【2016シーズン始動!】大宮:新体制会見での出席者コメント(1)

2016年1月16日(土)

本日、大宮アルディージャの新体制会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。

大宮アルディージャ2016シーズンシート
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●鈴木茂 社長
「皆さまあけましておめでとうございます。大宮アルディージャ社長の鈴木茂です。私たちは1年でJ1に戻ることができましたが、常に上位を目指して戦っていくためには、今年1年が非常に大事だと思っています。もちろん松本大樹強化本部長、渋谷洋樹監督のほうから今季や補強の考え方の話はありますが、その考え方に基づいて、昨季のチームを堅持しながら1年を戦っていきたいと思っています。後々、新加入選手の補強もありますが、11人が新たに加入します。しっかりと大宮のスタイルを作り上げて頑張っていきたいので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。

あと3点、私からお話をさせてもらいます。1点目は明日の初練習を高木で行います。例年はNACK5スタジアムなのですが、いまは芝の張り替えをやっています。一昨年はベストピッチ賞をいただいたのですが、去年の夏場の暑さで芝がやられてしまったので、私たちアルディージャがお金を出して芝の張り替えをしています。開幕までには間に合うと思います。改修したものを市に寄付をして、選手にも頑張っていただきたいし、スタジアムに来たお客さまもベストピッチで試合観戦できるために工事しています。

あともう1点は、アカデミーの拠点でもあります堀崎の人工芝。こちらも10年が経ちましたし、アカデミーの結果にもつながるように、全部張り替えます。これも市のほうに寄付をすると。夏場の7月か8月あたりになりますが、これによってアカデミーもしっかり育成して頑張っていきたいという思いです。

3点目がNACK5スタジアムに戻るんですが、スタジアムICTということですね、Wi-Fiを入れてお客さまにも喜んでいただくということで、どういった新たなスタジアムのビジネスができるかということを試行的にやっていきたいということです。セカンドステージに間に合うように検討いたしております。そういうことでサポーターにも喜んでいただきたいし、ホームタウンの方にも喜んでいただきたいという思いでやろうとしていますので、ぜひ皆さまご理解いただければと思います。それでは今年1年、非常に厳しい戦いになると思いますが、ぜひ皆さん、大宮アルディージャをサポートしていただければありがたいと思います。本当にありがとうございました」

司会
「それでは、松本大樹強化本部長より、チーム編成、強化のポイントについてお話させていただきます」

●松本大樹 強化本部長
「あらためまして、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。今年も強化本部長を担当します、松本です。まずは目標からお話させていただきます。昨季はJ2に降格し、1年でJ1に上がることができました。クラブの目標を達成できたということで、昨季に引き続いてスタイルの構築、堅守多攻、攻守に主導権を握るというところをまず掲げて、ベース作りをしっかりJ1でできるようにやっていきたいというところで、先を見てしっかりJ1で上位を争えるチームを作るというところで勝負したいと思っています。

とはいってもメディアの方にとっては数字、というところもあると思いますし、何も考えていないわけではありませんので、勝ち点の話をさせてもらいます。昨季から2ステージ制になって、勝点でいえば『48』を目安にやっていきたいと考えています。いくつかのクラブが勝点40でまず残留と挙げていますが、ウチはまずスタイルの構築を含め、『48』を目指していければなと考えております。順位的には12~7位というところで、しっかり足元を見つめながら設定しました。

それから、補強のところ、編成のところをお話させていただきます。昨年はJ2で1年間戦って、渋谷監督の下で堅守多攻、しっかり守っていろいろなバリエーションで攻撃できるというベースでやってまいりました。監督を含め、選手も一生懸命頑張ってくれて結果が出ました。これはクラブで和を大事にした結果だと思います。今季のJ1でもう一度、レベルの高いところで厳しい戦いになると思いますがやっていこうというところで、選手補強を含めて年末、監督と話し合いながら決めました。

