リアリティをイメージしてプレーすると面白い。
- Q:選手同士でウイイレをやって強かった選手は?
- 「やっぱり達也(田中達也:浦和)が強いですね。達也はゲームがうまいんですよね。昔レッズでゴルフのゲームをやっていたんですが、いつも同じホールで達也がホールインワンをとるんですよ。おかしいなと思ったら、インターネットで裏技を調べていたんです(笑)達也はウイイレでも作戦を細かく使いますね。寮生の中で負けたのは達也だけですね。選手同士では、合宿のときとか、バスでの移動中とかにやったりすることがあります。代表では名波がめちゃめちゃうまかったですね。名波には一回も勝てなかったです。選手同士でウイイレやると自分が選手で出てきたときは、凄い興奮するんですよ。『俺こんな能力低くないよ』っていう選手もいましたね(笑)」
- Q:ご自身でエディット機能を使って自分を作ったことはありますか?
- 「一度だけあります。名前は野人で作りました。能力は全部99でしたけどね(笑)」 このインタビューの後に、インタビュー時間と同時刻で開催されていたJ1第28節 浦和vs千葉 を先発メンバーもちゃんと合わせてウイイレで再現。岡野選手がもちろん浦和をプレー、ウイイレの猛者を自認するインタビュアーが千葉でプレー。ゲーム上での選手入場の画面をみた際には、埼玉スタジアムの再現性に「うわサイスタだー」と驚き声も。注目のプレー動画は後日掲載致しますのでお楽しみに!




■岡野雅行選手 Meets Jリーグウイニングイレブン2009




以上
取材日:10月3日(土)
協力:ガイナーレ鳥取