【G大23 vs 相模原】 ウォーミングアップコラム:アクシデントを乗り越え、最後尾からの牽引を目指す

2017年3月19日(日)


プロ3年目を迎えたGK林瑞輝(写真)は今季、クラブの方針によりトップチームとU-23チームが完全に切り離された中で、開幕前はそのすべての時間をU-23チームの一員として準備してきた。だが、楽しみにしていたはずのYS横浜との開幕戦は、アカデミーの後輩、GK谷晃生が先発のピッチに立ち、彼はベンチから試合を見守った。

「開幕戦に出たかったという思いはありましたが、選ぶのは監督ですし、出た時にどれだけできるか、が大事だと思うので。そういう意味では開幕戦も、純粋に『晃生、頑張れ!』という思いで試合を観ていました」

実は順調に開幕に向けた準備を続けてきた最中、2月末の深夜に急に鼻血が止まらなくなり救急車で運ばれた。検査の結果、右頬に腫瘍が見つかり、緊急手術を行ったが、幸い良性だったため大事には至らず、胸を撫で下ろした。

「夜中に急に鼻血が出ておかしいなと思っていたら、いつまでたっても止まらなくて…。動かない方がいいだろうと思い救急車を呼んで病院に運んでもらいました。腫瘍と聞いた時は自分でもびっくりしましたが、良性でホッとしました。4日に最終検査をして、傷口などが問題なければ、合流します」

結果的に、短い入院で済んだものの、約2週間の離脱を経て復帰したのは開幕を週末に控えた週だったこともあり、開幕戦への出場は見送られた。とはいえ、準備期間ではなかなか1試合を通して外からチームを見ることがなかったからだろう。いろんなシチュエーションを想像しながら試合を見れたことは、長いシーズンを戦っていくための収穫になったと言う。

「今年は去年からの続きというより全く、新しいチームになったという感じですからね。J3の戦いを知っている選手もそう多くないと考えても、僕とかDF野田(裕喜)とか、後ろから全体を見渡せる選手がもっと声なり、プレーで引っ張っていく必要があると感じました。特にDFラインのところは、まだ日本語があまり理解できないスヨンがセンターバックの一角を担っていると考えても、最後尾にいる僕は、それに対するカバー、コーチング、ポジショニングまでを考えてプレーしなければいけないな、と。もし、20日のSC相模原戦でピッチに立つことができたら、そこは意識したいと思っています」

昨年のJ3リーグには13試合に出場。同リーグに出場した3人のGKの中で最も勝点を稼いだ林。その経験値を従え、若きU-23チームをプレーで、気持ちで牽引する覚悟はできている。

文:高村美砂(G大23担当)


明治安田生命J3リーグ 第2節
3月20日(月)14:00KO 吹田S
ガンバ大阪U−23 vs SC相模原