【甲府 vs 福岡】 ウォーミングアップコラム:福岡と長崎の縁を山梨でぶつけ合う残留争いの大一番

2016年6月10日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】国見高校で先輩の松橋優(甲府・写真中央)と後輩の城後寿(福岡・左)と中村北斗(福岡・右)

14位の甲府が勝点2差で18位の福岡をホームに迎える残留争いの大一番。下位の2~3勝グループの5チームは勝点2差にひしめいていて横一線。大抵は早い時期に出遅れるチームが1~2つ出るものだが、今年はJ2の優勝争いのように読めない混戦。残留争いはここから熾烈になっていく雰囲気だが、甲府としてはこの直接対決に勝って、残留争いをつまらなくする方向に導きたい。しかし、現時点でケガ人が8人と一時は減ったものの前節から4人増え、復帰する選手の数を上回るペース。腕組みをして、「どうしたもんじゃろのう~」と言いたくもなる状況だが、ここで大事なのは12年にJ2で優勝し、その後3シーズン連続(15位、13位、13位)でJ1残留を果たしてきたという事実を自信と誇りにかえて、好調・福岡の影を見ないで本体を見て挑むこと。

勢いという点ではヤマザキナビスコカップ第7節で新潟を4-2で下して決勝トーナメント進出を決めた福岡が上だが、甲府は12日間のインターバルで守備のオーガナイズを確認し、ゲーム形式のトレーニングを多くこなしてきたことが強み。ケガ人が減らないので、「さてどうなるでしょうか」という段階ではあるが、連戦中にはできないトレーニングであったし、今週はベテラン組が筋肉系の故障で別メニューだったからこそできた高強度のトレーニングでもある。マッチョなチームではないが、若手・中堅にはマッチョな部分の刺激も必要。

福岡との縁では甲府の両ウィングバックは深い。田中佑昌は福岡U-18出身で8シーズントップチームでプレーした選手。「このチームで一番アビスパを意識するのが自分だと思う。勝って成長した姿を見せたい」と話してくれた時、眼がキラッと光った(個人の感想です)。

また、松橋優にとって国見高校(長崎県)の1年後輩の中村北斗、2年後輩の城後寿がいて、中村が先発すれば右サイドで城後―中村の国見ラインが出来上がるだけに先輩根性に火がつく可能性大。「城後はアビスパ一筋、キャプテンを任されていて人間的にもしっかりしていると思う。(中村)北斗は小さいころから一緒にサッカーをやってきたし、高校の寮も2年間同部屋。北斗にはやらせませんよ」とさらりと先輩風が吹く。2学年上の大久保嘉人(川崎F)には頭が上がらない松橋だが、彼のサイドに城後―中村の国見後輩ラインができたとき、松橋がどう仕留め凌駕するのか、先輩の意地も見どころです。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第15節
6月11日(土)15:30KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs アビスパ福岡
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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