【秋田 vs 長野】 ウォーミングアップコラム:秋田の「9番」呉大陸、決意を抱いて初ゴールを目指す

2016年5月21日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】初ゴールを目指すを呉大陸

今季、ファジアーノ岡山ネクストから新加入した呉大陸は、中盤の左サイドを主戦場として、これまで9試合すべてに先発出場。スピードとキレのあるドリブルを武器に、相手ゴールへと向かう推進力のあるプレースタイルは、「ボールを持つと何かやってくれるのでは」という期待感を抱かせる。首位をキープする秋田で存在感を放つ呉だが、数字の面では無得点アシスト1と思うような結果を残せていない。

--これまでの9試合、自身のプレーを振り返って。
クロスバーやポストに当たったシュートもあり、決めるところを決め切れていないのが、無得点という結果になっている。得点に絡んでいかなければ、自分の存在意義は示すことができないと思う。

--背番号9を選んだきっかけは。
高校時代から9番には縁があって。その番号をつけることで、点を取りに行くというプレッシャーや使命感を負うために9番を着けさせてもらっている。シュート数もまだまだ少ない。1試合で3〜4本はシュートを打てる選手にならないと。上を目指しているので、J1、世界でやっていくために、J3でトップになれるようにチャンスメイクもしていかなければ。

--秋田のチームとしての強みはどんなところにあるのか。
全員が一生懸命戦っている。監督に求められていることを最大限にやろうとしていて、あまり乱れがないというか、みんなが責任感をもってしっかりとチームプレーをできているのが、首位の要因ではないか。
それに誰も、首位にいることに満足していない。向上心がある人間が多いからこそ、今の順位にいるのだろうし、(向上心を)切らしたら、いつ順位が下がっていくかわからない。常に向上心を持つのが大事。

--長野戦に向けて。
実際に対戦した経験がないのでわからない部分もあるが、前節の福島戦ではロングスローで2得点したと聞いている。集中して最後まで守り切らないと怖いので、全員が責任をもってプレーする必要がある。
攻撃では左サイド、自分のところからチャンスメイクして点に絡んで、もっと積極的に点を取りにいく。そうすればチームも勝てるだろうし、攻守で走って、もっともっと違いを出せるように頑張りたい。

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秋田の練習を見ていると、間瀬秀一監督が選手を集めて話をする際、チームの輪の最前列に呉の姿がある。「監督の求めることを理解するために、常に前で話を聞こうとしている」のがその理由だという。

呉はかつて、間瀬監督が岡山のトップチームでコーチを務めた時に指導を受けた経験がある。「(監督からは)これまで色々な叱咤激励があって。こうやって秋田でプレーさせてもらっているのも、呼んでくれた監督のおかげだし、監督がいなければ今の自分はない。監督のために点を取りたいし、もっとチームを上に引っ張って行けるように、プレーしていきたい」と話す。

呉の言葉によれば、秋田は「今より上」を目指す選手の集団になっている。こうしたカテゴリを越えた向上心が、チームを浮上させる原動力になっているのだろう。呉の落ち着いた話しぶりには強い意思があり、焦りは無いように感じた。ゴールはいずれ生まれる。その時に、思い切り祝福しよう。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第10節
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