【甲府 vs 仙台】 ウォーミングアップコラム:出場出来ない選手のことを嘆くのではなく、ピッチに立つ選手と共に戦おう

2016年9月16日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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盛り上がってきました、残留争い…。現在のホットゾーンは年間順位18位・福岡(16ポイント)、17位・湘南(19ポイント)、16位・名古屋(23ポイント)、15位・甲府(27ポイント)、14位・新潟(27ポイント)…というところ。前節に名古屋が勝ったことで降格ラインを挟んで名古屋、甲府、新潟の3クラブが超ホットであるが、今節は湘南対福岡の試合があるので、この勝敗次第では超ホットゾーンが広がる可能性もあり、傍目で見ている降格の心配のないクラブのファン・サポーターの皆さんは高みの見物がさぞ楽しいことでしょう…。

甲府は福岡、湘南と直接対決を残しているが、大事なのはそれ以外の相手から挙げる勝点。主力にケガ人が多いことはお互い様だが、出場停止の選手が2人いる仙台(三田啓貴、大岩一貴)から勝点3を何がなんでも奪い取りたい。
稲垣祥は「(相手に出場停止があっても)まずは、無失点でいくこと。G大阪戦以上にリスク管理をすることになる。ボールを回そうとしてツートップに引っ掛けられることは絶対にやってはいけない」と、楽観するそぶりはなく、慎重で危機感は高い。この意識で相手を尊重してしっかりと戦えば望む結果を手に入れることができるはず。

今節はDFラインに公式戦5試合ぶりに42歳の土屋征夫が戻ってくる。今節出場すればJ1、J2通算で500試合出場となるので、勝って気分よく祝いたいところ。FWドゥドゥ、DF/MF松橋優、DF/MF新井涼平という先発でチームを支えてきた選手をケガで欠くが、DFラインでは新里亮が公式戦4試合連続先発して自信と信頼を高めながら貢献しており、出場できない選手のことを嘆くよりもピッチに立つ選手を信頼して背中を押したい。
この意味では、今季初出場となる盛田剛平もキーマン。ダヴィがワントップに入ってドゥドゥへの期待を代わって背負うことになるが、盛田は今季はケガもあってほとんどチャンスがなかったが飄々とした顔で悶々としたものを溜め込んできており、ダヴィ以上に期するものがある。試合に出ていない分、90分間プレーすることは難しいかもしれないが、シャドーでダヴィや稲垣とどう連携して決定機を創造していくのかは見どころ。

そして、熊谷駿(写真)、森晃太というチャンスに飢えた若手もベンチから解き放たれることを待っている。仙台のJrユース出身の熊谷は、「(プロ初ゴールを決めた)横浜FM戦(1st第11節)もチームにケガ人が多い時に貰ったチャンス。出場出来たら結果を残したい。Jrユース時代の同期や後輩が仙台のトップチームにいるので自分もしっかりアピールしたい」とチャンス熱烈渇望中。熊谷も森も紅白戦でBチームに入るといいプレーができるが、Aチームではまだ十分な信頼を勝ち得ていない。このことに対する不安は2人とも持っているが、ピッチに立てば都合の悪いことは忘れられるメンタリティーがある…特に熊谷は。どんな状況で誰にチャンスが来るかわからないが、キャプテンの山本英臣を中心として総力で戦う姿をファン・サポーターに見せ、ファン・サポーターのパッションを力に変えて、山梨の総力でJ1残留へ踏み出す勝点3を手に入れたい

文:松尾潤(甲府担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第12節
9月17日(土)16:00KO 中銀スタ
ヴァンフォーレ甲府 vs ベガルタ仙台
山梨中銀スタジアム(ヴァンフォーレ甲府)
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