【岡山 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:副キャプテン・矢島慎也

2016年3月12日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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2016シーズン、岡山のキャプテンは岩政大樹選手で、副キャプテンは竹田忠嗣選手と矢島慎也選手だ。今年新たに副キャプテンとなった22歳の矢島選手の任命には、少しばかり驚きがあった。長澤徹監督はこう話す。「J1など様々な選択肢があった中で、彼がここに残って戦うことを決めたということは、色々なものを背負う覚悟を決めたということだと思う。その覚悟が読み取れたので任せた」。長澤監督は、選手の成長は、「何を背負うか」によって決まると考えている。「オリンピック予選で活躍したから成長したとは思っていなくて、あいつが責任を負ったということがひとつのキーになったと思っている。責任を負ってプレーすることで成長したなら、もっと責任をのっけちゃえと。クラブチームだと1シーズン通して背負わなくてはいけないけど、背負う覚悟ではいるつもりなんだから、じゃあ背負った方がいいと。背負うことでまた違う世界が見えてくる。背負うってことは、責められることを負うことだから、あいつは叩かれる土台にはいる。その気概だけはしっかり持っている」。

矢島選手本人は、「責任を持ってやった方がいいし、プレーもプレッシャー背負いながらやったほうがいいと思っていた」と言う。長澤監督と同じ発想だ。ただ、長澤監督の言葉からは、指導者として見てきた様々な選手の安楽ではない場面がふっと浮かび上がって来るのに対して、矢島選手の言葉は、彼が思い描くピッチ上のシーンに載っていて、その絵の明快さが印象的だ。「大樹さん(岩政)がいるから、チーム全体を見通すというより、プレーで思ったことを伝えたい。自分のところにプレッシャーやマークが来たら、ほかが空くと思うし、そういうところを見て伝えることが出来れば、それこそが副キャプテンの役割なのかもしれない」。

プレッシャーを背負ってプレーしたAFC U-23選手権カタール2016(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)での矢島選手の素晴らしいプレーは記憶に新しい。決勝の韓国戦での同点弾を決めた後の表情も忘れることは出来ない。彼はこれまで、それほど厳しい批判に晒されたこともなかったはずだ。が、覚悟は出来ている。「批判されない選手なんていないと思うし、メッシでさえ批判されるんだから、僕は全然気にしないです。監督やコーチ、ほかのチームの選手からの『こうしたほうがいい、あれはだめ』という意見は、自分のためになるから、しっかりと受け止めてやっていきたいです」。

岩政選手は、「副キャプテンという役職を与えられる立場にいたということは、彼の昨年一年間の成長もあったわけですから、彼もチームも次の段階に入ったということ」と言う。今季岡山の副キャプテン・矢島慎也は、かなり頼もしいのではないか。ちなみに、U-23代表のリオ五輪予選直前のベトナムとの強化試合や大学選抜との試合でキャプテンマークを巻いた経験のある矢島選手は、「ここで巻くキャプテンマークは経験がないのでわからないですけど、でも大樹さんが怪我とかするかもしれないし、そういうときは忠嗣君(竹田)からキャプテンマーク奪って、僕が巻きます(笑)」と言う。

文:尾原千明(岡山担当)


明治安田生命J2リーグ 第3節
3月13日(日)13:00KO Cスタ
ファジアーノ岡山 vs 京都サンガF.C.
シティライトスタジアム(ファジアーノ岡山)
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