【ニューカマー・レコメンド】“和製スタム”は心優しき紳士:増川隆洋(神戸→札幌)

2016年2月22日(月)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
90年代後半~2000年代前半にかけてマンチェスター・UやACミランなどのビッグクラブで活躍したヤープ・スタムをご存知だろうか。191cm・91kgの恵まれた身体を持ち、元ブラジル代表のロナウドが“最強のディフェンダー”と讃えたとも言われる名選手である。

増川隆洋を語る時、どうしてもこの偉大なオランダ人を思い出す。増川のパーソナルデータは191cm・93kg。ヘアスタイルこそ、スキンヘッドとロングヘアと真逆だが、1対1や空中戦の強さ、分厚い胸板などイメージが重なる部分も多い。

兵庫県出身の増川が地元ヴィッセル神戸に加入したのは2014年だった。安達亮前監督のもとでレギュラーを獲得し、加入年は31試合に出場した。当時チームメイトだった田代有三(C大阪)は増川の恐ろしい身体能力について、こんなエピソードを語っている。
「自分が大学生の時に当時アビスパ福岡にいた“増さん”と練習試合で対戦したことがある。当時から筋肉がハンパなくて…アビスパのチームメイトからは“マッスル、マッスル”って呼ばれていたのを覚えている」。
実際には「マッスルではなく、マス(増)でした」(田代)というオチがつくのだが、プロ入り初年度から“筋肉”というニックネームでも違和感がない容姿だったということだ。

そんなマッチョボディとは裏腹に、性格は超がつくほど優しい。リオデジャネイロオリンピック日本代表候補の岩波拓也ら若手にイジられても怒った場面を見たことがない。記者たちの囲み取材にも丁寧に対応し、優しすぎるのが逆に心配なほどだった。若かりし日の増川は知らないが、神戸での2年間は“紳士”だった。

昨シーズンの増川は、ケガの影響や若手の台頭などもあって17試合の出場に止まった。それでも4バックと3バックを併用したネルシーニョ采配を理解し、ディフェンダーに最も必要とされる経験値は積み上げることができたと思われる。神戸を離れてしまったのは寂しいが、新天地のサポーターからも愛される選手になるはず。“和製スタム”が札幌をJ1へと導く原動力になることを祈っている。

以上

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明治安田生命J2リーグ 第1節
2016年2月28日(日)13:00キックオフ/味の素スタジアム
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2016.02.22 Reported by 白井邦彦

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