【ニューカマー・レコメンド】意識の変化で才能開花。伸びしろ十分の若きアタッカー:鈴木雄斗(水戸→山形)

2016年2月23日(火)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
水戸での4年間は自分との戦いだった。182cmという長身ながらも柔らかな技術を兼ね備える鈴木雄斗はルーキーイヤーから出場機会を重ねてきた。時折規格外のプレーを披露して見る者を驚かせたものの、プレーの波が激しく、安定したパフォーマンスを発揮することができなかった。それゆえ、なかなかレギュラーに定着できずにいた。

そんな彼が激変したのは昨年8月。怪我から復帰してからのことだった。天皇杯1回戦で2ゴールを決めると、その後公式戦5試合連続ゴールを決めてみせたのだ。第31節大宮戦では首位撃破の貴重な決勝ゴールを決め、第32節栃木戦では芸術的なボレーシュートをゴール左隅に突き刺し、第33節C大阪戦では敗戦濃厚の終了間際に値千金のミドルシュートを叩き込んだ。インパクトの強い結果を残し、レギュラーに定着した鈴木は、その後、攻撃の要として圧倒的な存在感を示した。

コンスタントに結果を残せるようになった理由について、鈴木は「守備意識の向上」「メンタルの安定」の2つを挙げた。
攻撃的なポジションでプレーするだけに以前は攻撃面で結果を残すことに主眼を置いて取り組んでいたが、守備からリズムを作ることで攻撃もうまくいくことを理解するようになると、持ち前の攻撃センスを存分に発揮できるようになった。第31節大宮戦で活躍できたのも対面の泉澤仁を封じる意識を強く持っていたからこそ。彼の突破を防ぎながら、裏のスペースでボールを引き出したことによって、攻撃の起点になれたのだ。
そして、以前は自分のプレーがうまくいかないとイライラが募り、空回りする悪循環に陥っていた。だが、ミスをしても気にしないようにしてから、積極的なプレーを継続できるようになった。プロ4年目、精神面の成熟が才能を開花させたのであった。

ほんの少しの意識の変化が彼のプレーを激変させた。ダイナミックかつ繊細な彼のプレーはこれからさらに輝きを増すことだろう。できれば、1年間水戸で活躍してから移籍してもらいたかったものの、新たな環境で挑戦し、さらにプレーの幅を広げたい思いがあったのだろう。まだ22歳。伸びしろはたくさんある。これから山形でさらに磨きをかけ、そして、いつの日か日の丸を背負う選手に育ってもらいたい。その可能性は十分あると思っている。

以上

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★モンテディオ山形シーズン開幕戦!★
明治安田生命J2リーグ 第1節
2016年2月28日(日)16:00キックオフ/北九州市立本城陸上競技場
ギラヴァンツ北九州 vs モンテディオ山形
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2016.02.23 Reported by 佐藤拓也

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