【柏 vs 湘南】 ウォーミングアップコラム:湘南に敬意と感謝の念を抱き、古巣との対戦に燃える中川寛斗

2016年6月24日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】敬意と感謝の念を抱き古巣との対戦に燃える中川寛人

アン ルイスの『六本木心中』を原曲にした中川寛斗のチャントには、「走りまくれ〜!」というフレーズがある。今季、走行距離・スプリント回数ともにチームトップの数字を残す中川。前線でハイプレスを仕掛けるプレーや、90分間チームのために献身的に走り続けるプレーを見て、サポーターはその歌詞をつけたのだろう。

実は今でこそ“運動量豊富なプレーヤー”という立ち位置にいるが、アカデミー時代は運動量よりも頭を使った“頭脳派プレーヤー”の印象が強かった。ピッチ上のどこに有効的なスペースがあるのか、そこをどう使っていくべきか。または味方に有効的にスペースを使わせるために自分はどのような動きをしたら良いのか。刻一刻と状況が変わるサッカーというスポーツの中で、中川は常に思考をめぐらし、抜群の戦術理解力を駆使してチームが機能する最善の選択ができる選手。それが柏U-18時代の中川の印象である。
もちろん、それは今でも彼の最大の特長であり、スペースへ入る、裏へ抜けるプレースタイルのため、運動量はもともと多い方だった。

そんな中川のプレーを大きく変えたのが2013年から2年間在籍した湘南での経験だった。
「湘南ではあと一歩寄せる、味方のために、チームのために走ることを学びました。練習は厳しかったけど、その分、試合では楽に動けるようになりました」

湘南の2年間では公式戦14試合に出場しただけで主力の地位を手にするまでには至らなかったが、今季は第4節の下平隆宏監督就任以降、ほとんどの試合に絡んでおり、主力の座を射止めたと言っていいだろう。今では柏が勝てないときには「中川不在が響いた」といった声まで挙がるほどである。

本来の持ち味である頭脳的プレーに、湘南で学んだ献身性を身につけた中川はその両者を癒合させて自身のスタイルを確立し、確実にサッカー選手としての幅を広げた。
「今回の湘南戦、自分が試合に出て、湘南の人たちから『成長したな』と言われるようなプレーがしたい」

敬意と感謝の念を抱き、中川は古巣との対戦に燃えている。

文:鈴木潤(柏担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第17節
6月25日(土)19:00KO 柏
柏レイソル vs 湘南ベルマーレ
三協フロンテア柏スタジアム(柏レイソル)
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