【ニューカマー・レコメンド】やや天然でひたむき。長崎で愛された黒子のエース:黒木聖仁(長崎→甲府)

2016年2月22日(月)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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「残念そこは黒木だ!」。鋭い読みと球際の強さを生かして、何度も相手の攻撃を食い止める活躍に、長崎のサポーターは心の中で何度そう呟いたことだろう。中盤の潰し役という黒子的な存在ではあるが、巧みなボール奪取、中盤底からのダイナミックなフィード、90分動き続ける運動量…およそボランチに求められるあらゆる能力を全て兼ね備えているのが黒木聖仁という選手だ。2014年には、故障者が相次いだチーム事情にあわせて、FWやCBとしても起用されたことからも、そのポテンシャルは十分にうかがえると思う。

甲府のサポーターの中には、ポーカーフェイスで派手な言動やパフォーマンスも少ない黒木に対してクールなイメージを持つ人もいるかもしれない。だが、本来の彼は、大好物のハーゲンダッツのアイスクリーム2個を賭けて、チームメイトと逆立ちしてどこまで歩けるかを競うような無邪気さを持つ選手だ。人懐っこく、微妙に天然なところがあり、チームメイトからは「いじられ要素満載」と言われたりもしていた。
もちろん、サッカーに取り組む姿勢は折り紙付き。チームが好調な時期でも「勝てなくなるのが本当に怖い」と語り、その不安を打ち消すために居残りで練習に打ち込むほどひたむきだ。ファミレスで同じ年の選手2人と3時間近く、ひたすら真面目にサッカーについて語り合っていたこともある。

そんな黒木に対して、長崎では未だに移籍を惜しむ声が絶えることはない。2年の在籍中に見せたプレーと存在感で強く長崎サポーターのハートを掴み、移籍した今も簡単に離してはくれないのだ。長崎の2年で磨いてきた実力は、J1でも必ず通用するだろう。甲府にとって厳しいシーズンになるという声も聞くが、黒木の抜群の読みと安定感、そしてチームのためにプレーできる献身性は、甲府の力となってくれるはずだ。その時はぜひ、甲府のサポーターにもこう呟いて欲しい。「残念、そこは黒木だ!」。それが、長崎のサポーターが自信をもってJ1へ送り出した、黒木聖仁というエースへの、最高の賛辞なのだから。

以上

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★ヴァンフォーレ甲府シーズン開幕戦!★
明治安田生命J1リーグ 第1節
2016年2月27日(土)15:00キックオフ/ノエビアスタジアム神戸
ヴィッセル神戸 vs ヴァンフォーレ甲府
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2016.02.22 Reported by 藤原裕久

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