【F東23 vs 琉球】 ウォーミングアップコラム:“かっ飛びのタスク” スピードで魅了するFC東京U-23 MF平岡がJ3ホーム初見参

2016年3月19日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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そのスピードだけで観衆を沸かすことができる選手だ。それに魅せられたFC東京の広報担当は、ひそかにコピーを温めてきた。
「絶対に、いいキャッチコピーになると思うんだけど、どうかな」
そう言ってキャッチーなフレーズを口にした。
「かっ飛びのタスク」
しかし、それはいまだ日の目を見ずにいる。

高卒新人として作陽高から加入した平岡翼は、3年目を迎えた。だが、この2シーズン、FC東京での公式戦出場は0。時には、紅白戦にすら加われない時間を過ごしてきた。
「つらい思いもしてきた。こういう立場を経験できていることには意味がある。だけど、プロ3年目の今年は、初出場をかなえないといけない」
一気にトップスピードに入るチームナンバーワンの俊足は、オンリーワンの武器だ。だが、その生かし方の壁の前で立ち往生を続けている。自らも「スピードで前線に出て行ってもまだまだプレーが雑になってしまう。それでは監督も計算できないし、生かし方を考えないといけない」と、その課題に気付いている。
今季は、チーム始動から紅白戦や、スカパー!ニューイヤーカップで主力に交じって出場するなど、チャンスを手にした。

そして、迎えたJ3開幕戦。FC東京U-23の一員としてSC相模原戦で先発フル出場を果たした。前半45分には自慢のスピードを生かして ドリブル突破。その瞬間、7000人を超える観衆からどよめきの声が上がった。だが、左足で放ったシュートは、GKに阻まれてしまう。その後は大きなチャンスをつくることができず、試合は0―1で敗戦。その直後、苦い顔でこう振り返った。
「チームとしてなかなかいいサッカーができず、甘くないと実感した。(急造は)言い訳にはならない。結果が全て。チームの勝利に貢献出来なかった。自分にも得点や、アシストでカバーできることもあった。(J3の)次に向けても、J1に向けても、出る機会があれば課題を克服したい」
平岡にとっては、東京サポーターの前でピッチに立つ初の公式戦だった。それだけに、「見せてやろうと思っていた。自分のスピードを生かしたいと思っていたが 、効果的な動きだしができなかった」と、反省ばかりが口を突いて出た。
「実戦で課題を見つけて、それを修正していく。そのサイクルができることは大きい」
本人は「甘くはない」というが、思い悩み続けてきた〝東京の翼〟に光明が差し込み始めている。

ホームで迎えるJ3第2節琉球戦。今度は西が丘のピッチを駆け抜けて観衆を沸かせる。そして、初ゴールを。あのコピーが、日の目を見る機会はそう遠くはないかもしれない。

文:馬場康平(F東23担当)


明治安田生命J3リーグ 第2節
3月20日(日)14:00KO 味フィ西
FC東京U-23 vs FC琉球
味の素フィールド西が丘(FC東京U−23)
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