【2017シーズン始動!】湘南:新体制発表会見での出席者コメント(1)

2017年1月21日(土)

1月20日、湘南の新体制発表会見が行われました。会見でのコメントは以下のとおりです。
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○眞壁潔代表取締役会長
「皆さんこんにちは。お忙しいなか私どもの新体制発表会見にお越しいただき誠にありがとうございます。昨年チームがほんとに頑張って最後降格が決まったなかでもモチベーションを切らさずに天皇杯大宮戦まで行きました。その関係もあって我々も発表が遅れています。よろしくお願いいたします。

まず冒頭に我々の体制とは関係ないですが、木之本興三さんが亡くなられました。心よりお悔やみ申し上げたいと思います。1999年、ベルマーレが市民クラブとしてスタートするとき、その前後の右往左往した時期に、じつは陰で我々とJリーグのあいだでパイプをつくってやり取りしてくれたのは木之本さんでした。もし彼がそのときにいろいろ川淵三郎さんとの関係をつくってくれなければ、今日のこの日は迎えていなかったかもしれません。残念な方を亡くしたと思っています。
その木之本さんによく呼ばれていろいろ言われました。いまでもよく覚えているのは、クラブとして残ったのだから頑張れと。とにかくJリーグと日本のサッカーを強くするんだと、私どもには日本代表もいませんしそれは先の話だと思いながら当時は聞いていたのですが、何度も何度もおっしゃっていました。それから17年経ち、曺貴裁が監督になった頃から日本のサッカーを強くしようと、いつのまにか我々が言うようになり、当時はJ2でしたけど、1年でJ1に上がり、また下がり、また上がり、社会的にはエレベータークラブというらしいですが、エレベーターに乗るだけ成長できている。いまでも曺と話すのは日本のサッカーを強くしよう、速いサッカーをやろう、90分間世界は走り切っている、そういうサッカーをやろうと言って今日があります。その結果が昨年の降格だったかもしれませんが、こうしてまた新しい仲間と一緒に引き続き湘南のサッカーを日本のサッカーのために、というと何を言ってるんだと言われるかもしれませんが、続けていき、今日ここに集まってくれた選手たちは、なかにはまだ無名の選手もいるかもしれませんが、ベルマーレは無名で来て有名にしていくクラブだと思っていますので、引き続き今季をしっかり戦い、1年でJ1に帰りたいと思います。よろしくお願いいたします」

○水谷尚人代表取締役社長
「皆さんこんにちは。これだけたくさんの方に来ていただいて、我々の新体制会見を華やかに迎えられることをほんとうにうれしく思います。ここにいる新しい仲間とまた今季戦っていくことを考えるとワクワクしていますし、皆さんのご支援をいただきながらいいシーズンを送りたいと思っています。わたくしごとで勝手ですが、いま会長からもありましたが、私自身サッカー界に入るときに最初に面談を受けたのが木之本興三さんでして、たいへん厳しくあたたかくご指導をいただきました。おととしの暮れに社長になるならないのときには電話をいただいて、しっかりやれよと言われたのをいまでも覚えています。つねに木之本さんには日本のサッカーのためになるか考えているかと言われたのを覚えています。湘南で仕事をさせてもらって14,5年になりますが、つねにそのことを忘れてはいけないと思っていますし、これからもしっかり志を継いでいくのが僕らの使命なんだろうと思っています。

