【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:SC相模原

2015年10月30日(金)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
相模原は今季、大きな「変化」を遂げてシーズンに入った。3年間指揮を執ってきた木村哲昌氏に代わり、辛島啓珠新監督が就任。さらに、森勇介、須藤右介、井上平ら豊富な実績を誇る選手を補強し、昨季から在籍する元日本代表の高原直泰、元セレソン(ブラジル代表)のトロらと合わせれば、個々のタレント性は明治安田生命J3リーグでトップクラスになった。

目標に掲げたJ3優勝へ、いやが上にも期待が高まる陣容がそろい開幕迎えると、夏場頃までは好調を維持し、首位の山口も手の届く位置にいた。しかし、試合のなかった第24節を挟んで、第20~27節まで7戦未勝利(4分3敗)。その時点で優勝はほぼ不可能となり、以降は不安定な戦いに終始している。

長いシーズンでは成績の浮き沈みがどうしても出てくるが、相模原は沈んだ状況をなかなか抜け出せず、そのなかで寄って立つものの脆弱さが見えた。辛島監督は、チームのコンセプトとして「良い守備から良い攻撃へ」という言葉をたびたび口にする。しかし、良い守備と一口に言っても捉え方は様々だ。どの位置で、どのようにボールを奪い、どう攻撃へつなげていくのか。シーズンを通して、これが相模原のサッカーと呼べるような形は見出せず、その時々の選手の判断にゆだねられる部分が大きかった。勝てていれば自然と方向性は一致するが、流れが悪くなったときには、選手それぞれが考える攻守の狙いはバラバラになっていく。立ち返るべきチームのスタイルのベースが築けなかった分、一度崩れればあまりにも脆かった。

残りわずかなシーズンで、目標に手が届かないことは決定している。それでも、来季以降に繋がる”なにか”をチームとしても個人としても、掴まなければならない。そうでなければ、「変化」の意味と価値は薄れてしまうだろう。

2015.10.24 Reported by 石原遼一

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