【2016シーズン始動!】名古屋:新体制発表記者会見(1)久米一正社長挨拶、中林尚夫専務によるクラブ方針の発表

2016年1月16日(土)

15日に行われた名古屋グランパスの新体制発表会での出席者のコメントは以下の通りです。
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●久米一正社長挨拶
「みなさんこんばんは。名古屋グランパスの久米でございます。日頃より名古屋グランパスに対しまして、熱烈なるご支援、ご尽力を賜りまして、また熱い、熱い声援を頂きまして、この場をお借りして御礼を申し上げます。本日は平日の夜にも関わらず、多くのファン、サポーターの皆様方にお集まりいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。

さて、私ども名古屋グランパスは、昨年から『愛されたいクラブ宣言』を発信しまして、皆様方にスポーツを通じた元気と笑顔を届けられるようにと活動して参りました。そのような中で、2016年、今シーズンはグランパスのOBでもあります小倉隆史GM兼監督を迎えさせていただきました。彼ならば必ず名古屋グランパスに新しい風を吹き込んでいただけると確信しております。小倉GM兼監督のもと、昨日より2016年シーズンのチームは始動しております。2016年におきましては、名古屋グランパスにとって大きな改革への本格的なチャレンジをしていくシーズンだと考えております。

名古屋グランパスの今シーズンのスローガンは『信頼』でございます。私どもは皆様方と真摯に向かい合って、皆様方から信頼を勝ち得るために全力を尽くしていく覚悟であります。私どもの目指していく大きな改革におきましては、グランパスに関わっていただいているすべての方々の信頼が大きな力になると考えております。名古屋グランパスは2016年、大きな一歩を踏み出していきます。この街がサッカーを通じて、元気と笑顔であふれるように、皆様方にグランパスを通じて幸せを届けられるように頑張っていく所存であります。みなさん、2016年シーズンをともに戦いましょう。小倉新監督に、皆様のパワーをぜひ注入してあげてください。よろしくお願い申し上げまして、挨拶にかえさせていただきます。ぜひ、よろしくお願いします!」

●中林尚夫専務によるクラブ方針の発表
「みなさまこんばんは。事業本部を預かる中林でございます。日ごろはですね、皆様方と接する機会がなかなかなくて、こういう場に立たせていただくのも初めてかと思います。僕の説明、報告も拙くて、ひょっとするとお聞き苦しい点もあるかと思います。あらかじめご容赦願えますよう、お願い申し上げます。それでは、事業本部長といたしまして、本年度のクラブ方針のご説明、ご報告をさせていただきます。

『Grampus Rivival Plan』。これが私ども、名古屋グランパスの2016年の経営方針でございます。その骨格にありますのは、昨年より活動させていただいております、『愛されたいクラブ宣言』。去年始めました時は、『今さら愛されたいクラブって、何をやっているんだ』と、『そんなことやるよりも他にやることがあるだろう』と、いろいろなご意見を頂いたりですね、批判も頂きました。【ホームタウンの皆様ともっと身近に、もっと楽しく】。何でこんなことを言っているのか。『おい中林、おいグランパス、お前のところの試合は面白くないんだよ。楽しくないんだよ』こう言われたからです。【アジアから世界水準を見据えて】。『チームの方構成がよくわからない。日本チャンピオンはいつ獲るんだ。アジアをどう考えているんだ』はっきり答えていきたいと思いました。【スタジアム】。豊田スタジアム。『いつか名古屋に帰っちゃうんじゃないか』。パロマ瑞穂スタジアム。『いつか豊田に行っちゃうんじゃないか』。そういうはっきりしない思いを、豊田も名古屋もしっかりやる。グランパス二都物語を実現するんだ。高い品質で実現するんだ、そういう思いで発表させていただきました。ただ、まだまだ道半ばです。

これより私どもを取り巻く経営指標について説明させていただきます。2009年、45億円の事業規模、ここを最高に、近年は40億円プラスマイナスアルファと、完全に伸び悩み。ゼロ産、ゼロ成長、非常に厳しい状況に追い込まれております。次に観客数、ご来場数でありますけども、Jリーグ開幕当初は2万人規模、そしてまだ皆様も心に残っていただいていると思いますが、2010年Jリーグ優勝、初制覇した時には2万人近いご来場を頂きましたけど、近年は16000人プラスマイナスアルファ。こちらもですね、伸び悩み、ゼロ産、ゼロ成長、非常に厳しい状況に追い込まれております。

次にブランドイメージです。アイデンティフィケーション調査。これはですね、(ここでスクリーンを見た観客席から『え~!』のどよめき)。ええ?(笑)。これはどのような調査かと言いますと、ご来場いただいた皆様へのアンケート調査です。『自分はグランパスのファンであることを重要に思う』に対し、『そう思う』『まあそう思う』『思わない』。『グランパスのファンを辞めた時には、人生において大きな喪失感を持つだろう』に対し、『思う』『まあそう思うだろう』『思わない』。『グランパスのファンであることは、人生においての最重要事項である』。『そう思う』『まあそう思う』『思わない』。17位です。これぐらい厳しい状況にありました。こういう中で、『愛されたいクラブ宣言』は、皆様へのコミットメントとしてやらなければいけないと思った次第です。しかし、道半ば。今年についてはさらにパワーアップしなければいけない。そう考えておりました。愛してもらうためにはどんな価値を提供すべきなのか、本来僕らのミッションというのは何なのか。何のために名古屋グランパスがこの街にあるんだ!? いろいろ、いろいろ、議論し、ファンの皆様からのご意見もいただき、考えてまいりました。