手元の資料にあるとおり、まず外国籍選手では千葉からネイツ(・ペチュニク)選手を獲得しています。ネイツ選手については昨季のJ2で戦って、ムルジャ選手とレッドスター・ベオグラード時代に一緒にやっているということも兼ねて評価をさせていただいて、オファーをしました。右サイドハーフ、左サイドハーフ、FWというところでポジションを考えながら補強しています。それから、群馬から江坂(任)選手を獲得することができました。江坂選手についても、J2で戦った中でパフォーマンスを評価して声をかけさせていただきました。基本的には群馬でやっていたトップ下や左サイドハーフで考えています。彼についても複数ポジションができるところを評価しています。それから、松本から岩上(祐三)選手を獲得しています。岩上選手についてはボランチのところで考えました。松本ではFWに近いトップ下でプレーしていましたが、私が7年間スカウトをやっていたとき、岩上選手は東海大学時代から見ていましたので、ボランチでも十分通用するということで補強しました。左サイドバックは和田(拓也)選手、大屋(翼)選手のローテーションでやっていましたが、沼田(圭悟)選手もJ2で戦った選手です。まず左足のキックの精度の高さを評価して獲得しています。それから、右サイドバックで神戸から奥井(諒)選手を獲得しています。昨年、今井(智基)選手が柏に移籍しましたので、渡部(大輔)選手と争う部分で獲得しています。GKでは松井(謙弥)選手を獲得しています。GKについては清水慶記選手、川田修平選手が今季、期限付き移籍で出ているので、そこをこの後出てくるユース出身の加藤(有輝)選手と松井選手でと考えています。GKについてはJ1の中でもレギュラー争いの難しいチームだと思います。新人については明治大学から加入の山越(康平)選手。センターバックになります。山越選手には昨季から西脇をスカウトに置いております。山越選手はJ1複数チームが競合する中、まだJ2だった5月の時点で決めてくれています。泉澤(仁)選手もそうですが、非常に有望な選手が来てくれています。センターバックで期待しています。

それからユースから4名、過去最多になります。川田(拳登)選手、黒川(淳史)選手、藤沼(拓夢)選手、加藤選手と、4名の昇格となっております。4名はジュニアユース、ユースと、チームとしての結果、個人のパフォーマンスも含めて昇格しています。今季は11名の補強になりました。非常にバランスの取れた補強ができたと思っております。埼玉出身の選手が31名中13名で、下部組織出身が9名になります。約半数が生え抜きと下部組織出身になっており、バランスも考えながら、『大宮はこういうクラブなんだ』というところでしっかり考えていきたいと思っております。平均年齢は昨季の27.4から26.8と、若干落としております。昨季はJ2降格もあって、少し年齢が高めの選手、あとは各クラブで選手会長をやっている選手に声をかけさせてもらいました。それが結果として出ましたので、今季はベテランではなく中堅の選手、これからの選手というところでバランスを取りながら補強しました。簡単ですが、以上です」

司会
「続きまして、今季もトップチームの指揮を執る渋谷洋樹監督より、ご挨拶と今季の抱負をお話させていただきます」

●渋谷 洋樹監督
「あけましておめでとうございます。メディアの皆さんの力があって、われわれ大宮アルディージャというクラブのいろいろな発信ができています。今季もいろいろな状況があると思いますが、大宮アルディージャをしっかりと伝えていただければと思います。昨年はJ1復帰のために選手たちがやってくれて、クラブスタッフ、大宮の地域の方、埼玉県民の方、たくさんの方たちの力によって大宮アルディージャはJ1に復帰できました。今日ここでJ1の大宮アルディージャの監督として新体制発表をできることに感謝しています。結果が出ないとこういう立場で話はできません。本当にありがとうございます。昨年頑張ってくれた選手たちの中でも他クラブに行ってプレーする選手もいるので、そこで活躍してもらいたいと思っています。
J2を戦った上で一番感じたのは、J1にいる厳しさ、難しさ、大切さです。J1にいることは難しいと感じて、それに向けてわれわれが『残留争いの大宮アルディージャ』と思われないように、今季1年とにかく上位で争えるようなチームにしたいと思っています。昨年同様、クラブに関わる人たちが結束力を持って、とにかく良い結果を出すため、良いクラブにするため、良いチームにするためということを常々思ってやっていきたいと思います。選手の補強の部分については松本強化本部長がいろいろなことを考えてくれて、選手とも話してくれたりして、いろいろなクラブの良さ、改善しないといけないことを話した上で選手たちは来てくれました。非常に感謝しています。彼らを活躍させること、『このクラブでやりたい』と思って残ってくれた既存の選手たちに頑張ってもらいたいというのが私の願いです。フィールドプレーヤー27名、GK4名で、試合に出るのは11名です。いろいろなことがあるかもしれませんが、とにかく大宮アルディージャが上位で戦えるような、しっかりとしたチームにしたいと思っています。

