【東京V vs 京都】 ウォーミングアップコラム:“ぬぼ~”が魅力の新守護神・鈴木椋大。

2016年6月18日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】今季新加入で存在感を高めているGK鈴木椋大

高木純平、井上潮音といった、今季新加入選手が活躍している中で、もう一人、新たな戦力が存在感を高めている。GK鈴木椋大だ。

プレシーズンとはいえ、冨樫剛一監督が「絶対に負けられない相手」と位置付けた『スカパーニューイヤーカップ』第3戦、vsFC東京戦で先発起用され、開幕スタメン候補と期待も高まったが、シーズン開幕戦前に負傷。完全回復するまで慎重に様子を見たため、試合メンバーに初めて入ったのは5月15日(第13節)だった。そして、第14節vs清水戦で移籍後初出場すると、5試合連続先発出場が続いている。
結果的には、第15節vs愛媛戦のスコアレスドロー以外は失点を喫してはいるが、それでも、積極的に前に飛び出す思い切りの良さ、近年のサッカーでは当然となりつつある『GKもフィールド選手の一人』の通り、足元上手く、つなぎに参加できるなどの特長は、十分発揮していると言えよう。

中学時代から、その高いポテンシャルに一目置いていた指揮官は、鈴木の良さを「ぬぼ~っとしたところ」だと表現する。「あまり神経質じゃないということ。例えば、ピンチになっても『動じない』とか、『雰囲気に飲まれない』とか。そういう部分ってけっこう大事だと思います。失点しても『あ、そうなの?』ぐらいの感じでいられる雰囲気が良い」。その評価に、本人は「内心は超焦ってますよ」と苦笑するが、実際、監督以外の周りからも、「すごい落ち着いてた」と言われるのだという。「一番後ろが慌ててしまったら、チーム全部が慌ててしまう。入れ込み過ぎるより、ちょっと俯瞰して、自分のななめ上ぐらいから選手たちを見られるようにやっている」との意識が、“ぬぼ~っ”との雰囲気を醸し出しているようだ。

すでに自己キャリア最多の5試合に出場し、目標も課題も、そしてモチベーションもより一層高まっている。一番の課題は、やはり「勝つこと」。出場戦績は、勝ち、ドロー、負け、ドロー、ドローときているだけに、「負けないGK」との印象を与えるためにも、この試合はどうしても勝ちたいところだ。目指すのは、「信頼されるGK」。そのためには、「安心感、落ち着き、安定感が大事」だと、東京Vの新守護神は言い切る。ビッグセーブやオーバーアクションで盛り立てるよりも、「まずは、どんな状況でも冷静に淡々と、シュートが来たらバシッと捕って、何気なく澄ましている。足元にパスが来たら、的確にフィールドにつけることが大事」。そうすれば、相手にも味方にも「それも簡単に捕るんだ?このGKからは、今日は点が獲れなさそう」だと思わせることができるはず。理想とする「アピールするのではなく、“オーラ”で凄さを表現できるGK」に少しでも近づくため、最後方から勝利貢献を目指す。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第19節
6月19日(日)18:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs 京都サンガF.C.
味の素スタジアム(東京ヴェルディ)
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