検索

J's GOALニュース

【開幕直前!37クラブ別戦力分析レポート:神戸】昨年の『堅守』をベースに攻撃力の構築を。(10.03.01)

この記事についてつぶやこう! mixi Facebook

【今季のみどころ】----------
1995年1月、ヴィッセル神戸として始動してから今年で15年目のシーズンを迎えている神戸。その節目となる今年も、チームスローガンは06年から掲げている『トモニイコウ。 We walk together forever』。今年もまた選手、スタッフ、サポーターが一丸となって戦い抜き、目標を達成しようという思いを秘め、昨年途中に監督に就任した三浦俊也監督のもとで始動した。

そのチームが目指すまずもっての『目標』は「過去最高のチームの順位を上回るというところからやっていきたい(三浦監督)」との考えから現実的に『一桁順位』。その先に、大きな目標である『ACL出場』を描いていることには間違いないが、まずは一昨年、昨年を10位という成績で終えていることも踏まえ、着実に高みへと上り詰めて行く決意だ。そのための戦力ということでは元大分のMFエジミウソンや元柏のMFポポ、元大宮のDF冨田大介、元草津のFW都倉賢と、即戦力となり得る戦力をピンポイントで補強したのをはじめ、福岡大学出身のFW高橋祐太郎や駒沢大学出身のFW三島康平ら大学出身の期待のルーキーも獲得。またユースチーム所蔵のMF小川慶治朗を二種登録するなど、若い選手の発掘ということに対しても意欲を感じる戦力が整ったと言える。

「補強費がかなり削減になった中で、ある程度、現実的な力のある選手が揃って、なおかつバランスを考えたいい補強になったと思う(三浦監督)」。
そうした選手たちを従え、三浦監督が作り上げるのは昨年同様の堅守・速攻のチーム。但し、昨年は三浦監督就任後、守備への建て直しは見られた一方で、明らかに攻撃力についての物足りなさを感じたことを踏まえると、攻撃力アップは最大の課題。そのための策として「単に引いて守るだけではなく、もっと高い位置でボールを奪い、ボールを持っている時間を長くして、主導権を握れるサッカーをしたい。去年のサッカーをベースに、そういった部分でのプラスアルファがみられれば、もう少し勝点を積めることでしょう」と三浦監督。またその中で選手個々の特性をフルに活かした攻撃を構築できるかもポイントとなるだろう。幸い、下記の開幕予想でも記したように、前線には個性ある様々な顔ぶれが揃っている。彼らをいかに使いこなせるかも含め、三浦監督の手腕に期待したい。

【注目の新戦力】----------
●FW 27 都倉賢
「これまでにないタイプのFW」と三浦監督が評価するように、前線でのポストプレーに見る“高さ”は神戸になかった大きな武器。彼の高さ、あるいは競った後のセカンドボールを巧く拾えれば新たな攻撃の展開も見られるだろう。本人も「チームのために全力を尽くすプレーというのは僕自身、一番心掛けている部分。その上で泥臭さやゴール前での迫力、左足など、自分の個性をたくさん見せたい」と力強い。2年ぶりとなるJ1リーグの舞台で、昨年J2リーグで2位に輝いた得点力を神戸でも示して欲しい。

都倉賢選手を前クラブJ's GOAL担当ライターがご紹介!≫[ ニューカマー・レコメンド ]

●MF 11 ポポ
プレシーズンマッチへの出場はケガのため見送られたが、今季の神戸にとって大きな戦力になることは間違いなさそう。実際、離脱前の練習や紅白戦を見る限り、シュートへの意欲の高さ、セカンドラインからでも積極的にゴールを狙う姿勢は神戸の攻撃力を加速するはず。またセットプレーでも存在感を発揮。紅白戦などでもコーナーキックのみならず、FKでも得意の“無回転”で豪快な一発を決めるなど勢いを感じた。「とにかく試合に出ることを第一優先に考えているのでポジションはどこでもいい。チームのためにシュート力、スピードを活かしてプレーしたい」と意欲的に語る。

【開幕時の予想布陣】----------

開幕前には実に様々な選手の組み合わせを模索してきた三浦俊也監督。中でも新加入選手のうち、即戦力として期待されていたMFポポ、MFエジミウソン、DF冨田大介、FW都倉賢の4選手をいかに融合させていくかをまずもってのポイントにしていたが、ケガで離脱したDF冨田を除く3選手については、練習試合の中で「計算できる選手」として再確認できたようだ。ただ先発メンバーに予測した選手以外にも、FW茂木弘人、FW我那覇和樹、DF河本裕之、ケガで離脱中のMFボッティといった、昨年も何度か先発に名を連ねた戦力も控えているし、ユース所属ながらトップ昇格を果たしたMF小川慶治朗ら、練習試合でも存在感を示してきた若い戦力の勢いも感じられる。残念ながら、日本代表戦で左膝を痛め、左膝内側側副じん帯損傷と診断されたエースFW大久保嘉人の開幕戦出場は難しい状況だが、彼が復帰した暁には、彼をFWとMFのどちらで起用するのかも含めて、よりよい組み合わせを探りながら、チームを作っていくことになるだろう。

また守備〜ボランチの争いもかなり熾烈。昨年はボランチで起用されることの多かったDF宮本恒靖が今季はここまでセンターバックとして調整を続けてきたことから、基本的にセンターバックはDF宮本をはじめ、DF北本久仁衛、DF河本裕之、ケガで出遅れたDF小林久晃で争うことになるはず。また左サイドバックはケガから復帰すれば、大宮時代に三浦監督とも仕事をしたことのあるDF冨田が預かる可能性は大。それに伴い、MF松岡亮輔が本来のボランチにすんなり戻ることになれば、また中盤の争いも熾烈になりそうだ。GKは榎本達也と毎年のようにいい競争を続けてきたGK徳重健太が肉離れで全治約2ヶ月と診断。離脱となったため、若いユースGK紀氏隆秀やGK嘉味田隼にもチャンスが巡ってきそうだ。

以上

【クラブからのお知らせ】----------
神戸公式サイト チケット情報はこちら!

2009成績
リーグ戦J1 14位
ヤマザキナビスコカップ予選リーグ敗退
天皇杯ベスト16
神戸 移籍情報


2010.02.22 Reported by 高村美砂