【甲府 vs 浦和】 ウォーミングアップコラム:5度目の浦和戦山梨場所。輝かしいか1勝をもぎ取ることはできるのか

2016年7月29日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
----------------------


ドゥドゥの加入とケガ人が戻ってきたことでチーム全体の自信を高める効果が出てきた甲府。明治安田J1リーグ2ndステージ第3節の磐田戦(0-0△)、第4節の鹿島戦(3-3△)、第5節の名古屋戦(3-1○)と勝点を積み重ねてきた。年間順位も降格圏の17位から7試合ぶりに残留圏の15位に浮上。僅差の15位なので安心できる状況ではないが、残留圏にいるということは気分が違う。直近3試合の相手の昨年の営業収益を見ると、磐田が約30億円、鹿島が約43億円、名古屋が約44億円と、約15億円の甲府はよく戦ったが、今節の相手・浦和はJリーグのキングで約61億円と、桁は同じだけど甲府の4倍の営業収益があるビッグクラブ。昨シーズンのFCバルセロナのシーズン収入794億円と比べると日本人としての自尊心が傷ついてしまうが、自動車や半導体など電子部品をヨーロッパの皆様に買ってもらっているので、こっちで自尊心は回復させたい。とにかく甲府と浦和は大きな差。

約15億(甲府、年間15位)が約61億(浦和、年間3位)に挑む今節。15億はどう勝機を見出すのかが甲府サイドの関心。totoの投票状況を見ると浦和の勝ちに投票した人は約75%、引き分けは約13%、甲府の勝ちは約12%。直近の7試合を6勝1分で来ている浦和に甲府が勝てば大きく儲けられると信じてくれている人が予想よりも多い。ただ、甲府は7月の連戦で土屋征夫のコンディションが下がってしまい、キャプテンの山本英臣はケガ明けの名古屋戦で勝利に貢献したものの故障を再発。JリーグのNo.1クラブとの大一番は守備の要の2人が欠場と再び台所事情は苦しくなった。

佐久間悟監督、コーチングスタッフが話し合った結果、今節のDFラインは本職CBの畑尾大翔、本職ボランチの新井涼平、本職WBの橋爪勇樹が組む見込み。90年生まれでチーム内でも気が合う3人で、新井は「浦和の攻撃に対して考えていることはあるので、それを伝えやすくはなる」といい、橋爪は「ついにこの時が来たかという感じです。それもリーグ戦で。今週イメージしてきたポジションではないですが、無失点に抑えたい」といい、畑尾は「この3人でDFラインを構成することはカップ戦ならあるかもと思っていましたが、リーグ戦とは。それも浦和戦で…。でも、クラブの将来を考えると俺たちの世代が出ていかないとダメなんで自覚を持ってやります」と、最初は驚いたが実はやる気満々。

今週火曜日に足首を痛めたドゥドゥは先発できる見込みで一安心だが、やってみないとわからない初めて組む3バックトリオが浦和相手にどんな粘りと意地を見せて勝利の女神さまの気を惹くことができるのか。「さて、どうなりますか」で楽しみに満ちた7月30日がやってくる。観客数は今季初の15,000人超えの見込みで、山梨中銀スタジアムは満員になるはず。両クラブのサポーターがスタジアムをエンターテイメント空間に仕立ててくれると思うが、そのピッチで戦う選手も確実に燃える。60,000人以上入る埼玉スタジアム2OO2をホームにする相手に対して15,000人で満員というのは少し気後れもするが、向かい合えば関係ない。国立開催を除くと中銀スタジアムに浦和を迎えるのはJ2時代を含めて5度目。1分3敗の記録に輝かしい1勝を加えることができるのか。浦和戦は残留争い中でも別次元の楽しみがある。

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第6節
7月30日(土)18:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs 浦和レッズ
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
みんなの総合評価 (4.0)
臨場感 (3.5)
アクセス (3.3)
イベント充実 (4.1)
グルメ (4.2)
アウェイお楽しみ (4.0)

みんなの口コミで作る「スタジアムナビ」
全スタジアムの新着投稿フォト

編集部オリジナル特集