【F東23 vs 富山】 ウォーミングアップコラム:FC東京U-23安間監督が感じた手応え 「明るくしていると、いいことは起きる」

2016年4月9日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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FC東京U-23を率いる安間貴義監督は、日一日と成長を遂げるチームに目を細めて言った。
「われわれのファーストプライオリティーはあくまでもJ1優勝。できないことはあるかもしれないが、その分しゃべればいい。悪いことばかりじゃないし、むしろいいことの方が多いと思う」
今季J3に新設されたFC東京U-23は10日、味の素フィールド西が丘でリーグ6位の富山と対戦する。開幕から3連敗と苦戦を強いられているが、指揮官はそうした中でも選手たちの成長の種を探してきた。
「マコ(岡崎慎)は好きな選手が最近吉本に変わったと言っていた。彼の人間力や、プレーを間近で見ることによって、この選手と一緒に勝ちたいと思えるようになったんだと思う」

開幕3試合連続出場を果たしたDF吉本一謙らアカデミー育ちの選手たちは、FC東京U-18から2種登録している選手たちを大切にしてくれるという。安間監督は「カジ(梶山)やカズ(吉本)が、試合に向けた取り組みも含めて違いを見せてくれている。彼らが言葉や、プレーで見せることで良い影響を与えてくれている」と、感謝の言葉を惜しまない。
2種登録や、特別指定の選手たちにとっては、プロの舞台を経験できる貴重な場だ。トップチームの選手と接することで、それぞれの成長へのヒントをつかむことができる。それが、このチームの利点と言えるだろう。安間監督 は、こうも言葉にした。
「チームはもちろん、個人としてもクローズアップしている。それぞれの引き出しも増えている。さらに、観客の前でプレーすることで、90分間でサポーターの感情が波打つのが分かる。そして、それが続いていくと、今度は個人を応援してくれることにもつながっていく。もちろん、それをつかむかどうかも彼ら次第なんですけどね」
そう選手一人ひとりの成長への手応えを語った指揮官。だが、苦笑いしつつ、「勝ちたいね」と本音もポロリ。育成と結果の二兎を追う。制約や制限も多い中でのチームビルディングは、一朝一夕とはいかない。だが、安間監督は、その難しさも「面白いですよ」と言ってのける指導者だ。
「明るくしていると、良いことが起こるんですよ。 もちろん勝つためにやるし、そこはぼかしたくはない」

安間監督は、トップとセカンドチームの狭間で難しいやりくりを任されている。そうした手探りの中でも、チームは育ち始めている。初勝利を目指す安間監督は今節、古巣・富山との一戦に臨む。この監督に、そろそろ勝利をプレゼントしたいところだ。

文:馬場康平(F東23担当)


明治安田生命J3リーグ 第4節
4月10日(日)14:00KO 味フィ西
FC東京U-23 vs カターレ富山
味の素フィールド西が丘(FC東京U−23)
みんなの総合評価 (4.2)
臨場感 (5.0)
アクセス (4.2)
イベント充実 (2.0)
グルメ (1.8)
アウェイお楽しみ (2.2)

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