【千葉 vs 長崎】 ウォーミングアップコラム:エンドチェンジをしてくる長崎からJ2リーグでのホーム初勝利を獲得しよう

2016年10月29日(土)

「ウォーミングアップコラム」は、試合に向けてのワクワク感を高める新企画。ホームクラブの担当ライターが、いろんな視点から、いろんなテイストでみなさんに情報をお届けします!
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第34節・群馬戦からの3連敗で迎えた前節(第37節・徳島戦)の千葉は、第36節・松本戦で若狭大志が警告2回による退場処分となると交代出場でJリーグデビューを果たした岡野洵(写真)、昨季にJリーグU-22選抜でJ3リーグ出場を果たして今季の第17節・山形戦でJ2リーグデビューとなった乾貴哉が、J2リーグで初スタメンとなった。アカデミーから昇格したルーキーの岡野と高卒2年目の乾という若武者2人の活躍で悪い流れを断ち切りたいところだったが、彼らの奮闘は光ったものの結果は0-1の敗戦。3試合連続ノーゴールで、7連敗を記録した2008年シーズン以来の4連敗、J2リーグでは初の4連敗で、J1昇格プレーオフ進出の可能性はゼロに限りなく近い苦境となった。

そんな千葉が今節でホームのフクアリに迎えるのが、J2リーグ戦での通算対戦成績は千葉の1勝3分3敗と苦手にしている長崎だ。長崎との直近4試合は1勝3分(現在は2引き分け中)と負けなくなっている千葉だが、フクアリでは2分1敗とまだ勝利がない。千葉のフクアリでの通算戦績は、J1リーグでは23勝15分35敗と3割を超えるくらいの勝利だが、J2リーグでは71勝38分30敗と5割を少し超える勝率。それでも相性が悪いのは、ハイプレスでボールを奪うとロングボールを前線に入れたり、カウンター攻撃を仕掛けたりという長崎のスタイルに苦戦しているのも一因と思われる。

通算対戦成績から『長崎は苦手チーム』というのとはまた違った意味で、千葉サポーターの長崎戦での注目ポイントになっているのが、長崎がコイントスでエンドを選択する権利を得た時のエンドチェンジだろう。通常、エンドチェンジは試合開催時の強風、太陽光やスタジアムのライトなどの影響を考慮して行なわれることがほとんどだ。だが、フクアリはスタンドとピッチが非常に近く、スタンド全体を屋根が覆う構造になっていることによる声援の反響もあって、ベンチからの選手への指示の声、選手同士の指示の声が聞こえにくい。また、千葉が後半にスタンドに千葉サポーターのいるホーム側ゴールに向かって攻める時、応援の熱気と相まって攻撃の勢いが増し、後半のアディショナルタイムの2ゴールで2-1と逆転勝利した今季の開幕戦のような『フクアリ劇場』となる試合もある。そのため、ベンチからの指示を声ではなくホワイトボードに書いた文字で伝えたり、後半に自分たちのチームの守備陣がベンチ側になるようにエンドチェンジを行なったりするアウェイチームがいるのだが、長崎の高木琢也監督は権利を得たら必ずといっていいほどエンドチェンジをしてくる。
今回はまだデータをきちんととって調べていないので申し訳ないが、エンドチェンジをされたからといって千葉の勝率が大きく変わることはないようだ。そして、それも戦略の1つといわれればそれまでなのだが、フクアリでのエンドチェンジは千葉サポーターにとってやはり気持ちいいものではないため、アウェイチームに大きなブーイングを浴びせる。以前のフクアリでの試合で千葉サポーターのブーイングを聞き、高木監督が苦笑している姿がテレビの試合中継で映っていたことがあった。

今節でも長崎は権利を得たらエンドチェンジをしてくるのか。そして、エンドチェンジがあってもなくても、2014年の天皇杯4回戦ではフクアリで長崎に勝った千葉がJ2リーグで長崎戦の初勝利を収め、連敗を引き分けではなく勝利で止めることができるか。ここ最近の試合で何度もあった踏ん張りどころで踏ん張れなかった千葉に意地を見せてほしい。

文:赤沼圭子(千葉担当)


明治安田生命J2リーグ 第38節
10月30日(日)13:00KO フクアリ
ジェフユナイテッド千葉 vs V・ファーレン長崎
フクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッド千葉)
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