【秋田 vs F東23】 ウォーミングアップコラム:選手5人に聞く「秋田でプレーする楽しさ」

2016年4月2日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
----------------------

選手とボールがダイナミックに動く「流動性」をテーマとして、秋田の間瀬秀一監督は選手も観客も楽しめる攻撃的なサッカーを目指している。では実際にプレーする選手は楽しさを感じているのだろうか。開幕2試合に先発出場している5人に聞いてみた。

●前山 恭平
「流動性を重視するサッカーということで、より考える楽しさがあるというか、去年とは違うシチュエーションがたくさん出てきている。たとえばサイドに開いた選手が前線に関わってくると、攻撃の人数が増える。それによって攻撃のバリエーションが増えるが、そこで自分がどのような選択をするのかというのは、僕ら選手としては楽しいし、観ているお客さんも楽しいのでは」

●遊馬 将也
「大学を卒業して新たなカテゴリー(J3)に上がり、間瀬監督の指導は新鮮だった。最初は慣れるのに苦労したが、だんだん監督のやりたいことを理解できるようになり、プレーしていても楽しい。
本当に徐々にだが、課題も克服できてきている。大学時代は、体の強さを活かして前線で体を張ったり、ゴール前の駆け引きを中心にやってきたが、いま監督に指摘されているのは「(前線で)困ったらボールを持ち直して、狭いスペースでも前を向けるときは向け」ということ。プロの世界はそういう場面が多いし、チームメートには上手い選手が本当に多いので、そうしたところも吸収してさらに上を目指したい」

●久富 賢
--心がけていることは。
「得点に絡むこと。自分の役割は得点やアシストで、それができないと前線にいる意味がない。ただそれだけを意識するのではなく、守備も頑張らないと試合には出られない。やりにくさは全然ないし、サッカーをしていても楽しい。そうしたなかで、シュウさん(間瀬監督)が求めている『周りを見ること』も少しずつできてきていると思う」

−−90分間全力で走る姿が印象的だが。
「サッカーは個人スポーツではないので、試合展開はどうなるかわからない。それでも勝つために最後まであきらめないプレーをする。その姿を子どもたちも観に来ていると思うし、より多くの皆さんに何かを感じてもらえるのでは。自分は身長が低くスピードがあるので、プレーが秋田の子どもたちのお手本にもなれば」

--プレーの楽しさについて。
「個人というより、選手みんなが生き生きとプレーして、出し切っている感じがある。このサッカーを続けていくことで、サポーターや周囲から『秋田はいいな』と思われるようになっていけば、選手の喜びにもなるし、勝てばもっと楽しい。自分たちのベースとなっているものを出し切って必ず勝ちたい」

●熊谷 達也
--開幕から2試合、自身のプレーを振り返って。
「ボランチとしてまだまだ改善点が多く、自分の判断ミスでボールを失う場面があった。自己採点では20~30点の内容。マイボールの時間を増やしてチームのリズムを作り、なおかつ、いかに得点につながる勝負のパスを出せるかが課題」

--プレーの楽しさについて。
「枠というか、『何かをしなければいけない』という型がないので、とてもやりがいを感じている。間瀬監督は選手の発想を大事にしてくれていて、これまで積極的なミスを叱責されたことは一度もない。そういうところも楽しく思える要因のひとつだと思う。監督からは『周りをよく見てプレーしろ』と言われているので、それを心がけている」

●浦島 貴大
--流動的なポジションチェンジについて、監督から指示は。
「自由にやらせてもらっている部分がある。間瀬監督は特定のパターン練習をしないので、選手がそれぞれの発想で動き出しているし、発想がどれだけ出てくるかによって、攻撃のバリエーションも増えてくる。そのバリエーションを個人的にも、チームメートもさらに増やしていけば、もっと相手を揺さぶる攻撃ができるはず。いまはそれが出ているところもあるし、これからやっていかなければいけないところでもある」

--プレーの楽しさについて。
「ここ数シーズンはCBでのプレーが多く、秋田ではもう一つ前で守備に加えて攻撃も求められている。初めて担うポジションで、考えて修正しながらのチャレンジだが、これまでできていること以上に発想も出して、ゴールやアシストの面でも、チームの勝利に全力で貢献したい」


5人の選手は「楽しいか」という問いに対して、それぞれの考え方を示しながら「楽しい」と明言していた。そうした異なる考え方=発想が、間瀬監督のサッカーの発展に結びつくのだろう。まだまだ伸びしろを秘めている秋田のサッカーを追いかけてみたくなった。

文:竹内松裕(秋田担当)


明治安田生命J3リーグ 第3節
4月3日(日)13:00KO A‐スタ
ブラウブリッツ秋田 vs FC東京U-23

移籍情報