我々の話をします。昨年の暮れにクラブカンファレンスで発表しましたが、ここであらためて、いま中長期計画をつくっています。「SPRINT for 2025」ということで2025年までにこういう絵を描いていきたいといまクラブ一体となって取り組んでいるところです。そのためにあらためて我々のミッションを確認しています。我々のミッションは「夢づくり人づくり」。世代と地域をつなぐ総合型地域スポーツクラブとしてチャレンジする人の成長を支え、夢と感動を提供していきたいと思っています。人が中心にあって人とともに歩んでいくクラブでありたいし、夢を一緒につくっていきたいと考えています。その先にあるビジョンは、人生と地域を豊かにするスポーツ文化が根ざしている世の中。スポーツで楽しい明るい生活を送れる世の中をつくりたいと考えている。そのために我々のフットボールは「SHONAN Style」、攻撃的で走る意欲に満ち溢れたアグレッシブで痛快なサッカーでありたいし、フロントも営業も事業も皆「Always SHONAN Style」でいたい。ベルマーレの関係者に試合と関係ないところで会っても、元気をもらったとか明るくなったとかそういうスタイルで仕事をしていきたいと考えています。そのミッションに向けていま我々が描いているのは「SPRINT for 2025」です。「SPRINT for 2025」は3つの大きなテーマを掲げています。2025年までに、ACL出場(タイトル争い)、2020ヒューマンレガシー、劇場空間創造を果たしたい。ACLに出場するために必要だと思っているのは、つねに湘南スタイルを進化(深化)させることだと思うし、アカデミーの充実、東京オリンピックへの出場、そのためには指導者やスカウトの充実を図っていきたい。育成の充実ということでひとりアカデミーのサブダイレクターも2月から一緒に仕事することになっています。ヒューマンレガシーについて、2020年には20名のアスリートを輩出したいと考えている。レガシーと言っても我々はハードの面を残せるものではありませんので、2020年を目指してそこに挑んでいくアスリートたちとその想いを共感できるような世界をつくりながら、その過程を応援していただき感じていただいて、2020年を経てこの地域に戻ってきてその経験を皆さんと共有してこの地域がそのアスリートを中心に、スポーツを中心に明るくなっていく絵を描きたいと考えています。劇場空間の創造について、湘南スタジアム研究会が今日から始まりました。我々は新しい空間をつくっていきたいと思いますし、我々だけでできる話ではないので、皆さんの知恵とパワーをお借りしながら活動していきたい。ただ、箱だけがよくなっても仕方ないので、当然ながらソフトである湘南スタイルをさらに進化(深化)させて、お客さんと一体となった空間をつくり出す絵を描いていきたいと思っています。来年2018年は藤和不動産サッカー部創設50周年を迎えます。2020年には東京オリンピック・パラリンピックがあります。その先にACL出場の絵を描いていきたい。そのためにたいへん大切な今年になると思っている。この2017年、今日この会見から新しいメンバーを加えてまた新たにスタートします。今後もよろしくお願いいたします」

○坂本紘司スポーツダイレクター
「皆さんこんにちは。昨年8月にスポーツダイレクターに就任し、今年も引き続き強化の責任者として仕事をさせてもらうことになりました。今季はJ2で戦うことになりましたが、まず今年のチーム作りを考えたときに、いままでやってきたサッカー、考え方をしっかりと継続していくことがまず大事だと私は考えました。今季も曺貴裁に指揮を執ってもらいたいというところから私の仕事は始まりました。J1で結果が出なかったなかで、どういうプレーが足りなかったか、どういうところの精度を上げていかなければいけないかを監督やコーチ、強化スタッフと話し合いながらリストアップしたのが今日ここにいる選手たちです。なのでここにいる新しい選手たちがいままでやってきたサッカーにブラスアルファで新しい色を必ず出してくれると確信しているし、私自身クラブ在籍18年になりますが、編成に携わったのは初めてのことです。ただここ数日トレーニングを見ているなかでも非常に手応えを感じているし、自画自賛ではないがいい編成ができたと思っています。頼もしい選手たちと監督とスタッフと一緒に1年戦えることを非常にうれしく思っています。今季もどうぞよろしくお願いします」

○曺貴裁監督
「皆さんあけましておめでとうございます。今季クラブ在籍は13年目、監督としては6季目の仕事を果たすべく2017年のスタートを切ったばかりです。はじめに、去年の年末もしくは降格が決まったあと、去年の夏ぐらいからですけど、湘南ベルマーレの監督としてというより、自分が指導者を目指したきっかけ、もしくはなぜいま湘南ベルマーレと監督として仕事をしているのかいつも以上に考えていました。そのなかで来年も監督をさせていただくことを自分のなかで決めて、そのときのいちばんの理由は初心にかえるということでした。ベルマーレはいま、昔Jリーグに加盟してから天皇杯も優勝したチームだし、フジタさんがメインスポンサーにいらっしゃった頃は非常にアグレッシブで攻撃的なサッカーをするチームとして世の中にインパクトを残した。それから20年以上経って、いま皆さんがよく口にされる湘南スタイルが世の中に浸透し、我々のチームがJ1に昇格したりJ2に落ちたり繰り返していますが、そういう過去に乗っかってはいけないなと。自分が指導者として今季率いるにあたっては、ほんとに0から、集まってくれた選手、残ってくれた選手を、自分は指導経験あるからとかJ1に昇格させたからとかこういうスタイルのなかにいた一員だからとかそういうことはまったく0にして、真っ白にしてスタートしない限り、自分がこのチームを引き受ける資格はないと思って、そういう気持ちでこの仕事を引き受けました。なので過去のことをいま話すつもりはないし、言いたいのはJ2、22チームあるなかで、スタートラインはみんな一緒ですよね。そのスタートラインから一歩ずつ半歩ずつ毎試合毎日進んでいくことが僕に課せられたミッションだと思っている。いまここにいる選手、もともと加入している選手を含めて、もう一度彼らになにができてなにが足りないのか、彼らのいちばん得意なポジションはどこなのか、どういうやり方がいちばんいいのかをない頭でしっかり考えて、開幕戦、そしてシーズンに臨みたいと思います。そのなかのひとつのキーワードは当たり前ですけど選手が生き生きすることです。選手が躍動していくことです。降格したチーム、昇格したチーム、J1に残留したチーム、いろんなチームあるが、僕が指導者をやっているということは選手が生き生きすることとイコールなので、それができなければ監督という職業を続けていくわけにはいかないし、その気持ちだけをもって今季引き受けました。

