【福岡 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:注目される井原監督の采配。期待がかかる金森、三門の両選手。ホームゲームでは負けられない。

2016年8月13日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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今シーズンも、いよいよラスト10試合。残留に向けてのアビスパの最後の戦いが始まる。厳しい状況に変わりはない。いい内容の試合をしながら、それが結果につながらないという状況も続いている。だが、どんな状況になっても、決してネガティブにならないのが井原アビスパ。井原監督は次のように話して前を向く。
「現状は、ネガティブになりがちな状況ではあるが、残留争いのライバルチームも苦しい状況が続いている。我々はいいゲームをしているし、大量失点で負けているわけでもない。ここを乗り切り、我慢しきれれば、絶対に状況は変わる。当面のライバルチームに対して、一歩前へ出られるか、ネガティブになりがちな要素を、いい方向に転換できるか、それは自分たちにかかっている。現状をポジティブな方向に転換して考えて、進んで行きたい」

残留への鍵は、対戦を残している年間12位以下のチームとの戦いで勝利を挙げること、5試合を残しているホームゲームで、どれだけ勝点を積み重ねられるかというところにある。そして、次節のホームゲームで迎えるのは、ファーストステージチャンピオンの鹿島アントラーズ。地力の差は否めないが、ここで勝点を積み重ねることが、まずは残留に向けての第一歩になる。簡単な試合ではない。だが、スタジアムに足を運ぶサポーターとともに、総力戦で勝点を取りに行く。

対戦相手の鹿島は公式戦4連敗中。また、10日にはスルガ銀行チャンピオンシップを戦っており、中3日でアビスパとの試合を迎える。一見、アビスパにとってアドバンテージになりそうな状況にも見えるが、地力があり、したたかな戦いを得意とする鹿島にとっては、大きな問題ではないだろう。それよりも、残留争いのライバルチームの結果を見て戦うところにポイントがあると井原監督は話す。
「当面のライバルチームが勝っていれば、我々も、絶対に勝点を離されないようにしなければいけないし、逆に、躓いていてくれるようなら近づけるチャンス。そういうところでも、戦略的な面で変わってくると思う」
選手の能力を見極めるだけではなく、最善の組み合わせで勝点を取りに行くのが井原監督のやり方。強豪鹿島に対して、どのようなシステム、メンバーで臨むのか。井原監督の采配から目が離せない。

そして、注目したいのは、金森健志と三門雄大の2人だ。
金森は、目指していたオリンピック出場はならなかったが、そのパフォーマンスは、ここへ来て輝きを増している。ゴールへ仕掛ける姿勢はチーム1。直近の試合では、サイドに流れて仕掛けることで数多くのチャンスを作り出している。
「パフォーマンスが上がって来ている実感はあるが、FWなので、最後の1点を決めるところをきっちり決めないと、いいパフォーマンスができたとは言えない。あと10試合。気持ちを前面に出して最後まで走り切りたい」
本人が渇望するのは勝利につながるゴール。ホームのサポーターの大声援を力に変えて、気持ちを結果で表してくれるはずだ。

次に三門雄大。あと一歩のところで勝利につながらない試合が続いているが、ファーストステージと比較して、落ち着いた試合き運びが出来るようになってきたのは、三門の加入によるところが多い。
「鹿島は4連敗しているが、だからこそ危機感を持って戦ってくるはず。今までやってきた相手と比較すれば、かなり前から来ると思うが、そこを引っくり返せばチャンスはある。相手の背後に、うちの選手を走らせることができればペースは握れるのではないか」
高い位置からアグレッシブにくる鹿島のプレッシャーを、どのような形で剥がしていくのか。三門のゲームコントロールに期待がかかる。

そして、アビスパにとって何よりも力になるのは、ホームゲームに足を運ぶサポーターの存在だ。昨シーズンのJ1昇格にサポーターの力が大きく影響したことは間違いなく、今シーズンも、ゴール裏のサポーターが歌い続けるチャントと、自然発生的に起こる手拍子織りなす応援は、いつもチームに力を与えて来た。その力と、選手たちの力がひとつに合わせて勝利を目指したい。残りは10試合。アビスパの力を見せるのは、ここからだ。

文:中倉一志(福岡担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第8節
8月14日(日)19:00KO レベスタ
アビスパ福岡 vs 鹿島アントラーズ
レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)
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