(取材協力:キャプテン翼スタジアム)
■弱者が強者を倒すカタルシス
Q:2010FIFAワールドカップでは、前回大会優勝国のイタリア、準優勝のフランスがグループリーグで敗退するなど、番狂わせが相次ぎました。「キャプテン翼」のJr.ユース大会でも同じように、前評判が低かった日本がイタリア、アルゼンチン、フランス、ドイツを次々と撃破し優勝を飾るという大番狂わせが起きました。
「確かにキャプテン翼と似たような形で、弱い者が頑張って強い者を倒すというカタルシスを感じさせる展開が多いですね。下馬評の低いチームが勝利してドラマを起こすような試合が僕は好きです。近年は各国の力が拮抗してきているのも事実でしょうが、勝負の世界では弱者が強者に打ち勝つことも起こりえることです。そして、それが観ている人たちに大きな感動を与えます」Q:やっぱり番狂わせには興奮しますね。私は「トトワンドリームTV」で2億円を目指して毎節の番狂わせを予想しているのですが、いつも苦労しています。高橋先生はどんなときに番狂わせは起きるとお考えですか?
「物語を作る立場からすると、強豪チームが格下チーム相手に順当に勝つだけだとドラマが生まれません。だからといって、現実に番狂わせが起きないかといえば、そうではありません。そして、その全てをマグレだけでは片付けられない。その理由を突き詰めること、それが面白いと思います。
たとえば、石崎君の顔面ブロックのようなガッツ溢れるプレーはチームを一気に盛り上げますよね。ドイツ戦でシュナイダー君のファイヤーショットを石崎君が顔面ブロックして、それを見た翼君は試合の終盤にも関わらず120%のプレーをしました。そして、決勝ゴール。ワールドカップの予選リーグでも似たようなプレーがありました。イングランド代表のテリー選手が相手のシュートに顔から飛び込んだシーンは話題になりましたよね。実力的に番狂わせとは言えませんが、あのプレーが試合の流れを大きく変えたのは事実だと思います」
Q:私もそのシーンは覚えています。あの試合ではイングランド代表は結果を残すことができましたね。一方でtotoを予想するにあたって、事前に考たり参考にすることは何かありますか?
「選手のコンディションは重要だと思います。調子が上がってきている選手もいれば、逆にリズムを崩してしまっている選手もいます。更に、彼らのマッチアップがどうなるのか? たとえば、戦力的に劣るチームでもサイドの1対1の攻防で主導権を握れれば、ゲームを有利に進めることができて、勝利の可能性がグッと高まります。そのほかには、過去の対戦成績や欠場選手のチェックは必須です」
Q:先生自身がtotoを買うとすれば、そうした点をチェックするんですね。
「僕もtotoを買ったことがありますし、実は当せんしたこともあります。でも、番狂わせがなかったので、当せん金は少額でした。手堅く予想するのか、2億円を目指して番狂わせを狙うのか、難しいところですね」Q:具体的に次回(第457回)のtotoで予想するといかがでしょうか?
「G大阪vs浦和、静岡ダービーなど実力が拮抗した対戦カードが多いですね。気になるのはワールドカップの影響です。静岡ダービーでいえばデンマーク戦でゴールを決めた岡崎慎司選手(清水)と昨シーズンの得点王ながらメンバーから漏れた前田遼一選手(磐田)、鹿島vs川崎Fではベンチを温め続けた岩政大樹選手が代表選手を抱える川崎Fとどんな気持ちで戦うのか。
加えて、選手の移籍も考える必要がありますね。無敗を続ける柏には水野晃樹選手が加入して、どんな融合を見せるのか、また海外に移籍した選手の穴を各クラブがどのように埋めるのか、考えただけでワクワクしてきますね」
Q:ちなみに翼君がtoto予想をすると、どんな買い方をするでしょうか?