先ほども松本強化本部長が言われていましたが、各ポジションに2人くらい、競争意識を持ってやっていきたいと思います。J1の日程は少し前倒しになっていて早くシーズンが終わる。ということは過密日程になる可能性がある。昨年もそうでしたが、疲弊したときに次の選手が出てもチームの状況が変わらない、結果がしっかり出せるような選手が補強できたと思っていますし、満足しています。活躍させられるようにやっていきたいと思います。ゲームの中というか、プレーに関してやっていきたいことは、昨年のJ2でボールをしっかり握ってしっかりと守備をするということをやって、前半戦は数字上でそれに合った形でした。しかし後半戦は相手の状況もあるかもしれませんが、結果が出なかったときにはいろいろやらないといけないと学びました。選手も『J2でもこれだけ厳しいんだ』と。『J1ではもっと厳しい』と考えると、一つひとつのレベルアップが必要です。それはプレースピード、判断のスピード、それに走るスピード。あとはインテンシティー、守備においてもパワーを含めてやっていきたいと思います。昨季は骨組みを作って、今季は肉付けをすることを意識して、継続していることをしっかりと伸ばすということをやっていきたいと思います。そのためにも、私は普段から言っていますが、普段のトレーニングでしか成長できません。それを意識して今季もやっていきたいと思います。本当に継続することと、成長すること。この2つを常に思って、トレーニングに日々精進していきたいと思います。試合では一戦必勝。私は一昨季、勝ち点1の差で失敗しています。それを絶対に心の中に持って、勝点1でもしっかり取ることを忘れずにやっていきたいと思いますし、選手にもそれは伝えていきたいと思います。同じ過ちを犯してまたJ2で過ごすということは、絶対に回避したい。全員が一つになってやっていきたいと思いますので、今季もよろしくお願いします」

司会
「それでは、2016シーズンのチームスローガンを発表させていただきます」

渋谷監督が『挑む』のスローガンを発表する。

●渋谷洋樹監督
「スローガンは『挑む』です。昨年から変化はありません。私自身、継続を意識していますし、常々言っているようにJ1は非常に厳しいリーグです。そこに向けてまずはもう一度再出発ということで、チャレンジャー精神を忘れないためには『挑む』ということが大切かなと。私自身の願いで『挑む』にしました。その中でも、J1でどれだけできるのか。昨季はわれわれがやってきた『堅守多攻』もそうですし、選手自身、J2で戦ってきてJ1でどれだけできるのかというチャレンジも必要ですし、挑まないといけないこともあります。選手は日々のトレーニングで成長するという一つひとつに挑んでもらいたいということも願っています。

また、選手においてはリーグでの活躍と、より高いところ、代表や世界というところを目指して日々トレーニングしていれば、絶対にチームが良くなっていくと思っています。目指すところがどこかという意味では『リーグに出る』とかもありますけど、普段の生活から高いところを意識していれば、いろいろな行動が変わってくると思います。そういうところを意識してやらせたいですし、やってもらいたいなと思います。昨年は途中までで勝点をしっかり取れたとき、J1でどれだけできるのか、どれだけ戦えるのかというところで、そのときに刺激をもっと選手に与えて、高みを目指すというところを失っていました。もっともっと上を目指して、高みを目指して挑んでほしい。普段から意識して成長させていかなければ、プラスにはならないと思います。私の願いは継続をすることと、成長をすること。いろいろなポイントで挑んで戦わなければいけないと意識しています。選手たちもチャレンジャー精神は忘れずにいかなければいけないと思うので、『挑む』というスローガンにしました」

(2)へ続く