毎年チームに残るのか残らないのか、今年違うチームに出て行った選手もいるし我々のチームに加入した選手もいる。それはJリーグのチームである限り、ワールドワイドに、もしくはJ2からJ1にステップアップするという言葉も含めて、自分がプレーするクラブが毎年変わっていくのは世の常です。それを守る方法は僕はないと思っている。究極を言えば、このクラブでプレーしたいと思う選手がこのチームに残り、成長を遂げ、試合で結果を出していく、そのサイクルをつくっていくことしか、それが初心にかえっていくということも含めて、チームとしての成長はないと思います。逆に言えば、このチームのいちばん大事な、湘南のDNAに染まっていくというか、今年ミーティングでも言ったが、Jリーグそのものとかサッカーの見てくれのいい考え方に染まらなくていいと。でも湘南の考え方に染まってプレーしないとみんな絶対成功しない、絶対上には行けないという話をした。ひととして自分が試合に出ようが出まいがチームのためになにかできることをやる、自分が苦しいときになにができるかを自分のなかの基準にする、そういうひとでいてもらいたいし、そういったことがほんとに大事なんだと最後まで思えるようなチームをつくっていきたいと思います。

僕が若い頃シンガーソングライターがいて、子どもながら印象に残っていたのが、自分で歌をつくって自分で歌うのでテレビには出ない、コンサートやライブが仕事の中心でテレビに出ない方が僕が小さい頃何人かいらっしゃったと思うが、最近ふとそれを考えました。100人中99人がテレビに出たほうがいいと言ったと思います。でもテレビに出なかった理由はなんとなく想像できます。それは生き方そのものです。要は自分のなかに行き方の芯があればどんな選択をしてもいいと思うし、僕はそういうふうに生きてきたし、選手にもなにがいいか悪いかはチームに所属しそこでプレーするのであれば、自分がよければそれでいいのではなく、周りのことや自分が支えられているものを含めて、みんなが幸せになるように自分を100%出していくことが正しいことで、ひとにどう思われるとかひとがどう思うとかそういうことに左右されず、自分たちのなかで基準をつくってプレーを続けていくことが今年いちばん大事だし、それを見たサポーターの方やスポンサーの方、周りのひとが、ほんとに湘南は挫けずに粘り強く諦めないで最後の最後までやるんだなということが伝わって初めてこのチームは生きてるんだということを証明できると思うので、今年ほんとに寝る間を惜しんで全力でやろうと思います。

J1に1年で戻るとか、もし戻れたあとに次のステージを描くとか、周りのひとはいろんなことを言うかもしれないが、我々は当たり前だけど0からのスタートです。そのなかで今年「共走」というテーマをつくりました。これは造語ですが、ひとつは初心にかえるときに大事なのが、共に走っていく。これは走れないひとを自分が引っ張っていくのではなく、自分がつねに先頭になって走ろうとする気持ちですよね。自分がしらけてチームから外れてしまうとチームに迷惑をかけるんだと。そうではなく、チームにしっかり入っていき、みんなで走っていくんだという気持ちをつねに持ち続けるという意味でこの言葉をつくりました。もうひとつは競争です。これは我々の選手同士で試合に勝つためにお互いにいい競争をする。もしくは日本の他のクラブ、もしくは社会に対して自分たちがやれるもの、表現できるもので勝負していく。自分たちは自分たちだけでやっているんじゃないんだということを再認識するという意味で競争。もうひとつは今日走る(今日走)ということです。いまできることはいまやらないと、いま起きたことはいま解決しないと、いまのサッカーは間に合わない。そういうことを選手に伝えて練習を始めました。

僕は今年6年目の監督を引き受けるにあたり、1年目、監督初年度としてこのシーズンに臨む気持ちでやっていきますし、いままでなにがあったとかなにをしてきたとかいっさい関係なしに、この共走というキーワードを自分のなかで大事に、皆さんにほんとにこのチームを応援してよかったと思われるようなチームをつくりたいと思いますので、応援のほどよろしくお願いしたいと思います」

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