【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:カターレ富山

2015年10月26日(月)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
J3に降格した今季は「1年でのJ2復帰」を目標に掲げたが、10月4日の第32節で望みが絶たれた。開幕5戦で1勝1分3敗とつまずくと、その後も成績は一進一退を続けて5~8位が定位置に。天皇杯予選で県代表を逃したのをきっかけに8月27日に岸野靖之監督が解任され、現在は澤入重雄ゼネラルマネジャーが指揮を執っている。

第34節終了時で総得点31はリーグ8位、総失点33は同5位。岸野監督の下でJ2時代からの課題だった守備に改善が見られたが、攻撃パターンを構築できず得点力を欠いた。このため接戦をモノにできなかった。岸野体制24試合は、9勝6分9敗。8試合が1点差負けで、連勝は第9~11節と第25・26節だけだった。

クラブは、昨季から在籍する選手を中心にチームを編成し、実績のある岸野監督に託した。ハードなトレーニングに選手は必死で食らいつき、監督も「富山の選手は一生懸命に練習するからやりがいがある。チームは必ず良くなる。そのスピードを早めたい」と話していた。しかし、監督の思い描くサッカーと、4年半続いた安間貴義監督の前体制から引き継いだ戦力にはずれがあった。選手の特徴をはかりながら勝つための戦い方を模索したが、戦術が定まるまで予想以上に時間がかかってしまった。
シーズン途中から堅守速攻の現実路線を選んだ反面で、経験の浅い若手を起用して成長を待ったが上位との勝点差は広がっていった。「根本的にチームを変えなければいけない」と来季も見据えて取り組んでいた岸野監督だったが、道半ばでの退任となった。

J3では、追われる立場で結果を残していかなければならなかった。クラブとしての見通しが甘かったと言わざるをえない。2009年のJリーグ参入から初めて経験する降格や、長期にわたり任せた監督の交代といった変化に対応し切れなかった今季。来季に向けて強化プランの見直しが急務だ。このまま下降線をたどるわけにはいかない。

2015.10.21 Reported by 赤壁逸朗

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