【全52クラブ網羅】担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」:ガイナーレ鳥取

2015年10月27日(火)

J's GOALではリニューアルオープンの特別企画として、担当ライターが10月時点で選ぶ「今年の漢字」を連日掲載していきます。対象はもちろん明治安田生命J1、J2、J3の全52クラブ。各クラブを追い続けてきた担当ライターは、一体どんな漢字を選ぶのか!? 応援するクラブだけでなく、いろいろなクラブの「今年の漢字」をお楽しみください!

今年の漢字
山口との今季開幕戦のメンバー16人の平均年齢は、34歳のMFフェルナンジーニョがいても、23.69歳という若さ。1年でのJ2復帰を果たせなかった昨季終了後、ベテランや中堅の多くと契約を更新せず、大学卒1~2年目など20代前半の選手を中心に据える大幅な若返りを図った。戦力不足が不安視されながらも、第6節までは4勝2敗の3位と、まずまずのスタートを切ったが、その矢先の4月24日、衝撃的な事実が明らかになる。

財政難が深刻化したクラブが来季のJ2ライセンス申請断念を発表し、早くも昇格への道が閉ざされてしまったのだ。2日後にホームで行われた福島戦は、1-0とリードして迎えた後半アディショナルタイムに2失点。選手、ファン・サポーターの心情を表すかのような失意の逆転負けだった。
それでも次の試合から3連勝して3位をキープしたが、第12節からの8試合で3分5敗と失速して7位に後退。その後は若さゆえの勢いがプレーに反映される好調期と、若さゆえの未熟さを露呈する低迷期を行き来しながら、上位との勝点差は徐々に広がっている。

ただ、そうした状況でも、大学4年時に鳥取の特別指定選手として登録されJ2を経験している24歳のMF安藤由翔、大学卒1年目で23歳のDF秋山貴嗣、高校卒1年目で19歳のFW林誠道など、多くの若手が今後に期待を抱かせるプレーを見せている。長野から移籍加入したDF川鍋良祐、MF畑田真輝は、シーズンを通してチームを牽引し、日本人最年長(といっても29歳)の川鍋は、周囲の若い選手を叱咤激励しながら、精神面でもチームリーダーとして欠かせない存在となった。就任2年目の松波正信監督も、フレッシュな選手を積極的に起用して、チームに刺激を与え続けている。

若いチームは、少なくともピッチ上では、未来への可能性を感じさせている。その未来を明るいものとするためには、ピッチ外を統括する経営陣が、これまで以上の強い覚悟で臨むことが求められるだろう。

2015.10.21 Reported by 石倉利英

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