「翼君は根っからのサッカー小僧ですから、サッカーを観るのも好きでしょうね。きっとプレーと同様に翼君だけが感じる言葉にできないもの、目に見えないものに従って、直感で勝敗を予想すると思います。ただし、プレーするのは得意でもtoto予想は苦手かもしれません(苦笑)」
Q:データ重視で考えるとすれば、ワールドユース編から登場した、データに強い井出保君なら的中率が高いのではないでしょうか?
「そうですね。彼は対戦相手のビデオを見て分析するキャラクターなので、きっとtoto予想も上手いはずです。彼なら全クラブの過去の試合をチェックするでしょうね。そして、自分なりの分析によって、ロジカルに予想を組み立てると思います」
■横浜を日本のバルセロナに・・・
Q:キャプテン翼スタジアムで予想すれば、翼君の直感力や井出保君の分析力も味方にできるかもしれませんね。
「ぜひ多くの人たちに来て欲しいです。totoで2億円でもいいし、ワールドカップ出場でもいいし、全く別の夢でもいいので、夢を持った人たちにたくさん集まって欲しいです。そして、キャプテン翼スタジアムに集まった人同士のコミュニケーションが生まれて、お互いに自分の夢を語り合う、そんな場所にしたいですね」Q:なぜキャプテン翼スタジアムをオープンする場所として、横浜を選ばれたのですか?
「僕はバルセロナの街がすごく好きなんです。バルセロナには、サッカーがあって、海があって、ガウディ建築に代表されるアートもある、更に豊かな食文化もある。僕にとってはこれらが揃っている場所は居心地がいいんですよ。そして、横浜にはバルセロナと同じ条件が整っているので、横浜にキャプテン翼スタジアムも加えることで、きっともっと多くの人が楽しめる街にできたらなと。翼君のお父さんは船長ですから、海とのつながりもありますしね。ここを中心にもっとサッカー文化を広めていければと思っています」
Q:食といえば、キャプテン翼スタジアムの隣にあるTSUBASA Cafeには、南葛と東邦のユニフォームや、原作に登場したボールなどが展示されています。メニューもキャプテン翼に因んだものばかりですね。
「はい。3面のフットサルコートを翼コート、岬コート、若林コートとしているのと同様に、ハンバーガーは翼バーガー、岬バーガー、若林バーガーの3種類を用意しています。それぞれスペイン、フランス、ドイツの食材を中心に作っています。ドリンクメニューにはタイガーショットやスカイラブハリケーンなどがありますよ」
Q:先生のお気に入りメニューは何ですか?「定番ですけれど、翼バーガーと南葛サンドです。翼バーガーはスペインのイベリコ豚とアボカドがサンドされています。南葛サンドは名前の通り、ナンでカツをサンドしたスペシャルメニューです。どちらもボリュームもあるし、キャプテン翼スタジアムでフットサルを楽しんだあとにぴったりだと思います」
Q:サッカー・フットサルができて、海を見ながら美味しい食事ができる、本当に素敵ですね。
「ありがとうございます。でも、まだまだオープンしたばかりなので、これからどんどん仕掛けていきます。キャプテン翼関連のイベントを開催したり、展示しているイラストを定期的に差し替えたり、フットサル大会もたくさんやりたいですね」
Q:先生は目標が尽きないんですね。
「キャプテン翼は、夢を追うことがテーマでもあります。ですから、僕自身も夢を追い続けています。小さい頃はプロ野球選手を目指していて、その後は漫画家になりたいと考え、幸運にも実現できました。この先はキャプテン翼スタジアムを中心に多くの人とサッカーを楽しむ機会を創造していきたいです。たとえば、キャプテン翼のイラストやオブジェを中心に展覧会を開けたらなと考えています」
Q:最後に、ワールドカップで日本を優勝させるという翼君と同じ夢を追っている方、totoで2億円を目指す方など、様々な夢を追いかけて実現を目指す人たちにメッセージをお願いします。「翼君の場合はサッカーですが、人それぞれで追いかける夢は違うと思います。夢を追いかけるというのは、生きる原動力になるはずですから、僕は夢を持って生きていく人生が好きです。ぜひ皆さんも夢の実現に向けて頑張って欲しい。一緒に夢を追いかけていきましょう」
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