【水戸 vs 横浜FC】 ウォーミングアップコラム:もどかしい日々を過ごすグエン・コンフォンに対する、西ヶ谷隆之監督の厳しくも温かい視線

2016年10月15日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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「茨城✕ベトナム親善マッチデー」として開催される今節。否が応でも注目されるのがベトナム代表FWグエン・コンフォンだ。ベトナム国内では「ベトナムのメッシ」と称され、ベトナムサッカーの今後を担う選手の一人として大きな期待を担っている選手である。
しかし、今季加入した水戸では期待に応える活躍を見せているとは言い難い。これまでリーグ戦での出場はわずか4試合。出場時間は77分にとどまっている。現状について問うと、「日本に来てから、自分自身、できていないところが残っています」と険しい表情を見せた。

「まだまだなところがあります」と西ヶ谷隆之監督(写真)からの評価は厳しい。しかし、「ネガティブなことは何もない。十分成長しています」と見る目は温かい。チームに加入してからのコンフォンの成長する過程を西ヶ谷監督はしっかり見てきた。だからこそ、「彼自身が試合に出ていないことにあまりストレスを感じてほしくない」とエールを贈る。
「かわいそうですよね」。10月6日に行われたベトナム代表対北朝鮮代表の試合を見て、西ヶ谷監督はそう感じたという。「ベトナムでの期待が過度なような気がします。実力以上の評価や期待を負ってしまっている。それが彼にとっていいことだとは思えないですよね」。高い期待に応えようとプレーするあまり、気持ちが空回りしてしまい、実力を発揮できずに終わってしまった。「もう少し落ち着いてプレーすればいいのにと思うところはあります」と口にした西ヶ谷監督だが、「ウチのチームではそれほどストレスはないと思いますし、与えていない。なので、伸び伸びプレーしてくれれば、これからもっとよくなると思います」とコンフォンの今後に期待を寄せている。

ベトナムのスター選手とはいえ、21歳の若者でもある。まだまだ発展途上の選手であることは間違いない。「そんなにすぐ活躍できるほど、今のJ2は甘くない」(西ヶ谷監督)という現実を受け入れて、努力し続けるしか道はない。
もどかしい日々が続いている。しかし、それでも自分を見失わず、自らと向き合って日々のトレーニングに取り組み続けることができれば、「ベトナムのメッシ」の呼び名にふさわしいプレーを日本のピッチで披露する日が訪れることだろう。その日は着実に近づいている。

文:佐藤拓也(水戸担当)


明治安田生命J2リーグ 第36節
10月16日(日)16:00KO Ksスタ
水戸ホーリーホック vs 横浜FC
ケーズデンキスタジアム水戸(水戸ホーリーホック)
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