【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:ツエーゲン金沢

2015年10月26日(月)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
今季、挑戦者としてJ2を戦う金沢。当初、チームが掲げた目標はJ2残留。シーズン序盤は開幕前の下馬評を覆す快進撃を見せた。第4~16節で6連勝を含む13戦負けなしの無敗街道をひた走り、昇格初年度ながらJリーグのファン・サポーター、メディアから注目を浴びた。一時は上位が定位置になって、想像もしていなかったJ1が“もしかしたら”という存在になった。

クラブは、クラブハウスの建設と専用練習場の確保に奔走。その結果、金沢に2016シーズンのJ1ライセンスが交付され、J1昇格の環境も整った。しかし、チームは13戦負けなしの終盤頃から引き分けが増え、第19節・福岡戦を最後に18試合(11分7敗)も勝利から遠ざかっている(第37節時点)。
たとえ相手にリードされても試合終盤にパワーを発揮し、得意のセットプレーを中心に相手を押し込み、最後に追い付く。リーグ戦序盤の姿、試合展開は次第に見られなくなる。どのチームも夏場は運動量が落ちるものだが、金沢もこれに例外なく当てはまった。対戦相手より先に足が止まり、試合終盤のオープンな時間帯で後手を踏んだ。

夏から秋へ季節は移っても、金沢は長いトンネルの中にいる。スコアだけを見れば大敗はほとんどなく、18戦勝利なしの間も7敗中5敗は1点差。1つ1つの判断や質、そして経験。そうしたものが勝負を分けているのかもしれない。

明治安田生命J2リーグに関して言えば、ホームスタジアム最後の歓喜は5月31日の第16節・長崎戦まで遡らなければならない。苦しい状況だからこそ、開幕当初のような思い切りや割り切りが必要になるだろう。
シーズン前半に蓄えた貯金があり、降格の危機に晒されてはいない。クラブの歴史に刻まれる1年をどう締めくくるのか。挑戦者、金沢はいま、試されている。

2015.10.21 Reported by 野中拓也

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