【秋田 vs C大23】 ウォーミングアップコラム:3連敗の6月を経て、新たな調和を生み出す7月へ。「3人のキャプテン」山田・前山・浦島の言葉。

2016年7月2日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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第11節まで負け知らずの快進撃を見せていた秋田だが、第12節から第14節にかけて3連敗を喫し、6月は勝点を積み上げることができなかった。データ上では、秋田は2014年の明治安田生命J3リーグ加盟以降、3シーズン連続で全敗を記録しており鬼門といえる。はたしてチームはいま、どのような状況にあるのだろうか。キャプテン山田尚幸と、副キャプテンの前山恭平、浦島貴大にそれぞれ聞いてみた。


●山田尚幸
--3年続けて6月に勝てていないが。
「特に6月に弱いとは思っていない。ただ天候の面で、(基本的に)秋田は涼しいが試合当日は暑かったり、アウェイで暑い場所で戦ったりという面はあるかもしれない。ただそれは言い訳でしかなく、どんな状況でも自分たちが賢くサッカーができるか(に懸かっている)。どのチームも暑さは変わらないので、自分たちにとって有利に試合を運べるようにしないと、この時期は勝ち星から遠ざかる」

--他チームから研究されている実感はあるか。
「(秋田に対して)どのような対策をするかは、そのチームによって異なる。自分たちも相手チームを研究して対策をするし、相手に対策をされたからといって何もできないままでは意味がない。シュウさん(間瀬秀一監督)は『相手を見てサッカーをしろ』と話している。相手が前からボールを奪いに来ているのなら、その背後を狙う。相手が裏を警戒するようになれば、もっと手前から攻める。遠くを見たり手前を見たり、そういう練習をしているので、選手たちがもっと理解できるようになれば、相手にどのような対策をされても、(試合中に)自分たちでコミュニケーションをとって打開できると思う」

--キャプテンとして、3連敗中のチームをどのように見ているか。
「シュウさんも話していることだが、『ピンチはチャンス』だと考えている。負けている時にこそ、自分たちを見つめ直すチャンスがある。勝っていたり、うまく行っている時には自分たちに目を向けづらいこともある。今のこの状況で、一人ひとりが自分自身に目を向けて、それぞれの質を上げて勝利したい」


●前山恭平
--6月を振り返って。
「毎年、シーズン開幕時は気持ちが入って出だしはいいが、気持ちの緩みであるとか、他チームが熟成されていくなかで、それに自分たちが対応できていないとか、いろいろな要素があると考えている。そこで出てきた課題を克服しようと、チームがひとつになってやっているので、ポジティブに捉えている」

--試合運びの切り替えについて。
「シーズン開幕当初は、ボールを奪って縦に速い攻撃を中心にやっていたが、徐々にそのプレーが雑になり、守備の時間が長くなるのが課題になった。それを解消するために、速い攻撃をするところと、確立の低い攻撃を急いで狙うのをやめてボールを保持するところ。その二つ使い分けの判断を意識してやっている。そこで選手一人ひとりの瞬間の判断力など、チームとして改善する点があると思う」


●浦島貴大
--チームの雰囲気は。
「すごく悪いというわけではないが、いい時に比べれば、一人ひとりがプレーで悩んでいるように思う。(チームが)いい時には自然と声が出るが、よくない流れになると、いつもよりコミュニケーションが取れていなかったりする。
『声』が減れば減るほど、チームはまとまらなくなると思うので、自分から試合中に話したり、練習中にコミュニケーションをしたりするようにしている。ただ、負けている時にどうするか、いろいろと悩んでいる時ほどチャンスでもあるので、どうやってかいくぐるかが課題になる」

--3連敗後の今節に向けて。
「どれだけ底力を出せるか。今週の準備で、一人ひとりの気持ちやコンディションをどれだけ上げていけるか(が鍵になる)」


彼らの言葉を手繰れば、チームは3連敗を糧にして、さらに成長を遂げる過程にある。秋田は暫定6位で、首位との勝点差は6と、まだまだシーズンの行方はわからない。立ちはだかる相手を上回るためにどのようなプレーをしていくのか。あきぎんスタジアムで、その姿勢を見届けたい。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第15節
7月3日(日)13:00KO A‐スタ
ブラウブリッツ秋田 vs セレッソ大阪U-23