【甲府 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:真のライバル対決。甲府対湘南、意地の対決、第2ラウンド

2016年5月24日(火)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】甲府は4月10日の湘南戦以来の白星をあげることはできるか。

湘南はヤマザキナビスコカップAグループ第5節で鹿島からアディショナルタイムの劇的なゴールで勝利(3-2○)し、今節を含む残り2節を連勝すればグループステージ突破の可能性が高まる現在3位。迎え撃つ甲府は消化試合が1試合多いが、グループステージ敗退が決まっている。明暗が分かれたチームの対戦だが、甲府は消化試合にすることなくリーグ戦に繋がる戦いをするという大きな目標がある。甲府は明治安田J1リーグ1stステージ第6節(4月10日)で湘南に3-1で勝利して以降の公式戦の成績は、6分3敗と未勝利が失点と多さとともに続いている。追いついた引き分けもあるが、勝ち切れずに悔いが残る引き分けも少なくない。

リーグ戦では昨年同時期よりも得点は10ゴール増えて16ゴールの甲府だが、失点も2点増えて22失点と出入りが激しく、失った勝点を数えたくなる。佐久間悟監督は「路線の変更ではなく、ディテールの危機管理」という言葉で、今節からマンツーマンディフェンスの比率を高め、ボールの奪い方にも変更をもたらせることを示唆する。簡単に言えば、昨年に近い戦い方ということ。今節はリーグ戦のメンバーも何人かは先発する見込みだが、彼らがここまでリーグ戦の出場機会の少なかった選手をサポートする形で、“変化”をサポートするところが見どころになる。

連戦で疲弊しているのは両チームの選手・スタッフだけでなく、ファン・サポーターも同じ。水曜日のカップ戦ということで、移動以外にも学校や仕事を何とかするという難しいタスクがある。それをやってまでもスタジアムに来てくれるファン・サポーターに、「甲府は消化試合だね」と言われるような試合は絶対にできないし、消化試合だと思ってピッチに立つ選手はない。チームのために戦うことは大前提だが、その中で自分自身が置かれた立場や課題を修正してリーグ戦に繋げるプレーをしたいという思いは強い。4月10日以来、一カ月以上勝利がない現状に満足している選手は一人もいないからだ。

佐久間監督の危機感も強く、今後はより厳しい眼で選手を評価することになりそうだが、その視線の中でアピールが出来なければ当面はチャンスが来ない可能性があるだけに、選手の危機感も自ずと強くなる。グループステージ突破に意欲を燃やすアグレッシブ湘南を、甲府の選手が抱える危機感がどう迎撃するのか。今年のJ1リーグでは予算規模がともに15億前後(見込み)で、他が20億以上であることを考えれば予算規模が最も小さい甲府と湘南だが、共に思っていることは「予算規模で強さは決まらない」。この部分では共闘する間柄も、今節に限れば甲府は湘南にヤマザキナビスコカップの引導を渡したいし、湘南は敗退が決まった甲府に勝って甲府が果たせなかった決勝トーナメント進出の可能性を高める勝利が欲しい。ダービーではない甲府と湘南だが、最も激しく競い合ってきた両チームの意地と意地がぶつかり合う、甲府対湘南・第2ラウンドは熱くなりそうです。

文:松尾潤(甲府担当)


ヤマザキナビスコカップ 第6節
5月25日(水)19:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 湘南ベルマーレ
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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