【浦和 vs 神戸】 ウォーミングアップコラム:自慢の武器で切り開け!駒井善成「どんな時でも仕掛ける」

2016年6月24日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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【写真】前節のFC東京戦でキレの良さがより一層目を引いた駒井善成

ようやく負の流れを止めた。しかも劇的な形で。22日のFC東京戦、浦和は前半に2点のリードを奪われた。5試合勝ちがなく、絶不調のなかで負った2点のビハインド。乗り越えるには絶望的とも思えるほどの高い壁だったはずだが、それでも選手たちは不屈の闘志で食らいつき、その姿勢が後半の3ゴールを生み出した。

この勝利の持つ意味は非常に重い。少し前まで優勝候補筆頭にいたはずなのに急失速でレースからあっさりと離脱してしまい、その結果とパフォーマンスに多くの批判が集まっていた。その状況でさらに黒星を重ねれば、もっと厳しい立場に追いやられる。選手たちはそういった重圧を受けながら戦っていただけに、槙野智章が「勝利の喜びというより安心感を得られた」と胸をなでおろしたように、劇的勝利でその心理的重荷を払拭できたのは大きい。

ただ、その一方で身体的負担は軽減どころか増す一方だ。浦和はACLの関係で2週間で5試合という過密スケジュールを強いられている。そのなかで運動量をベースとする独自のスタイルを貫こうとしたため、疲労蓄積でパフォーマンスを落とす試合が続いた。疲労に苦しむなかで迎えたFC東京戦もビハインドを跳ね返すためにパワーをかなり使った。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、興梠慎三と李忠成が勝利の余韻に浸ることなくグラウンドにぶっ倒れた姿が象徴的だ。そこから中2日で迎える神戸戦、主力組は間違いなく疲労を抱えながら戦うことになる。

そんな状況だからこそ期待したい選手がいる。背番号18、駒井善成だ。15日のG大阪戦、18日の広島戦で2試合連続フル出場し、中3日で迎えたFC東京戦でも途中出場で32分間プレーしているが、これまで交代の切り札として限定的に起用されてきたこともあり、体のキレはまったく失われていない。FC東京戦後にはこんなことも言っている。
「コンディションは本当に全然問題ないですよ。今朝も起きた時に『お、今日は調子ええな』と思いましたもん」

その言葉は強がりとは思えない。実際、駒井は切れ味鋭いプレーを随所に見せていた。自慢のドリブルで右サイドを切り裂き、FC東京の守備陣を大いに悩ませた。彼の積極的な仕掛けは間違いなく後半猛攻の起爆剤になっていた。主力に疲れが見えているだけに、キレの良さがより一層目を引いた。

神戸戦は中2日ということを考えれば、5連戦で3度目のスタメン起用は十分あり得る。本人もそれは想定している。「いつでも準備してるんで。どんな時でも仕掛ける、それが俺の持ち味やから。先発でもガンガンいく」。元気な自分が突破口を開く、その覚悟はもうできている。

「お、今日は調子ええな」

神戸戦の朝、駒井がそう感じてくれること切に願う。

文:神谷正明(浦和担当)


明治安田生命J1リーグ 1st 第17節
6月25日(土)19:00KO 埼玉
浦和レッズ vs ヴィッセル神戸
埼玉スタジアム2002(浦和レッズ)
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