【ニューカマー・レコメンド】直接フリーキックが武器の「考える“脚”」:宮阪政樹(山形→松本)

2016年2月25日(木)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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山形が初のJ2降格を経験し、J1へのリスタートを切った2012年、明治大から新加入の宮阪政樹はすぐに山形の期待を背負う存在になった。

4-3-3のアンカーとして開幕戦から先発の座を勝ち取り、ルーキーらしからぬ落ち着いた試合運びで、その後もレギュラーに定着。その中で、直接フリーキックを含むセットプレーのキッカーとして驚異的な輝きを放った。直接フリーキックの5得点を含む6得点を挙げたその年は『J2白書 J2 Newcomer of the year』にも選出された。

さらに、宮阪が直接フリーキックで挙げた得点は13年2得点、14年5得点の計12。類を見ないハイペースだ。14年、松本と対戦した際には、蹴る寸前に松本の選手2人がゴールマウス前まで戻る「宮阪シフト」が敷かれた。反町康治監督がいかに警戒していたかがかわる出来事だった。同じ年には約60メートルの直接フリーキックも決めている。味方がファウルを受けるとすぐにボールをセットさせた。たとえキーパーがゴールを留守にしていても狙うには躊躇してしまう距離。よほどの準備ができていなければ、瞬時にその判断は下せない。

そのキックはセットプレーのみならず、サイドチェンジやミドルシュートでも効果を上げた。キックの精度そのものがいいことはもちろん、状況をつぶさに観察し、ここというタイミングで繰り出すからこそ、効果的になる。いつも物事を人とは違った角度で見たり、人より一歩踏み込んで考えている。その積み重ねこそが、一つ一つのプレーを的確に繰り出せる背景にある。

自身も初めてJ1に挑戦した昨シーズンは出場機会が大きく減り、直接フリーキックの成果を発揮する場面も少なかったが、そうした中でもグラウンドでは常に自身のテーマを見つけ、黙々と技術を磨いてきた。屈辱の中でも立ち止まらなかった宮阪は進化を続けている。その成果は、新天地で。

以上

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★松本山雅FCシーズン開幕戦!★
明治安田生命J2リーグ 第1節
2016年2月28日(日)13:00キックオフ/うまかな・よかなスタジアム
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2016.02.25 Reported by 佐藤円

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