【C大阪 vs 千葉】 ウォーミングアップコラム:試されるチーム力と、ホームの力。

2016年4月2日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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前節では金沢に終了間際の失点で追い付かれ、2-2の同点で終わり、開幕からの連勝が4でストップした、C大阪。引き分け方が何とも悔しいものだっただけに、この第6節でその嫌な流れを断ち切って、再び勝利という結果を出せるかどうかが、今後の行方を左右するといっても過言ではない。昨年は同じ金沢にそのシーズンで初黒星(2015 J2第7節 0-2)を喫した後、続くホームゲームの群馬戦(第8節)でも1-2と連敗。そこから前半戦のチグハグな戦いにつながっており、その二の舞は許されない。しかも、相手は、J1昇格争いのライバルである、千葉。ここでもし負ければ勝点で並ばれてしまい、逆に勝てば勝点6差に広げられることを考えれば、いわゆる『勝点6』分の価値のある、非常に重要な試合となる。

ただし、今節は、DFリーダーの茂庭照幸が負傷のため欠場を余儀なくされる。選手層が厚いC大阪とはいえ、チームを前へと導いてきた大きなコーチングや果敢で粘り強いディフェンスなどで、この5試合での貢献度も高かっただけに、背番号3の穴は、決して小さくはない。それでも、能力の高い選手は揃っており、この1週間で調整も行ってきた。さらに、「全員でしゃべって、まとまってしっかり戦いたい」と松田陸も言うように、チーム一丸となって桜色の戦士たちは勝利に邁進する決意は変わらない。今季、強いC大阪を見せつけるためにも、この一戦ではチーム力が問われる試合になる。

そして、舞台はキンチョウスタジアム。「サポーターがたくさん集まってくれるなか、いい環境でできるのはうれしいこと。ここでやるときには闘えない日はない。それくらいホームでサポーターが作ってくれる雰囲気は素晴らしい」とリカルド サントスも述べるように、スタジアム全体で桜色のサポーターが後押ししてくれる。

特に、前節では、今季なかなか出番に恵まれていない扇原貴宏が、ソウザの負傷時、交代出場の準備をしていたのだが、そのときにものすごい声援で生え抜きの2番を鼓舞。「ホームでああいうふうにコールをしてくださったり、僕のなかでもうれしかったし、心の支えになっている。あの応援のなかで試合がしたいという気持ちがさらに増したし、そういう声援に応えたい」と、扇原を勇気づけたのも、サポーターの力だ。

さらに、前節、悔しい引き分けのきっかけとなるPKを献上した形になりながらも、攻守に獅子奮迅と奮闘していた関口訓充へ、責めることはなく、温かく心強い声援が送られたことにも、サポーターの心意気が表れている。「どんなときも応援してくれるのがC大阪サポーターですし、昨年、(J1に)上がれなくても、今季も1万人を超えるサポーターが常にスタジアムに来てくれて、選手としてもうれしいですし、その期待に応えたい想いがある。先週は同点になるPKを与えてしまったし、そこは挽回したい」と、今節からのリベンジを誓う、ガッツあふれる7番も、サポーターに力をもらった桜色の戦士の1人として、気合い十分だ。

かつて監督を務めていたレヴィー クルピ氏が、『圧力釜』と表現した、一体感を強く感じる、C大阪のキンチョウスタジアム、ホームゲーム。今節、どんなドラマを生み出すのか。12番目の選手たちの力も、この一戦のカギを握ることは間違いない。

文:前田敏勝(C大阪担当)


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