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【東京V vs 岡山】 ウォーミングアップコラム:二川孝広第2章。『緑』キャリアのはじまり。

2016年7月9日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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2016年J2リーグはちょうどシーズン半分を終えた。今節から、早くも後半戦を迎える。現在19位に沈み、何とかして巻き返しを狙いたい中、6月28日、非常に頼もしい男が新戦力に加わった。J1の古豪ガンバ大阪の背番号『10』二川孝広だ。前節も、合流わずか3日ながらも、33分間プレーし、東京Vヴェルディ戦士としてのデビューを果たしたが、今節はいよいよホーム味の素スタジアムのピッチで、緑の戦闘服を着てサポーターの前に登場する。
前節は、リードしている状況から一転、2分間で逆転を許した直後に投入された。「急に追う展開になったので、『点を獲りに行かなあかん』と焦ってしまい、落ち着いてゲーム運びができなかった。もう少し落ち着いて回して崩していければよかったのですがね。僕自身、あまり良い形でボールを受けることができなかった」。決して納得いくパフォーマンスではなかったと、本人は振り返る。それでも、「何回か、連携的に良い形が出たりもしていたので、その数をどんどん増やしていきたい」今後への手応えも見出せたようだ。

ベンチから試合を見つめながら、「チームとしてどういう崩しをするのか。選手それぞれの特徴、例えば裏ヘ抜け出す選手、足元でもらうのが好きな選手とかを一瞬で判断できるように知っておくのが大事」と、新チームメイトの個性把握に努めた。この一週間、他の選手とのコミュニケーションの機会を特別もったわけではないというが、日々の練習の中で、相互理解を深めようとしていることは確かだ。
中でも、現時点で「良い連携が築けそう」だと感じているのが、高木大輔だという。「大輔は、けっこう良い動き出しをしてくれるので、しっかりと合わせていきたいなと思います。頑張って走ってくれるし、良いところに出してあげたいですね」。
一方、高木大も、元日本代表MFに興味津々だ。「ちゃんと見ていてくれて、僕が良い動きをすれば、必ず出てくる感じがすごくあります。大黒(将志)さんと名コンビだったというのも聞きますから、僕もどちらかといえば、タイプ的にはそっち系。良い関係を築いて、『新パートナー』と言われるようになれたらいいなと思います」。さまざまな情報で、「全然喋らない人だと聞いていた」と言う。だが、高木大らしく、積極的に絡んでいくと、「『ウザい!』と言われました(笑)僕が思ってたよりも、全然喋る人でした。どんどんイジリにいって、もっともっとコミュニケーションをとりたい」。16歳年上にも、得意の人懐っこさで関係を深めにいく。

冨樫剛一監督は、背番号32の合流初日、そのプレーを見て「ラモスさんとかぶる」と、最高の褒め言葉で表現した。「ラモスさんは、一緒にやっていて、『俺を見なくてもいい。お前が良い動きさえすれば、出してやるから』って言われていた。で、本当に良いタイミング、良いところに走れば、必ずと言っていいほど最高のボールが出てくる人だった。フタも、そういう感覚がある選手だと感じました。あいつの良さを出してやるためにも、周りの選手の動きの質がさらに大事になる」。日本代表、J1優勝、FIFAクラブワールドカップ出場など、積み重ねてきた経験値は超本格派。これだけの選手が獲得できる好機は、そう滅多にない。「(キャリアは)キレイな終わり方はしたくない」と、泥臭さも滲ませた“エロいパス”の使い手が加わり、どのような化学反応が起こっていくのか。ワクワクせずにはいられない。

文:上岡真里江(東京V担当)


明治安田生命J2リーグ 第22節
7月10日(日)18:00KO 味スタ
東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山
味の素スタジアム(東京ヴェルディ)
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