【千葉 vs 熊本】 ウォーミングアップコラム:強く熱い思いで挑む熊本と勝利を目指す『悪役』千葉の名勝負に期待

2016年5月14日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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九州地方を震源とする地震によって被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
4月14日の平成28年熊本地震発生から1週間後の4月21日に熊本のJ2リーグ再開初戦が今節と決まった時、運命的なものを感じた千葉サポーターは多かったはずだ。熊本には2003年に千葉でプロサッカー選手としてのキャリアをスタートし、千葉に8シーズン在籍した巻誠一郎がいるからだ。報道によれば熊本は5月2日に全体練習を再開したばかりで、5月8日の非公開の練習試合でのプレー時間は1人あたり最大で45分間だという。
1ヶ月間心身両面で多大なストレスを感じながら過ごし、コンディションや試合勘に不安があるのは当然だが、熊本の選手は九州の人々のパワーになるため、何物にも負けない強さを持った熱い思いを胸にフクアリにやってくる。時としてそういう思いは体力の限界を超えた体を動かし、一歩前に出る力の源になる。今節は熊本の底力が発揮されるだろう。

千葉には熊本市内の実家が被災した藤嶋栄介、昨季まで4シーズン大分に在籍して「しっかり頑張って、僕たちも戦っているんだというものを出せればいいなと思う」と話す若狭大志が在籍。さらに、2011年の東日本大震災で地面の液状化による被害を受けた選手もいたし、津波の被害を受けた千葉県旭市は当時、14名の死者・行方不明者という犠牲者が出た。被災者の思いがわかるチームの千葉だが、各方面から特別視される今節をあえて『42試合のうちの1試合』と捉えて挑む。熊本のJ2リーグ中断期間の5試合での千葉の戦績は3分2敗と勝点3しか積めずに苦しんできた。ホームゲームでも千葉を応援する者以外は熊本を応援する一戦で、千葉は『悪役』扱いになっても全力で勝利を目指して戦う。

いろいろな意味で『特別な試合』になることは間違いない。だが、単に『特別な試合』と報じられるよりも、両チームがそれぞれの思いを込めた熱戦を繰り広げることで、Jリーグの歴史に残るような『名勝負』だったと語り継がれる一戦になってほしい。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第13節
5月15日(日)16:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs ロアッソ熊本
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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