【岡山 vs 千葉】 担当ライター“一問一答”

2015年11月13日(金)

「担当ライター“一問一答”」は、対戦する両クラブの記者が質問と答えをぶつけあう新企画です!

明治安田生命J2リーグ 第41節
11月14日(土)17:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs ジェフユナイテッド千葉

★岡山から千葉へ
Q
前節の森本貴幸選手と岡本昌弘選手の、とくに2度めのキスのルーティンな雰囲気(後ろでチームメイトが笑いながら見守っていますね)が微笑ましく、そちらについてもおうかがいしたいのですが、でもやはり、J1昇格プレーオフについてご質問します。制度が始まった12年以降、千葉は毎年、プレーオフを戦っていますが、今季もこの特殊な戦いに出場し、勝ち抜いてJ1に復帰しますか?
(岡山担当:尾原千明)

A
前節終了後のホーム側ゴール裏スタンド前でのマイクパフォーマンスで、第24節以来のスタメンで無失点勝利に貢献したGKの岡本昌弘選手は千葉サポーターに向かって「次も勝って、次も勝って、次も勝って、次も勝ってJ1に行きましょう!」と言ったそうです。それは千葉というクラブにいる人々、千葉サポーターをはじめ千葉を応援する人々全員の思いです。

千葉は12年と14年は決勝で引き分けでもJ1昇格が叶ったのに敗れ、13年は勝たなければならなかった準決勝で引き分けて悔し涙を流しました。特に、初めてのJ1昇格プレーオフであと10分足らずの時間を無失点でいればJ1に戻れた状況で、そのチャンスを逃したショックと喪失感は体験した人にしかわからないものでしょう。それだけに、13年以降は「今度こそJ1自動昇格」と願ってきたのに、結局、3シーズン連続でのJ1昇格プレーオフでJ2残留という結果になっています。

過去3シーズンはJ2リーグの終盤にはずっとJ1昇格プレーオフ進出圏内にいたのに対して、今シーズンは前節の勝利で第37節終了時以来の6位になったものの、7位の長崎と8位の東京Vとは同勝点です。終盤の戦いぶりが安定していたり、勢いがあったりした過去3シーズンと比べると、チームも選手個々ももがき苦しむ戦いが続いています。そういった数字的なものだけを見れば、今シーズンはJ1昇格プレーオフ進出の可能性、J1昇格プレーオフを勝ち抜く可能性は過去3シーズンよりも低く思えます。

しかし、この苦境を乗り越えてJ1昇格プレーオフに進出すれば、過去3シーズンには出せなかったしぶとさやしたたかさという力を発揮できるのではないかと思います。特にシーズン後半戦は不甲斐ない試合が多く、思うように勝ち星を重ねられない千葉ですが、まだJ1昇格プレーオフ進出の可能性があることには何か運みたいなものも感じます。痛恨の思いで終わった過去3シーズンの経験を今シーズンは生かせるのではないかと思います。

千葉がJ2に降格してから年を追うごとに、そしてJ1昇格プレーオフでJ1昇格を逃したつらさや悲しみに耐えきれずに離れて行ってしまったサポーターも少なくないようです。それでも今なお千葉に声援を送っているサポーターはそれだけの愛を千葉に持ち、千葉に注いでくれていて、危機的状況を憂いながらも応援を続けてくれています。負ければ終わりというような後がない厳しい状況ですが、そんな千葉サポーターの後押しを受けて、千葉は複数の主力選手が出場できない第41節・岡山戦を含めたJ2リーグの残り2試合、そしてJ1昇格プレーオフの2試合をチーム一丸となって必ず勝ち抜き、09年以来となるJ1に復帰します!
(千葉担当:赤沼圭子)


★千葉から岡山へ
Q
岡山さんにとっては、前節終了時にJ1昇格プレーオフ進出の可能性がなくなって迎える今節です。もちろんいつもチームが目指すのは勝利であり、特に今節はホーム最終戦を勝利で飾りたいという思いが強いかと思いますが、今節が千葉戦ということでのチームとしてや選手個人としての特別なモチベーションがあれば教えてください。
(千葉担当:赤沼圭子)

A
まず、加地亮選手に聞いてみました。「プレーオフには簡単には行かせないよ。また来年も一緒にJ2で戦いましょう」とのことでした。次に竹田忠嗣選手に聞いてみました。「こういうプレッシャーのかかったチームを打ち砕いたときの達成感は、おいしい味がします」。…以上は、J’s GOAL向けの「心得た」コメントでした。

実際のところ岡山は、「対策はするが、戦う相手は自分自身である」を、開幕から続けているのだと思います。そして最後の2戦はとくに、自身との戦いの意味合いが強くなります。長澤徹監督は、「まだ今季の課題が解決できていない。結果を勝ち取る、という課題を残りの2戦で解決する」と話していました。

久保裕一選手は、「自分をプロにしてくれたチームで、知っている選手も多いので負けたくない気持ちもあります。まだ千葉戦でゴールを決めたことがないので決めたい」と、伊藤大介選手は、「ジェフと同じ位置、同じ土俵でこの対戦を迎えたかった。僕自身はゴールとアシストのみを考えて、納得できる終わり方をしたいし、それがチームのいい終わり方につながると思う。讃岐戦でチームに迷惑をかけた(体調不良で欠場した)ので、ゴールとアシストを強く意識したい」と話してくれました。

冒頭の加地選手の言葉は、岡山の昇格プレーオフ進出の可能性がなくなったことについて、「J1は近いようで、遠い。ほんの少し、あと少し、を埋めるために練習を積み重ねて、実戦で出して、それが何回も、何回も出来るようになり、初めて結果に繋がる。地道な作業を怠ってしまうと、(力や結果は)一時のものとして消えてしまう」という話をした後のものでした。またユースから千葉でプレーした竹田選手は、「対戦相手のことは意識してない、というのが今の気持ちで、一人ひとりが全力で取り組める試合にしたい。もちろん、ジェフのサポーターにも自分がこれだけ成長してるんだという姿を見てもらいたいし、知っている選手がいると意識して気持ちが入ります。しかも前回の対戦では、谷澤くんのめっちゃいいセンタリングから決められたので、同じ相手に2度負けられないという気持ちも組み合わさって、気持ちは勝手に入っちゃうと思います」。…岡山の選手は、自分たちの今季の戦いをどのように終わらせるか、という点に集中していました。
(岡山担当:尾原千明)
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山)
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