【千葉 vs 松本】 ウォーミングアップコラム:「今はゲームに出るのがすごく楽しみ」と語る北爪健吾のサポーターへの恩返し

2016年10月15日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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第34節終了時点で10位の千葉とは勝点差8で6位にいる京都をフクアリに迎えた前節。千葉にとってはJ1昇格プレーオフ進出の行方を左右する重要な一戦だったが、内容でも完敗の0-3の敗戦となった。その京都戦の翌日の10月9日、千葉は筑波大学とのトレーニングゲームで2-1の勝利を収め、千葉の2ゴールを取ったのは北爪健吾(写真)だった。

大学ナンバーワンの右サイドバックという肩書きで昨季に専修大学から加入した北爪だが、プロの高いレベルという壁にも阻まれ、2年目の今季もJ2リーグ戦は前節終了時点で出場19試合のうちスタメンは5試合と、スタメンの座は確保できていない。それでも、持ち前のスピードと推進力、上下動を繰り返すスタミナは魅力で、右サイドハーフでのスタメンもあれば、交代出場で左サイドバックを務めたこともある。チームは第32節・山口戦から2分2敗と苦しい状況下だが、北爪の調子の良さや奮闘は1つの好材料といえる。
「調子というか感覚的にはずっといい状態が続いているし、それが(J2リーグ戦で)途中から出ることにつながるというか、調子がいいから試合に出て行けると思っています。ある意味、目の前のゲームでよくなければ(試合の)メンバーには入れないし、チャンスも遠のいていくという感覚でいます。だから、常にトレーニングゲームでは数字のところで結果を出すことが次のゲームのメンバーに入ることにつながると思っているので、それが今はいい状態にあるというだけで、ずっと特別に意識していることはないです」
10月13日から試合前日までの3日間の練習が完全非公開となる前日の10月12日の練習後、現在の調子について聞かれた北爪はそんなふうに答えたあとにこう続けた。
「目の前のゲームで結果を出すことが大事で、あとはリーグ戦で結果を出せればベストですけど、そんなに簡単ではないので。ただ、途中から出ている以上、何か変えたりとか助けたりする働きが必要ですけど、それがまだなかなかできていないので、そういうところは悔しさを感じています。でも、急にできるわけではないし、やっぱり(試合に)出て行きながら感覚とか自信もつけていくものだと思うので、そういった意味で残り7ゲーム、特にホームの4ゲーム(第36節・松本戦、第38節・長崎戦、第39節・C大阪戦、第41節・札幌戦)はなかなか厳しい相手ですけど、そこでしっかり勝つことが自分の成長とチームの結果にもつながると思うので、まあ、今は素直にいい状態だし、出ればやれるという自信はあるので、今はゲームに出るのがすごく楽しみです」

以前、北爪に「選手としての最終的な目標やこういう選手になりたいという理想像は具体的にあるか」と質問すると、北爪はこう答えていた。
「具体的に近い存在でいえば、(千葉のOBで、現在は千葉のU-15監督の)坂本(將貴)さんのような、引退してからも語られるような選手になりたいです。その一つのプレーでサポーターの胸を打つような、熱い選手になりたいなと思っています。サポーターあっての選手だからこそ、サポーターに恩返しというか幸せに思ってもらえるようなプレーができるような選手になりたいなと思っていますし、何歳まで現役でやるというよりも、サポーターに対して応援してくれた分、どれだけ恩返しができるかというところに自分では選手としてすごくやりがいを感じています」

前述の京都戦の終了後、フクアリでは千葉のサポーターと選手の間にあってはならないトラブルが起こった。今節のフクアリで千葉サポーターの応援がどのようなものになって、フクアリの雰囲気がどのようになるかはわからない。「しっかりいい準備をして、ピッチの上で表現することしか僕らはできないので、結果も含めてそういう姿勢を皆さんに見せられたら満足して帰っていただけるんじゃないかなと思います」と話す北爪は、どんな時も選手を信じて支えてくれるサポーターへの恩返しを誓ってプレーし続けている。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第36節
10月16日(日)16:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs 松本山雅FC
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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