【愛媛 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:はじめての古巣・湘南戦に挑む白井康介「ゴールを奪って勝つ」と気合い。

2017年3月18日(土)



「あまり意識はしていない」
そんな言葉とは裏腹に今節の湘南戦に向けて漲る気合いと緊張感を漂わせているのは白井康介だ。

白井にとって湘南は思い入れのある古巣チーム。しかし、その在籍期間ではチャンスを掴めず、辛酸を舐めた悔しさを残したチームでもある。だからこそ気合いはいつも以上に入るというもの。
「(試合当日)やっぱり曺さんの顔を見たら気合いは入ると思う。僕は曺さんの時に試合に出れなかったので、これだけ成長したぞ、というのを見せて、ゴールを奪って勝って終わりたい」
過去の自分とはもう違う。15年途中に愛媛に加入後、出場機会を得るとともに試合の流れを大きく変えるスーパーサブとして大きな存在感を放ち、昨季は激しいポジション争いにも勝ち抜いてスタメンの座を自らの力で奪い取った。今季もここまで全試合にスタメン出場し、チームの攻撃のキーマンとして欠かせない存在になっている。
ただ、そのバックボーンを築いたのは湘南での厳しい日々。
「(目標にしていた選手は)いま残っている選手で言うと薫君(高山)。いろいろアドバイスをもらったし、そういう先輩たちのおかげでいまの自分がある」
その恩は今節、自らの成長した姿、ゴール、そしてチームを勝利に導くことで返すつもりだ。

白井にはもうひとつ負けたくない理由がある。昨季までのチームメイトで、今季より湘南でプレーする表原玄太の存在だ。昨季はともに若手組として力を合わせて切磋琢磨し、ともに成長した同士だ。
「全然仲良くないですよ。マジで」と冗談めいて話すが、その能力の高さは言わずもがな理解はしている。それだけに「アイツだけにはゴールを取られたくないし、自分が上回りたい」とライバル心をむき出しにする。

特別な感情を抱く古巣、ライバルの前で輝けるか。この湘南戦は白井個人として今後の成長にも関わる大事な一戦になるはずだ。

文:松本隆志(愛媛担当)


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