【ニューカマー・レコメンド】身を粉にするハードワーク:山崎雅人(山形→金沢)

2016年2月25日(木)

2016シーズン開幕!ニューカマー・レコメンド
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(C)J.LEAGUE PHOTOS
山崎雅人は、ただ点を取るだけの選手ではない。チームのため、仲間のために自己犠牲を厭わず、身を粉にしてハードワークできる選手だ。

裏への抜け出しから一発で仕留めるスタイルを得意とし、前線では相手の裏への動き出しを何度でも繰り返す。そして相手にボールが渡ればしつこく追いかけ、背後で守る味方の負担を極力減らす。刺激の強い表現になるが、生き死にを懸けてピッチに立つ、それだけの覚悟を持てる稀有な選手だ。山形では先発して走りきり、途中交代する試合が多かった。だからこそ、得点なくベンチに下がっても、スタンドからは大きな拍手を送られることが多かった。

11年、広島からJ1で低迷する山形へシーズン途中で加入したが、その年、チームを残留させることができなかった。「なんとかこのチームでJ1に昇格させたいとの思いがあった」。それから3年、J1昇格プレーオフ決勝で、自らのゴールで昇格に導いてみせた。

12年からの3シーズン、山形のチームキャプテンを務めた。パブリックな場所で雄弁なスピーチをするタイプではない。しかし、試合でのひたむきなプレーに加え、試合以外では出場機会をつかめなかった若い選手に「必ずチャンスは来るから、しっかり準備しろ」と声をかけるなど細かい気遣いを欠かさなかった。そんな山崎に男気を感じ、心酔する選手も多い。

選手だけではない。サポーターもそんな人柄に惹かれてしまう。
昨年12月4日、偶然にも34歳の誕生日とチームの全体練習最終日が重なった日に、山崎は山形で最後となるファンサービスを行った。すでにこのシーズン限りでチームを去ることが決まっていたが、別メニュー調整で全体練習に参加していなかったため、本人の申し出により実現したものだった。雨と寒さのため、会場を屋内に移して行われたファンサービスには、リリースから間もない平日にもかかわらず約300人が集まった。その一人一人と握手をし、写真に収まりながら、山崎は感謝の気持ちを伝えた。中には感極まり、涙を流すサポーターもいた。

物静かで、熱く、献身的。今シーズン、その魅力で多くの人を巻き込む舞台は、金沢に移る。

以上

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★ツエーゲン金沢シーズン開幕戦!★
明治安田生命J2リーグ 第1節
2016年2月28日(日)13:00キックオフ/石川県西部緑地公園陸上競技場
ツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎
チケット好評発売中!

2016.02.25 Reported by 佐藤円

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