そこでたどり着いたのは、原点に戻った基本的なことではありますが、僕らのミッションというのは、グランパスでひとつになる幸せというのを地域の皆様に提供することではないのか。この言葉に尽きると思います。一つになるってどういうことなんだろう?例えば、『仕事面白くないな、今日も上司に怒られた』。…でも、週末の僕らの試合で喜びを爆発させる。そういう気持ちではないかと思います。例えば、『あれ、どこかで見た人だ。あの人もグランパスのファンだったんだ!』。みんなでハイタッチする。そういう思いを体感してもらうことなんじゃないかなと思いました。家族。息子さんと、娘さんと、あるいは奥様、恋人と。一緒に応援いただいて、『お父さん、サッカー見るって楽しいね』。そういう気持ちを皆さんに持ってもらうことだと思いました。グランパスでひとつになる幸せ。基本と言えば基本かもしれません。『愛されたいクラブ宣言』をもっと発展させた、このミッション。今シーズン、小倉とともに推進してまいります。

このミッションを達成するために、5つの具体的ビジョンを考えました。まず第一は、感動の『ゲームデーエクスペリエンス』を提供する。最高のゲームをチームが見せることはもちろんのこと、皆様のご自宅を出てから、電車で、スタジアムまでの沿道で、イベントで、グルメで、お酒で、あるいは勝った後の祝勝会で。ドアtoドア。お宅を出てから帰るまで楽しんでいただけるようなことを企画することをやらなければならないのではないか、やり抜いていかなければならないのではないか、と思って推進してまいります。

例えばですね、私どものスポンサー様には名鉄さんがいらっしゃいます。赤池の駅からグランパス応援列車、『グランパス列車』が出たら、面白いですよね? 検札にウチの永井くんが出てきたら、小倉監督が『今日は応援よろしくお願いします』と出てきたら面白いですよね?そういうことを皆さんとともに検討していきたいと思います。

ビジョンの二つ目は、『聖地を作り出す』。最近、新設スタジアム、名古屋に専用スタジアムを作りたいということで、マスコミに取り上げていただいておりますけども、その前に『愛されたいクラブ宣言』で申し上げましたが、豊田スタジアム、パロマ瑞穂スタジアム、この既存のスタジアムをいかに運営して、本当に楽しいゲームを、イベントを、皆様とともに共有していきたい。そのうえで、名古屋の新スタジアム新設の暁にもですね、豊田、名古屋、この二つのホームタウンのために、二都物語を実現していきたいと思います。今年は皆さまと、そういうコンセンサス作りに向けて、新しいコミュニケーションをやってまいりたいと思いますので、よろしくご指導お願い申し上げます。

三つ目です。『誰もが顧客になると認識する』。先ほど私どもの平均来場者数は16000人ですと申しました。年間の延べで言いますと30万人。もっと中を見ていきますとね、30万人のうち、60000人の方が平均5回来ていただいているんですよ。コアファン、ミドルファン、ライトファン。そして6万人の中でも数千人の方には毎試合来ていただいている。5~6回来ていただいている方がミドルファン。僕らがやらなければならないのは、そうしたコアファン、ミドルファンの方に、もう1回、もう2回応援に来ていただくことはもちろんですが、まだまだ1回も来ていない皆さんに対して、『1回見にきてください』『頑張ります!』と。『シモビッチを見に来てください。野田くんのゴールを見てください』。そういう活動をしてまいりたいと思います。名古屋、豊田、みよしのホームタウン。いや、もっと大きな愛知、三重、岐阜で言いますと、1000万人ですね。1000万人の皆さんの中で、まだ6万人しかご来場していただけていない。1000分の6ですね。でもこれを、1000分の7、1000分の8、1000分の9と、そういう活動をしっかりと実施してまいりたいと思います。
ビジョン、四つ目です。『タッチポイントを圧倒的に拡大する』。1000分の6、7、8、9、と駆け上がるためにも、名古屋駅、豊田市駅、瑞穂への沿道、豊田市駅からスタジアムまでの沿道、スクール、チアダンス、イベント、パブリックビューイング。とにかく皆さまへの露出、“タッチポイント”を増やしながら、ご理解していただくことが、振り向いていただくことが、まずその第一歩だと思います。過去25年間いろいろとやってまいりましたが、まだまだ努力が不足していたなと、反省しております。しっかりとしたタッチポイントの拡大に向けて、努力してまいります。

そしてビジョンの5つ目は、今まで申し上げたことを実現するためにも、クラブに関わる全ての皆様と実現していかなければならない。ファン、サポーターの皆様のご協力はもちろんのこと、地域、チーム、スポンサー、メディア、株主、皆さんとともに歩んでいく、皆様に育てていただく、という取り組みが必要だと痛感しております。そうしたことに向けて、チームはもちろんクラブ一同精進してまいります。

もう一度申し上げます。グランパスでひとつになる幸せ。私どものミッションですし、今日いらした皆様へのコミットメントでもあります。何言ってるんだ、全然できていないじゃないか、どんどん意見をください。皆様と一緒に作り上げていくのが、2016年以降の名古屋グランパスの在り方だと思います。アジア、そして世界へ、夢は大きいです。皆様と一緒に駆け上がっていきたい。小倉くんを支えて、みんなで大きくなりましょう! どうか、よろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました」

(2)小倉隆史GM兼監督のチーム方針発表へ続く

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