【千葉 vs 京都】 ウォーミングアップコラム:J1昇格プレーオフ進出をかけた大一番で近藤直也の笑顔は見られるか

2016年10月7日(金)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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群馬と対戦した前節(第34節)で70分に失点した千葉は、その7分後、船山貴之のFKから近藤直也(写真)がヘディングシュートを決めて同点に追いついた。その群馬戦の翌日(10月3日)が33歳の誕生日だった近藤にとっては1日早いバースデーゴールでもあったが、まだ同点という状況もあってか、得点後の近藤に笑顔はなかった。そして、千葉は83分に再び失点して結果は1-2の敗戦となり、試合後に話を聞こうと近藤に声をかけると「今日は何もないよ」というような返事だった。それでも、今季のJ2リーグ戦ではチームで初めてセットプレーから一発目のシュートでの得点だったこともあり、そのことに話を向けると近藤は「負けたら意味がないので、どうでもいいことだから」と話し、その場は『1日早いバースデーゴール』の話題を出す雰囲気とはならなかった。悔しい気持ちを露わにした厳しい表情と言葉の近藤だったが、最初に「何もない」と言ったもののその後は記者たちの複数の質問に答え、千葉のチームとしての課題を話すなど取材対応をした。

前節の敗戦によって10位となった千葉と、残り試合数が8となった前節終了時点でJ1昇格プレーオフ進出圏内の6位につけている京都との勝点差は8。その京都との前回対戦(第12節)で、近藤はCK後の流れから同点ゴールを奪っていた。千葉は75分に京都のカウンター攻撃を受けて失点したが、京都の堀米勇輝のシュートはもともとゴールマウスに向かっていたものの、近藤に当たってコースが変わって決まっていた。ゴールを狙う千葉だったが、刻一刻と試合時間が過ぎ、万事休すかと思われた後半のアディショナルタイム。千葉はCKを得ると、阿部翔平が蹴ったボールは京都の選手にクリアされたが、90+4分、こぼれ球を拾った近藤が右足を振り抜いて同点ゴールを奪った。だが、自陣に戻って走る近藤は笑顔ではなく表情は険しいままで、結局、試合は1-1の引き分けに終わった。

千葉は今節で勝てば京都との勝点差は5に縮まるが、負ければ勝点差は11に広がる。京都に加えて前節終了時点では千葉と京都との間にいる3チームの動向次第ではあるが、今節での敗戦は千葉のJ1昇格プレーオフ進出の可能性の消滅に大きく近づくことになる。前述の群馬戦の2失点はいずれもカウンター攻撃からで、京都との前回対戦の失点もカウンター攻撃からということもあり、京都戦に向けての練習の中にはカウンター時の攻守両面でのポジショニングや1対1の局面での対応の仕方をポイントにしたものもあった。京都は前節終了時点でJ1自動昇格圏の2位の松本との勝点差は14で、数字上はまだJ1自動昇格の可能性を残すものの、7位の町田との勝点差が4ということを考えると、J1昇格プレーオフ進出圏内の座を守ることが現実的な位置にいる。今節がライバルの京都とJ1昇格プレーオフ進出をかけた大一番となる千葉は、カウンターを含めた京都の攻撃にしっかり対応して無失点で守り、逆に千葉のカウンターやセットプレーのチャンスを確実にモノにしてゴールを奪って、J1昇格プレーオフ進出の望みをつなぐ勝利を獲得したい。近藤が得点することがあった時、そして試合が終わった時、近藤が笑顔になっていることを期待している。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第35節
10月8日(土)16:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs 京都サンガF.C.
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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